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日本人はいつから時計数字(I, II, III, IV, V, ...)を「ギリシャ数字」とよぶようになったのでしょうか。
なにがきっかけだったのでしょうか。
---以下参考情報---
ほかの質問の page でも数人のかたが言及していますが、時計数字(I, II, III, IV, V, ...)はローマ数字であって、ギリシャ数字ではありません。
検索エンジン(私は Google を愛用しています)で検索すると、「ローマ数字」が2万件弱に対して「ギリシャ数字」が千件弱、率にして1/20ほど。そして検索結果のなかのおおくの「ギリシャ数字」が、時計数字をさすためにつかわれています。
ちなみに、“roman numerals”が10万件に対して“greek numerals”が500件ほど。率にして1/200で、ざっとみたところ、“greek numerals”を時計数字の意味でつかっている page はみあたりませんでした。時計数字(I, II, III, IV, V, ...)を「ギリシャ数字」というのは日本特有の誤りであるようにおもわれます。
さらには、算用数字(1, 2, 3, 4, 5, ...)を「ローマ数字」とよんでいる page もあります。

A 回答 (2件)

そのような誤用があるとは知りませんでしたが、


私も実際検索してみて、あるわあるわ、少々驚いています。

ギリシア数字で一般に知られているのは、α’β’γ’・・・ですが、
これは(確か)イオニア型と呼ばれるもので、
アルファベットを順に数に当てはめていったもののようです。

ところが、実は、ギリシア数字にはもう1つ、
(確か)アッティカ型(だったかな?)というものもあり、
これはどういうのかというと、

ここには表示できませんが、1が縦線1本、2が縦線2本、3が3本、4が4本で、
5、10、100、1,000は、それぞれそれらに相当する文字を当てて表記するというものです。

つまり、アッティカ(?)型のギリシア数字の表記は、
現在のローマ数字の表記と非常によく似ているのです。

これは不思議なことでもなんでもなく、
そもそも、ローマ文字の由来をたどれば、ギリシア文字を借用した面があり、
(実際はエトルリア人の手を経由していますので、全く同じではありませんが)
数字の表記術も、ギリシアの都市国家によっては
ある程度は似かよった面があったのかもしれません。

ご存知のように、伝統的な歴史学に観れば、
古代ローマというのは、学問・芸術などを生み出すことにおいては、
ギリシアのそれと比して貧弱だったらしく
むしろ、文化的にはギリシアのそれを継承するにとどまったようです。

したがって、ローマ数字が、その原型である(かもしれない)(アッティカ型の)
ギリシア数字を連想させることもあるでしょう。

しかし、ご質問の誤用の原因が、
以上のような歴史的経緯に由来するとも思えませんので、
一応参考程度に・・・。

ちなみに算用数字のアラビア数字(これの由来はインド数字)を
ローマ数字と呼んでいる理由は想像つきません。
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この回答へのお礼

情報をいただきありがとうございます。

混同による誤用がかんがえにくいというのはおっしゃるとおりだとおもいます。ギリシア数字(アッティカ型)をしっているひとがある程度いてこそ混同による誤用ができるんですものね。

誤用の原因の予想をしてみました。(私のかってな空想であって、根拠はありません。)
●[予想A] 80年代末、当時 数誌しかなかったパソコン雑誌のカリスマライターの誤用がひろまった。
(PC おたく特有の誤用であると仮定)
●[予想B] 某有名巨大掲示板で、冗談でわざと時計数字を「ギリシャ数字」といっていたのを、事情をしらない部外者が「こういうもんだ」と誤解。
(おもに Web 上でよくみられる現象であると仮定)
●[予想C] 巳のもんたがテレビで「腕時計は文字盤がギリシャ数字のものが健康によい」と発言。
(おばさんがよくやる誤用であると仮定)

お礼日時:2003/01/09 12:11

よけいな口をはさませていただきます。


日本で言われている「アラビア数字」(算用数字)は、実際にはアラビア数字ではありません。アラブの世界では、別の数字を使っています。(この数字から算用数字が誕生したのですが)
そして日本で「アラビア数字」と呼ばれている数字は、アラビア語圏では「インド数字」と呼ばれています。
で、インドではそれとは違う数字を使っています。
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この回答へのお礼

コメントをいただきありがとうございます。

算用数字をヨーロッパで「アラビア数字」とよぶのは、ヨーロッパ人がアラビア人から算用数字(あるいは算用数字のもと)をうけとった(あるいはヨーロッパ人が「アラビア人からうけとった」と認識している)ためだろうとおもいます(あってますよね?)。発祥の地をたどっていくとインドにいきつくかもしれませんが、ヨーロッパ人(そして明治時代にヨーロッパをコピーした日本人)が算用数字を「アラビア数字」とよぶのはおおむね妥当であろうとおもいます。

質問のところにもかきましたが、時計数字を「ギリシャ数字」とよぶのは、どうも一部の日本人だけのような気がするのです。
時計数字をギリシアからてにいれたわけではなく、また、時計数字がもとをたどるとギリシアにいきつくとおもっているひとがほとんどいない日本で、かなりのかずのひとが「ギリシャ数字」とよぶのは、なにかおもしろい理由があるのではないかとおもうのです。

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ドイツ語: arabische Ziffern
フランス語: chiffres arabes
英語: arabic numerals

お礼日時:2003/01/11 10:19

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