プロが教えるわが家の防犯対策術!

新暗行御史が17巻をもって完結しました。
何度読んでも分からないので質問させていただきます。

最後に阿志泰が文秀に衣の裾を踏まれて、それに気を取られている隙に、山道に切り倒されたシーンがありましたが。
そのシーンの伏線?で英實のとび蹴りの直後のシーン(阿志泰「ふっ・・・少々・・・あやうかったな・・・」)が回想?されてますが、あれの意味は何だったのでしょうか?

単に「阿志泰はバカ強いけど不意打ちなら倒せるよ」
ってことを文秀が悟って笑っていたということでしょうか?
(腑に落ちない現段階での私の解釈・・・もうちょっと理屈っぽく摂理だとか文秀の特異性だとかが絡むのが願望です。)

でも、それじゃ『起源』がどうたらの意義が全く無くなってしまうような・・・と思いまして、皆様の解釈をお聞きしたい。まぁ、『起源』うんぬんはハッタリなら、それはそれでいいんですけど・・・。

A 回答 (1件)

 私なりの解釈を書いておきます。



 阿志泰には、人の考えている事や策略を読む力がありましたよね。
 文秀もその事は知っていました。そこで文秀はその裏を突き、聚慎軍と阿志泰軍との最終決戦が始まると、双六でランダムな命令を下すという作戦に出ました。文秀の頭の中には策略が無く、双六が全てを決めているのですから、阿志泰は文秀の作戦が読めなかったのでしょう。(「Classic 21. 迴光反照 PART.4」(第16巻所収)にあった場面です。)

 それを踏まえて、最後の場面です。
 英實が阿志泰に蹴り掛かったのは、阿志泰が文秀の右目を潰した直後でした。阿志泰は寸での所で攻撃を回避しますが、つい「少々……あやうかったな……」とつぶやきます。この事から、阿志泰の非接触攻撃は、その対象にかなりの意識を集中させなければ成し得ないものであると推察されます。それ故に、英實の攻撃に気付くのが遅れたのです。
 山道が攻撃しようと阿志泰の後方に回った時、普段ならば山道は即座に爆殺されていたでしょう。しかし、文秀が阿志泰の裾を踏んでおり動けない事に気を取られ、文秀の方を振り返った隙に斬られました。回想の場面で文秀の目が光っていますよね。この瞬間、文秀はこれに思い至ったのはないでしょうか。

 こんな感じです。全く違うかもしれませんし、mitochan1975さんが満足のいく解釈ではないかもしれませんが…。ご感想をお聞かせ下さい。
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございます。
>回想の場面で文秀の目が光っていますよね。
ここで悟った内容が明確に描写されてなかったので・・・
概ね、私の解釈と同じで安心もしました。

>ご感想をお聞かせ下さい。
多分、そんな感じじゃないかと・・・・
文秀が阿志泰を殴りつけていた時は、黒魔法の均衡が崩れたという理屈?があったので、今回は「起源」が理屈となっていれば、一番すっきりするなぁと思って伺ってみました。

まぁ、要するに「阿志泰がビビって負けた」でよかったんですけどね。
あの内容に満足はしています。

お礼日時:2007/11/01 22:29

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