No.5ベストアンサー
- 回答日時:
他力本願ですか。
仏教用語ですね。仏教自体、釈迦が経典を残さなかった事から、その弟子によって広められた宗教です。よって宗派によって師(釈迦)の教えの解釈も違ってきます。
悪人正機という言葉をご存知でしょうか?
浄土真宗の教えだったと思いましたが、阿弥陀仏はその慈悲によって、仏にすがる善人に救いを与えるのであるから、他から救ってもらえない悪人であればなおの事、救いの手を差し伸べてくれる。といった内容で、拡大解釈(?)から、悪い事をすればするほど死後幸せになれるといった、おかしな解釈をされた時代もあったようです。
他力本願というのは真宗の教えで、他力というのは阿弥陀仏の力(人間を超越した力)のことです。
阿弥陀は、全ての生きるものを救うため、48(数は違うかも)の誓い(本願)をたてました。そして仏(阿弥陀仏)となったのです。
こうして阿弥陀仏は、死ぬ時に「南無阿弥陀仏」という自分の名号を唱える全ての者を極楽に迎え入れるのだそうです。
結論を言えば、人は自分の力で生きているのではなく、仏の力を受け止めて生きている(チョッチ違いますが)といった内容です。
仏に対する信心も、苦行によるものではなく、仏の御心を人が受け止めて、「信」を成す、といった感じです。
こう聞くと、やっぱり仏まかせで、人間は努力しなくて良いのか?ということになりますが、怠けるといった思いすら、仏の掌の中ということです。
後は個人個人の解釈の問題でしょうが、人の一生は全て仏の意のままであり、人の力で解決する事が出来ないもの(例えば「死」とか)については、常に仏が救ってくれている。ということで、私達は、誰も助けてくれない、人の力でがんばれる事を精一杯やって、「善く生きる」ことが大事なんですよ。といった事だと思います。
実際、よく「頼りっきり」という意味で使われていますがね(笑)。
では、再見!!
No.8
- 回答日時:
他の方の回答で間違いないので、それに補足したネタを一つ。
ちょっと前に石原東京都知事の「他力本願じゃダメ」って発言に、宗教団体が講義した出来事がありましたね。
作家でもある石原都知事は「他力本願」の正しい意味(あなたのお爺様、または下の回答にあるような。)を知っていたにも関わらず、自分の考えを効果的に表現するために、誤って使われている一般的な意味で使ったことに対しての抗議です
--以下、自分の感想として--
分かっていて使う石原都知事の姿勢は問題あると思います。
でも、自分のような人間が抗議したら単なる上げ足取りみたいじゃないですか。
だけど、その言葉を信仰の根幹にしている人達にとっては抗議しないわけにはいかない問題なのだ、と感じました。
かといって、その人達を代弁して抗議する、なんていう姿勢も品があるとは・・・
自分は正しい言葉の意味を理解していて、相手がその言葉を誤用した場合、訂正すべきか、流すべきかの判断って難しいですよね。
参考URL:http://www3.justnet.ne.jp/~tanahara/tariki.html
No.7
- 回答日時:
あまり詳しく答えられませんがおじいさんの解釈は素晴らしいと思います。
peoplexaxさんの思われてる解釈でも正解だと。よその国でも似たような諺があると思います。いろんな受けとめ方、解釈があると思いますが、敢えていわせてください。日本人のほとんど、大半はこの傾向にあると。つまり年中行事をみてもそうです。例 初詣、神社・寺などのでの祈願などは最たるもの、都合のよいときだけ、困ったときだけ頼む(なんとヤワな考えか)(自分のところの先祖代々の宗派かどうかも?)いかに哲学、宗教に無神経、無関心、無頓着な人種・国民性・文化かを物語っていて世界から見たら滑稽な、ナンセンスな思われるでしょう。
これからは自分の力を(大事なのは自分)もっと信じてほしいです。自力本願な生き方のほが懸命です。
