フュージョン

いつも質問ばかりですいません・・・。

ところで、ジャズ・ロックとフュージョンの違いがよく分からないので、ご存知の方、おしえていただけないでしょうか？

No.5 ベストアンサー 回答者： altosax 回答日時： 2002/10/17 23:43

みなさん「アドバイス」「自信なし」ですので、ここらで決定版をご説明しましょう（＾＾）／

ジャズロック＝ジャズミュージシャンのロックです。
ロックは電気楽器ばかりですが、ジャズロックはジャズ由来の管楽器で演奏しています。
しかし、純粋のロックと違うところは、「ロック＝必ず歌が主体」なのに対して、「ジャズロック」はジャズアドリブ主体の器楽演奏です。
１９６０年代前半頃から、それまで「ハードバップ」または「モード新主流派」と呼ばれたハービーハンコックなどのジャズメンが主な演奏者です。
「これぞジャズロック！」という初期の代表作はハービーハンコックの「ウォーターメロンマン（ブルーノートレーベル）」がおすすめです。


一方、フュージョンとは、１９８０年代になって出来た分類用語ですが、全く同じ音楽を１９７０年代は「クロスオーバー」と呼んでいました。
これもロックを大幅にとり入れたジャズですが、ジャズロックとの決定的な違いは、「ポップスヒットチャートにも登場するような軽さ」が特徴です。
もちろん歌を重視したフュージョンもたくさんあります。
「これぞクロスオーバー（フュージョン）の幕開きだ！」というわかりやすい代表作は、チックコリアの「リターントゥフォーエバー（ＥＣＭレーベル）」がおすすめです。

「クロスオーバー」とは橋渡し、つまりロック（というよりはポップス）や、その他いろいろな非ジャズ的音楽とジャズの橋渡しを意味していました。
「フュージョン」の直訳は、融合ですが、単なる橋渡しから一歩踏み出して、ジャズと非ジャズ音楽の完全な一体化をめざした、という意味合いがあります。
でも、ファンの耳に聞こえる音楽は同じに聞こえるはずです（笑）。単に７０年代の融合音楽がクロスオーバーと呼ばれて、８０年代に入ると同じものが「フュージョン」と改名されて定着した、と考えてほぼ大丈夫です。

「ジャズロック」は、それに比べるともうちょっと硬派のジャズに近いアコースチック編成から始まっています。

あとは、完全にロックの世界からのものでは、管楽器を使った「ブラスロック」という名前のジャンルがあります。アメリカではビルチェイス率いる「チェイス」（ビルチェイスさんはもともとの出身はジャズビッグバンドなんですけど）、日本ではｋｉｓｓみたいなすごい衣装をつけた「スペクトラム」というブラスロックバンドが有名でした。

それぞれの違いを体験するには、まず最初に、ここでおすすめのＣＤを聴いてみてください♪
そのうち、同じメンバーの別の作品をたくさん聴いていくうちに、いろいろ個性がだんだん自分なりにわかってきて、もっといろいろ探ってみたくなるはずです♪
すてきな音楽ライフの始まりに乾杯ですね♪

この回答へのお礼

まとめてですいません。回答ありがとうございました。卒論でアメリカ音楽のことを書いているので、質問ばかりです。これからも質問ばかりかもしれませんが、よろしくお願いします！

お礼日時：2002/10/20 00:09

No.4 回答者： Khazad 回答日時： 2002/10/17 09:58

「ジャズ・ロック」と「フュージョン」の違いですよね？

今は全部一緒くたにフュージョンといっても問題はないと思うのですが…。

＃以下は「確か」というレベルで、まったく自信はないです。
　そのへんの音楽を聴くわけでもないし…。

最初にジャズとロックを融合した「ジャズロック」というジャンルがあり、
その後、そのジャンルの幅が広がって「ジャズロック」という言葉との
ずれが生じてきたので「フュージョン」という言い方が出てきたと聞いた覚えが…。

現在では、聞いた感じとか方法論がジャズよりだったら「ジャズロック」、
ロック／ポップよりだったら「フュージョン」と区別している人がいるくらい
ではないかと思います。

No.3 回答者： noname#5186 回答日時： 2002/10/17 00:37

8ビートでジャズっぽいインプロビゼイションを繰り広げるのがフュージョンだと思ってきました。

No.2 回答者： blue5586p 回答日時： 2002/10/16 22:13

　フュージョンとは本来は「融合」という意味で、５０年代以前のジャズにあったポップ性にロックの要素も融合すなわちフュージョンした音楽をこう呼ぶそうです。

１９７０代に登場し、ジャズの要素のほかに、ロック、Ｒ＆Ｂ、民俗音楽のビートなども取り入れたそうです。

No.1 回答者： yannie 回答日時： 2002/10/16 22:05

こんにちは。

それぞれ、厳密的には音楽的歴史や音の構成、確立されている基本的なスタイルがありますが、
それを全部記すのは他の方に任せて^^;割愛させてもらいます。

それでは、ごくごく簡単に聴感にての違いを簡単に。

ジャズ
主にドラムとベースが主にそこにピアノが遊んでくる様なスタイルですね。

ロック
低音、中音、高音が互いに主張しあいながら8ビート、または16ビートで弾けているスタイル。

フュージョン
ロックぽいエッセンスから特に、ギターやキーボードと言った高音がメインで、ヴォーカルの入っていないスタイル。

こんな感じではないでしょうか。

えつ？
それとも、きちんとした音楽としての定義を知りたかったのですか？