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吸光度を測るときにセルを使いますが、セルには主にガラスセルと石英セルがありますよね。
ガラスセルは紫外部分に吸収をもつので、可視部分を見たいときに使い、石英の方は吸収をもたないので全領域で測定可能なのは分かりますが、可視部分をみる場合、同じsampleで同じ波長を見る場合、ガラスと石英では吸光度に差はあるのでしょうか?(セル長も同じとします)。

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

 差は有りません。

 可視光でも石英セルを使っても問題有りません。
 石英セルを使わないのは単に値段が高いからです。
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> ガラスと石英では吸光度に差はあるのでしょうか?



差はあります。ガラスの違いによる透過率の違いは,試料の吸光度の低い小さい時ほど顕著に現れます。理由は材質の屈折
率の差にあります。ガラスの種類が異なれば屈折率が異なり,屈折率が異なれば空気とガラスとの界面,また溶液とガラス
との界面での透過率が異なります。石英ガラスとパイレックスガラスとの屈折率の乖離は,特に低波長側で大きく,つまり
低波長側ほど吸光度の差も大きくなります。

少々余談ですが,吸光度測定においてセルの洗浄が不十分だと,見た目にはきれいに見えても,ガラスの表面に油膜などが
できていることがあります。このような屈折率の異なる薄膜は光学干渉を起こし,透過率を著しく変化させます。

以上のように,界面における屈折率の差は,透過率を大きく変化させますので,吸光度測定においては注意を払わなければ
なりません。なお,具体的な屈折率の差と透過率との関係式は,参考 URL をご覧下さい。
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