加えて政治にも無神経、無関心、無頓着な方が多い。なぜなら一票の重み(いずれ自分の身にまわってくるのに)をバカにしてる人がいかに多いか、自ら権利を放棄する方に「あーでもない、こうでもない、屁だ糞だ!」・・・なんていえる資格これっぽっちもありません。誰がやっても同じ・・・なんてことは絶対ないし何より諦めることが一番悪いです。
「よいことはカタツムリの速度で進む」こういう諺もあるし、そう旧にはよくならないでしょう、それでも諦めるのはよくないです。
日本語の多くは日常何気なくつかわれる言葉に宗教用語が多いのも意味のあることです。あちこちにある八幡町・八幡や方便。もっと言わせていただければ坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、坊主丸儲け!もキチンと意味があることです、日本の宗教界の堕落は江戸時代から幕府と宗教界がお互いの利益のため結託し檀家・檀徒制度をつくったことにありますし肉食、妻帯、調髪も許されていなかったと。今皆さんが法事だ、何周忌だ、塔婆だ、供養だ、戒名だ、全部無用です!大事なのは個人の生前の生き方と知人友人の方々の思い、祈りです。
考えてもみればなんで、普段何もしない坊主が冠婚葬祭、仏事のときだけノコノコ来て(あの世もない!)あの世ととの橋渡し役などする必要なし。何で決まるか生前の行い如何です。
この国はお金さえあれば何不自由なく暮らせますが、果たしてそれだけでいいのか?と、もっと考えてほしいものです。
本題からズレ、失礼しましたが少しでも参考になれば嬉しいです。
No.6
- 回答日時:
正しくは「本願他力」と言います。
他力とは、阿弥陀仏の本願力のことを言います。
以上「うちのお寺は浄土真宗」より
でもこれ以上いえません。ただいま勉強中です(^^;
No.4
- 回答日時:
「他力本願」とは浄土真宗の宗祖・親鸞が示した言葉で、仏の願いに生かされ力強く生き抜くという意味だそうです。
長くなりますから、詳細は、参考urlをご覧ください。
参考URL:http://www5a.biglobe.ne.jp/~myoukan/tarikihongan …
No.3
- 回答日時:
祖父の言われることが、正しいです。
ただ、非常に、難しく、長くなってしまいますので、
これ(参考URL)なんか、どうでしょうか。
参考URL:http://www.shinrankai.or.jp/qa/qa0405.htm
No.2
- 回答日時:
普通に使われる意味はあなたが仰る通りだと思います
語源もご推察の通り、浄土真宗の阿弥陀如来の念仏往生本願を信者が信じることによって、阿弥陀がその信者の他力を引き出し極楽往生させるという本願力を表すのだそうです
参考URL:http://homepage1.nifty.com/ganshoji/sub23.htm
No.1
- 回答日時:
他力本願自身は浄土宗系から発した仏教用語かと思います。
ちなみにこの『他力』とは仏様のことであって、浄土宗系では
仏様に帰依して満願成就するという意味なので、確かに仏様の
力(他力)で成就するという意味なんではありますが、仏様に
帰依して成就するのは楽なことではないんですけれど……。
素人なのでちょっとうまい言い回しが思いつかないのですが、
人間ごときの力で成就することなんか出来ない、無心になって
仏に帰依することによって、仏の力によって成就することが出
来ますよというのが『他力本願』の本当の意味なのですが、こ
の熟語の中に『仏』という言葉が入っていないので、なんかお
かしなことになっているのでしょうねぇ。
ということで、『他力本願』とは、自分が努力しなければいけ
ないという部分でpeoplexaxさんのおじいさまの仰っているこ
とは正しいのですが、「誰も助けてくれない」という部分だけ
は浄土用語としてはちょっと微妙にずれています。『他力本願』
は帰依する努力によって仏様が助けてくれるという意味なので。
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