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No.2
- 回答日時:
これは当時の剣が鍔と剣身が十字架をしており、騎士が剣を十字架に見立てて武運を祈るためにキスをすることがもとです。
剣を垂直に立てて鍔もとを口づけします。剣を持ったまま十字を切る人もいます。面甲をあげるのは、貴人前で顔を見せる事が元で、敬礼になったのは1の方の言われる通りですが、初期の兜は面甲は可動式ではありませんでしたし、可動式になってもボタンやらフックやらを操作しなくてはならず、そのまえに篭手を脱がねばなりませんから、馬上前の突撃直前などでは、面甲を上げることができません。
したがって、敬礼というよりも剣礼(刀礼)サリューといい、戦闘直前、的に対してにつかう礼とかんがえてよいでしょう。
領主なり貴人の前では左膝をたて片膝をつけます(右膝を立てると剣をすぐに抜きやすい姿勢なので大変無礼になります。ちなみに神の前では両膝をつきます。人はその半分なので片膝)鞘ごと剣を外し、柄を相手に向けて差し出します。領主はそのまま剣を預かっても良いし、相手を信じない場合はそのまま剣を引き抜いて抜き刺し殺せます。問題ない場合はそのまま剣を返します。そのとき切っ先は剣を差し出した側を向きますので、相手に敬意を示す場合は剣身にキスをします。
時代があたらしくなり、フェンシングでもこれは守られています。
フェンシングの場合は口元に持っていくまでは同じですがその後、剣先をあいてにむけます。
儀杖兵など、サーベルの場合も口元までは同じですが、そのまま右下斜めに切りおろします。これを合図に兵隊は捧げ銃をします。
No.1
- 回答日時:
軍人の敬礼という動作は、
「冑をかぶった西洋の騎士が、主君の前で右手で冑のひさし(前を覆う部分)を上げる動作」
が元になっていると言われます。
洋の東西を問わず、相手に対して敬意を持っている、敵意がないことを示す動作として「武器を使えなくする」事が行われます。
1) 西洋の軍鑑や要塞の「礼砲」:昔の大砲は一度発射すると装填に時間がかかった。20発とかの礼砲を撃つのは、「20門の大砲を発射しました。戦意がありません」と示すことです。
2)日本の武士の室内での刀の扱い:江戸時代の武士は、外を歩く時は刀と脇差を差しますが、屋内に入ると刀を腰から外して「右手」に持ちました。座る際には自分の「右側」に置きました。
これは
「刀を右手に持っている状態、右に置いて座っている状態では、刀を抜くことができない」
ことで、相手に敵意のないことを示すものです。
時代劇などでたまに
「どこかを訪問し、家に上がって刀を左手に持つ」←その家に果し合いに乗り込んだ場合でしたら正しいです。
「刀を二本差したまま室内を歩く」←ありえない描写です。
3)中国の武将の敬礼:跪いて、両手を前で組む。
この状態では武器を使うことが出来ません。
※ 三国志のマンガや映画で見ただけですが「敬礼」の意義に叶っています。
そういう点から考えると、
「抜き身の剣を自分の顔の前に立てる」
のは
「敬礼」
の意味を為さないと思いませんか?
何しろ、次の瞬間に相手に向かって斬りかかることが出来ます。
西洋の騎士が敬礼するのであれば、
「冑の庇を上げる」 (先述した、現在の軍人の敬礼の原型の動作)
「冑を脱ぎ、片手に抱えて跪く」
などが適当なように思えます。
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