準・究極の選択

新品の家電本体にはいろいろなシールやステッカーが付いていますね。法律に基づいて製品の型番・仕様を表示するものや、してはいけないという警告文、「○○年製」と組み立てた時期を示すもの、購入後初使用時に必要な操作の案内、運搬中の破損を防ぐために部品を固定するもの、表面の傷を防ぐもの、絶縁のため、などなど。

私が無駄だと思うのは、上に挙げたような実用性のあるものではなく、単に製品の特長をアピールするために張られているもののことです。
たとえば、自宅の家電をざっと見回してもこれだけ目に付きます。

電気ポット:「大容量4L!軽く押せる給湯ボタン」
電動バリカン:「水洗いOK!」
ミニコンポ:「おやすみ・おめざめタイマー 迫力重低音」
液晶テレビ:「世界の亀山モデル」「省エネ達成率xxx%」

特に台所用家電は力が入っている印象があります。電気炊飯器や自動食器洗機など、この手のステッカーが3枚4枚とベタベタ張られていることも珍しくありません。

これらを張ったまま使う人も多いでしょうが、通常は開梱して日の目を見たあと、本体の電源を入れるまでにはがされる運命です。それを見越して、はがしやすい素材になっているほどです。はたしてそれでどれだけの意味があるのでしょうか?

製品の特長をアピールするのであれば、店頭展示品に張られていれば十分なはずです。もう少し譲って、外箱に張られているならまだわかります(ただ、この場合もステッカーじゃなく箱に直接印刷すればいい話)。販売用製品の本体に張ることが理解できないのです。

ステッカーを見た購入者を
「そういう機能があるのか!」→「どうやって使うんだ?」→「説明書を見てみよう」
と誘導しているとも考えましたが、上記の例で誘導してくれそうなのはミニコンポのタイマーくらい。液晶テレビに到っては使い勝手とまったく無関係で、とても誘導してくれそうにありません。

下手をすると、ステッカーにより実害を伴う可能性もあります。上記の電動バリカンの説明書を読むと、ぬらしていいのはバリカンの刃をセットする部分だけ。本体全体をぬらすような洗い方をすると故障や感電の原因になる、と書いてあります。しかしステッカーには「水洗いOK!」とあるだけです。ステッカーの表記を鵜呑みにした人が、本体を丸洗いして壊してしまうかもしれないのです。

家電メーカーはなぜ本体にあの手のステッカーを貼りたがるのでしょう?

A 回答 (6件)

お気持ちは判らないこともないですが、そうしないと売れないのですよ。


例に挙げられた製品は、似たような機種がずらっと店頭に並びます。店員がそれらの特徴をすべて知っているわけではありませんし、メーカーが強調したい事を覚えていてくれるかどうかも判りません。逆に知らないために客に満足に説明してくれない場合もありますし、間違った事を説明してしまう可能性だってあります。いちいち家電量販店の方で見やすい説明用のポップやポスターを作ってくれるはずもありません。とすれば製品そのものに語ってもらうしかないのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
店頭展示品用にステッカーを別にして小売店に配ればいいのに、とも思いましたが・・・
それだとお店で張ってもらえなかったり、間違って張られたりというリスクもあるんでしょうね。

でも店頭に行くと、本体のステッカー以外にも、メーカーが用意していると思われる派手なポップや飾り棚など、店頭向けの宣伝用アイテムが充実しているように見えます。あれがあるのだから、やはりステッカーの存在意義には「?」がついてしまいます。

お礼日時:2008/08/18 11:50

>メーカーが小売店に対して卑屈になりすぎているだけのような気もします。



大手家電量販店はメーカーにとって無視できるものではないので、聞けるものは聞くしかないでしょうが、売上が厳しくなってきた現状では他社製品の販売や展示の手伝いまでさせられることに黙っているわけにいかなくなったのでしょう。出向けばステッカーやポップだけでなく、あれもこれもとなるのでしょうから。

>結果的に、展示品以外の無駄なステッカーが減ればいいのですが。

恐らくそれはなくなりません。別途貼る事にすればメーカーであれ小売りであれ、誰かが貼らなくてはならないことに違いはなく、メーカー・販社は人を取られたくない、小売りは時間を取られたくない、となると思うからです。メーカーとしては貼ってもらえないかも知れない懸念もあるわけで、だったら最初から、と考えてしまうと思います。
最初から貼っておけば製造コストですからメーカー持ち、貼りに行ったら販促コストになって販社持ち、というのもあるのかも知れません。

まあ、各社のカタログを見比べたり店員に近寄ってこられるよりはステッカーで特徴が判った方がいい、という消費者もいるでしょう。旧型がカタログに載っていないというのもよくある話ですし。
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この回答へのお礼

mackidさま、幾たびのご回答、ありがとうございます。

難しいものですね・・・

>最初から貼っておけば製造コストですからメーカー持ち、貼りに行ったら販促コストになって販社持ち、というのもあるのかも知れません。

いずれにしろそのコストは、最終的にはわれわれ消費者が負担するわけですよねぇ。金額的には高くても数円程度でしょうけど、不景気な世の中では1円でも余計な出費はしたくないわけで、やはり煮え切らないものがあります^^;

