都道府県穴埋めゲーム

以前から気になっていたことです。
関東の私鉄電車と関西の私鉄電車では以下のような違いに気が付きました。
関西の方が手間をかけお金をかけている感じがします。
(関西人の方が実質的な感じはするのですが。)

これらはなぜですか?

1.関西の多くの通勤電車の蛍光灯は、蛍光管むき出しではなく特急電  車のようなカバーがついている。
  関東ではこのような通勤電車は見た記憶がない。

2、関西の多くの私鉄では、祝日に連結部分に国旗を取り付けているの  を見かけましたが、関東では見たことがありません。

3.関東の新型電車はステンレス車体に、ステッカー貼りのものが主流  となり、塗装した電車は減少傾向にあります。
  関西では一部ではステンレス車もありますが、古くない電車でも塗  装した電車が多いと感じます。

A 回答 (5件)

こんばんは。

鉄道会社で運転士をしております。

>1.関西の多くの通勤電車の蛍光灯は、蛍光管むき出しではなく特急電車のようなカバーがついている。
関東ではこのような通勤電車は見た記憶がない。
横浜市営地下鉄の他、京急の2100形や2000形も蛍光灯にカバーがついています。
実際のところ、球切れの際の交換作業が面倒なのが本音であり、実用性で言えばない方が現場は良いです。
関西でもカバーのない電車が最近は多くなってきており、関東とか関西と言う違いはなくなってきています。

>2、関西の多くの私鉄では、祝日に連結部分に国旗を取り付けているのを見かけましたが、関東では見たことがありません。
これも、関東・関西の違いと言うより会社の考え方の違い。
関東の電車では確かに国旗を前面に掲揚しませんが、乗務区の入り口や建物には掲載しているわけで、祝日に対する意識が違うわけではありません。出す場所が電車なのか、現業の事務所や駅なのかの違いかと。

>3.関東の新型電車はステンレス車体に、ステッカー貼りのものが主流となり、塗装した電車は減少傾向にあります。
関西では一部ではステンレス車もありますが、古くない電車でも塗装した電車が多いと感じます。
これに付きましても、関東・関西というより、取引している車両製造メーカーの得意分野(ステンレス車体製造にノウハウを持っているのか、アルミ溶接が得意なのか?)の関係の方が理由として大きいかなと思います。
阪急は確かに質問者様が思っていらっしゃる通りなのですが、それは関西でも稀。
JR西日本は勿論の事、阪神では昭和30年代にステンレス車体のジェットカーを作っていますし、南海・山陽でも昔から無塗装の電車が走っています。
南海の最新型車両は横浜の金沢八景で造られステンレス車体。
基本鋼体はJR東日本のE231系で窓部品は京急のN1000形ステンレス車と同じ。

また、塗装車体の電車しか在籍していない阪急とて、実は無塗装の電車に興味がない訳ではありません。
系列の神戸電鉄に今回ステンレス車を入れたように、神戸電鉄での反応を見ながら、今後どうするのか検討するのでしょう。

車両1両を製造するのに、¥130,000,000はするモノ。
既製品の組み合わせでコストを下げたいのはどの会社でも同じで、今後は関東・関西といった違いもなくなるでしょう。

この回答への補足

社屋に国旗なら手間はかからないと思いますが、電車の車内貫通路各車両に取り付けるのは大変な作業のような気がします。
(祝日は全車両が動かないかも知れませんが。合理的な考え、お金に細かい、関西でこの伝統があるのが不思議です。蛍光灯カバーや内装の質感とは違うような気がします。)

補足日時:2008/06/28 07:19
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この回答へのお礼

>京急の2100形や2000形
これは快速特急(現または元)の電車で純粋な通勤電車ではないかと感じています。関西では京阪や阪急京都線の特急に近いように思います。

私は神戸、阪神電鉄沿線に住んでいて阪神のステンレス車にはめを見張りました。神戸高速鉄道が出来る前の山陽電車。大きな電車が兵庫から、路面を堂々と走っていく姿。銀色の電車もいたこと覚えています。
阪急電車の伝統ともいえる「よろい窓」

阪急がステンレスになるとしたら・・・
歴史は阪急のあずき色より短いですが、地元、京王のアイボリー色(あいぼりーという冊子も出している)のように、先頭と帯か何かでに伝統を残すといったところでしょうか。

・東武の電車みたいになってしまいそうです。
失礼な言い方ですが、社格、客層(地域)で両社を比較すると、
阪急>>>>>東武 といった感はあります。

不思議な縁ですが、関東私鉄でなぜか東武には阪急系アルナの電車がありますね。あとは都営地下鉄。

お礼日時:2008/06/28 07:18

関西は関東より輸送人員は少ない割りに、競合路線が非常に多く、ちょっとしたサービスダウンでも客に逃げられていしまうというような、競争をずっとやってます。



ですから、車両のサービス面もその一環として上質なものを提供するような姿勢が見られます。
関東は、高度成長以降の急激な人口増加により、輸送力が逼迫し、昭和45年頃から輸送力UPを主体にしてきました。
したがって、使用する車両の数や、編成量数が関西の車両と比べて多いため、必要数そろえるのに多大な資金を必要にします。
ですから、関東は低コスト、大量生産、耐久性、輸送力を重視した車両を短期間で大量増備しないといけないのです。

