ショボ短歌会

こんばんわ
突然ですが天体望遠鏡の倍率って何くらいがいいんですか?
ちなみにみたいのは、月です^^
 教えてください

A 回答 (2件)

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こんにちは、



天体望遠鏡の倍率ですが、有効倍率という考え方(概念)があることを知っておくと便利でしょう。
有効倍率とは、「それ以上倍率を上げると、観察物がぼやけて、かえって見えにくくなる」限界倍率のことです。大雑把に言ってしまえば、望遠鏡の口径(mm/ミリメートル)の1.0-1.5倍です。
たとえば、口径100mmの望遠鏡であれば、有効倍率は100-150倍です。この有効倍率の概念は、月や惑星、太陽などの、実際に表面を観察可能な天体を見る場合に使えます。

月の場合、表面を観察するのでしたら、50倍もあれば楽しく!観察できます。光が強すぎでまぶしい場合は、「ムーンフィルター」をアイピース(望遠鏡ののぞき穴にセットする交換式のレンズ)に装着するとよいでしょう。

ちなみに、望遠鏡の倍率というのは、アイピースの番号(25mm、12.5mm、6mm、4mmなど)で小さい番号のものを利用することで、高倍率にすることが可能です。望遠鏡の倍率は「焦点距離÷アイピースの番号」です。焦点距離とはレンズ/ミラーからアイピースまでの距離で、屈折望遠鏡(筒の前にレンズが付いているタイプ)の場合は、その筒の長さと考えていただければよいでしょう。従いまして、焦点距離が長く、アイピース番号が小さければ、高倍率となります。一方、有効倍率がありますので、実際に利用可能な倍率には限界があります。

余談:
地上で天体観測や写真撮影に利用可能な有効倍率は2000倍らしいです。
米国のパロマー山にある反射望遠鏡(ミラータイプ)の直径は5m(5000mm)あるので、単純計算では有効倍率は5000-7500倍となりますが、空気(大気)の影響で、2000倍程度しか倍率が上げられないらしいです。このような大気の悪影響を避ける目的で、ハッブル望遠鏡のような、宇宙空間に設置された望遠鏡が開発、打ち上げられ、その威力を発揮しています。

では
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