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シェイクスピアの作品はすべて劇の台本ですよね。
現代のものであれば、劇の台本と読むための文学作品は、区別されて
台本自体は、演劇という作品の準備にすぎない、として扱われると思うんですが
なんでシェイクスピアについては「文学」としての評価が与えられているんでしょうか。
…とまで書いたところで、シェイクスピアに限らず、劇の台本の形をとる作品っていっぱいあるじゃん、と気づきました。
そういうものってすべて、上演されることと、そのまま読まれること
両方を目的として書かれてるんでしょうか?
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
戯曲作品について。
近年の戯曲作品には、上演を目的としたもの(これが本旨でしょう)と上演と購読とを狙ったもの、そして購読を狙ったものとがあるようです。
まあ、上演も行いそれだけでも読むに堪えるような御本(戯曲)と云うのは大変だろうとは思いますが、中には院本の体裁を取りながら一体これってどう云う演出を考えているのだろうかとか上演する事を考えているのだろうかと云うものもあります。
なお、沙翁の場合、邦人は邦訳で読むので解りがたいですが、原文は韻文となっているようです。従って韻文としての美しさもその一つとして文学として評価されているのでしょう。
もう一つは古典文学を現代の目で見てはいけないと云う事です。本邦の国劇や浄瑠璃本も演劇の上演の準備と云う点では同じではないでしょうか?
まあ、これが文学作品か否かの線引きは画然としたものがあるとは思えませんし、理学や数学のようの定義もないようですから。(主観が交じる事になる、…と感じるとか、…と思えるとか)
No.1
- 回答日時:
何が「文学」であるかは、人によっても見方が異なることがありえるかもしれません。
俳句など、戯事、遊びであるとして、「文学」の範疇に入れない人もいるでしょう。あるいは、「戯言」とも見える断片を、詩として認める場合もあるかもしれません。
チャーチルは英国の政治家でしたが、ノーベル文学賞を受賞しました。どんな「作品」に対してかといえば、第二次世界大戦の歴史を書いた著述に対してでした。それも「文学」と認めれば文学なのでしょう。
「万葉集」の歌は、いろいろな人達が口ずさんでいたものを、文字に直して採集・編集されたものだともいえます。流行歌みたいなものだといえなくもない。
他にも、口承作品の類で、人々を楽しませるためのものだったのが、後に「作品」として人類の資産になったものも多くあります。
能などは、芝居と同様、「演じる」ために受け継がれてきたものでしょう。それでも、たとえば坂口安吾などは、「作品」として読んでいます。
人間の生活、生き様、人生観などを表明したものが「作品」で、長く後生に残るものは、歴史の篩でも振り落とし難い、時代を超えて人間の心に訴えるものを持つということで、「文学」とみなされているのではないでしょうか。
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