ステンレス車体は塗装が必要がないのです。
そもそも塗装する理由は、見栄えとか会社のイメージなどと思われがちですが、一番の理由は防錆効果です。
その点ステンレス車体は、ステンレス自体が防錆効果がありますので、塗装の必要がないのです。

塗装の必要がないと言うことは。

塗装代金が節約
塗る分だけ作業工程が短縮
一定期間ごとに塗装をやり直す必要なし
さびにくいので長持ち
車体が鉄より軽くなるので電気代が節約

以上から、大量生産、低コスト、耐久性のいい車両が作りやすい。

これだけの利点が出てきます。
関東の鉄道会社の現状を考えれば、ステンレス車体にしたくなるのも当然でしょう。
それで、内装も最低限のところだけで抑えて節約。

こん状況が関西と関東の鉄道車両の違いに出ていると思います。
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この回答へのお礼

>ステンレス車体は塗装が必要がないのです。
車庫周辺が住宅地になった京王井の頭線では早期にステンレス化完了してますね。

国鉄時代、ステンレス車を試作しましたが、現場(塗装職場)の猛反発があったと聞いたことがあります。
国鉄(昭和50年以前)のステンレス・アルミ・・・記憶の限り
・EF30、EF81
・キハ35 
・サロ153
・301系電車

お礼日時:2008/06/28 07:54

これは「鉄道」に関する考え方の違いです。



「官鉄」と「関西鉄道」の競争時代から、関西の鉄道には「仮想敵」が
常時存在したために、アメニティの向上はいわば関西の鉄道のDNAとして
すりこまれています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%A2%E8%A5%BF% …

このため、乗客も車両や施設に対する要求レベルが高く、競争の少ない
新設路線でも一定のサービスレベルを提供してきたという面があります。
また、関西は関東に比べて都市化の速度が遅く、鉄道側がアメニティに
注力する余裕があったという点も指摘できるかも知れません。

そうそう、市営モンロー主義で域内の公共交通を独占していた大阪市
交通局の電車が、ステンレスにむき出し蛍光灯と、アメニティについて
関東の電車に似た面があるのは、ある意味象徴的だと思いますけど。

この回答への補足

もともとは神戸に住んでいて、幼心に阪神の旧型小型車(貫通路のまどが下まで延びてちょっとしゃれている)など覚えています。
後に親の転勤で福岡へ。子供時代は、西鉄と鹿児島本線にはさまれた場所で過ごしています。
大阪市交通局の電車、幼い時にも御堂筋線に乗った記憶(優雅なつくりの駅)がありますが、はっきりした記憶は大阪万国博1970年の時(11歳)に3000系に乗っています。
この電車はなんじゃい?と思いました。急ごしらえか?とも。
(行先幕の「万国博」の写真はいまでもお宝ですが。)
神戸市営地下鉄の電車はきれいですね。

補足日時:2008/06/27 05:31
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 1、3については上方の豪華志向と阪神間モダニズムの影響と聞いたことがあります(ちなみに、蛍光灯カバーは横浜市営地下鉄で目撃した記憶があります)。


 競争の影響・・・と書こうと思ったのですが、京阪の一般車は蛍光灯にはカバーがあっても座席はベンチ状であまり据わりごこちが良くなく、マルーンの阪急電車には扉付近の立席スペースを多くとって座席がやたらと少ないのが混ざっていて、関東の通勤車に比べて全体的なサービス水準が高いのかというと必ずしもそうともいえないところもあります。とはいえ、全体的にこだわりは感じます。関西私鉄の路線網は、昭和初期の東京と大阪の人口はほぼ同じくらいだったときの都市規模を前提に構築されていて余裕があるせいかなと思います。
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この回答へのお礼

阪急電車は、昔から内装にこだわりがありますね。
900系など今はない旧型車など、ロマンを感じる作りこみです。
なんといっても日よけのよろい窓です。
アルミになってもありました。

阪急からマルーンがなくなったら、阪急でなくなるような気が。
車両の大きさが違いますが「走るんです」タイプがでたら・・・
ぞっとします。
「豪華内装 走るんです」になるのでしょうか。

関東私鉄にはこのタイプが増殖中。

お礼日時:2008/06/28 07:30

例えば大阪から神戸間なら阪神、阪急、国鉄の3社が競っていました。


京都から大阪なら京阪、阪急、国鉄、大阪から名古屋なら国鉄と近鉄。
大阪から和歌山なら国鉄と南海というように常に競争が行われてきました。
ところが首都圏では競合する路線が殆どなかった上に先の大戦では鉄道車両や線路がたくさん壊されて「人さえ乗れればいい」という状態が長く続きました。おまけに戦後は地方から首都圏に人間が集まったのでどんどん利用客が増え、やっぱり「人さえ乗れればいい」という状況(と経営者の意識)が60年以上も続いているのです。
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