お礼日時:2008/08/19 18:27

>「こんなのどこでもやってるじゃん」というものでした。



「どこでもやってる」という事と「やっていい」という事は違うのです。やってはいけないから報道されるはめになっているわけですし。景気のいい時代なら表にも出なかったでしょうが、今はもうメーカー側に余裕がありませんから表に出てきてしまうのだと思います。

どうせやらされるのなら最初から貼っておけ、という理屈なのでは? 少なくともポット1つか2つのために出向いてステッカーを貼る事はどこもしたくないでしょうし。
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この回答へのお礼

やっていいと思っているわけではありません。
「ポップや飾り棚と、ステッカーとの間で扱いに差があるのは変ではないか?」ということを説明するために自分の体験を述べたまでです。質問の主旨から外れるので、助っ人問題の是非についてはここでは言及していません。

>どうせやらされるのなら最初から貼っておけ、という理屈なのでは?
これは理屈としては納得できます。
ただ、数枚のステッカーを「張りに来い」という小売店がよほど多く、それをメーカーが断れないという状況は、私の経験と照らし合わせても異常すぎて想像できないのですが・・・
メーカーが小売店に対して卑屈になりすぎているだけのような気もします。

そうであれば、助っ人問題が明るみに出たことで、異常な状況は今後改善されるかもしれませんね。結果的に、展示品以外の無駄なステッカーが減ればいいのですが。

お礼日時:2008/08/19 12:19

>店頭展示品用にステッカーを別にして小売店に配ればいいのに



それをすれば、貼って欲しいのなら人を出せということになります。
メーカーから来た助っ人に他の仕事をさせてまた問題になり、という流れになって新聞報道されているのはご存知ですか?
ポットなど、単価の低い製品でメーカーや販社が人を出していたりポスター類を作っていたら儲けになりません。
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この回答へのお礼

>それをすれば、貼って欲しいのなら人を出せということになります。

販促用ポップや飾り棚についても同じことが言えますよね。あれは表向き、メーカーが小売店に配り、小売店側で組み立てて設置するものです。ならばステッカーでも同じことはできるはず。

>メーカーから来た助っ人に他の仕事をさせてまた問題になり、という流れになって新聞報道されているのはご存知ですか?

よく存じております。

以前、ある飲料メーカーの支店でバイトしていたとき、商品を卸しているスーパーの店頭で、大掛かりな飾り棚をセッティングする手伝いをしたことがあります。小売店での品出し作業は日常業務でしたし、新規開店の小売店に「助っ人」として出向かされたこともあります。

そういった経験から、メーカーが用意している店頭のポップ等は、小売店ではなく、メーカーの従業員が納品などの際に店頭でセッティングしている例が多くあることも知っています。ですので、

>ポットなど、単価の低い製品でメーカーや販社が人を出していたりポスター類を作っていたら儲けになりません。

この一文は、少なくとも私が知っている小売の現場では当てはまらないのです。ドンキホーテやヤマダ電機のニュースを聞いたときの自分の感想は「こんなのどこでもやってるじゃん」というものでした。「儲けにならない」はずのことが普通に行なわれている、というのが私の認識です。

「助っ人」の是非は本題ではありませんのでおいておきますが、小売の現場では「ポップのセッティングはOKでステッカーはダメ」という状況です。なぜそうなるのか、やはり理解できないわけです。

お礼日時:2008/08/18 17:42

>家電メーカーはなぜ本体にあの手のステッカーを貼りたがるのでしょう?




書かれているように家電業界ほどステッカーが氾濫している業界は見たことがありません。
一番ひどいのはエアコンで、唯一、薄型テレビは画面に貼る訳にはいかないのでありません。

なぜ、こうなっているかは、他社がやるからです。
色、書体、デザインとも派手なので、同じ事をしないと売り負ける怖さがメーカーの心理にあるのです。
だから横並びで、商品のデザインを損なうほど、これでもかと貼られています。
業界で自主規制をしない限りなくなりません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
店頭展示品であれば、ステッカーを何枚張ろうがかまわないと思うんですけどねぇ。
でも横並びになっている現状をメーカーが分かっているなら、いっそ「ステッカーなし」にすると店頭でかえって目立つのでは?というのは素人考えでしょうか(笑)

お礼日時:2008/08/18 11:57

>>店頭展示品に張られていれば十分なはずです。


その為にしか存在価値がありません。
出荷する時にその商品がどこへ行くかなどと管理はできません。
大型量販店へ行くものの比率が高いでしょうが、町の電気屋さんへ
行くかも知れない。
店頭に並べて商品のアピールして貰うには、全てに同梱して仕舞ておけば
活用して貰えるという考えなんでしょう。

多くは、展示することなく開梱されないままに消費者に届くので
無駄なものが・・・となる構図です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
その無駄を出してでも、一部の店頭展示品にアピールさせることが優先されるのですね。

ある程度の無駄は仕方ないとしても、全ての商品に張るのは本当にコストに見合うのかどうか、やっぱり疑問に思います。見合うからやっているんでしょうけど・・・

お礼日時:2008/08/18 11:45

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