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- 回答日時:
コンプトン散乱の場合、入射するX線と散乱されたX線を比較すると波長が変化していますのでX線に注目する場合には非弾性散乱としています。
同じX線の散乱でも、トムソン散乱のように波長が変わらない散乱は弾性散乱と呼ばれます。
電子が束縛されているエネルギーが小さい場合でも、はじき出される電子が持つエネルギーが大きいとX線の波長は大きく変わりますのでこの場合は非弾性散乱として取り扱わないといけません。
別の見方をすると、通常の物と物との衝突において、弾性衝突とは運動エネルギーの和が保存されますが、非弾性衝突では運動エネルギーの和が保存されません。(物質の変形や熱の形に運動エネルギーが変換されるため)
このロジックで行けば、コンプトン散乱はエネルギーが保存されているため"弾性"衝突とみなせます。そういう意味で弾性・非弾性を使い分けている場合もあります。
この回答へのお礼
お礼日時:2009/06/23 15:41
回答ありがとうございます!
が、知識不足のためいまいち理解できていません・・。
申し訳ありません。できたら以下の部分についてもう少し教えて下さい。
>このロジックで行けば、コンプトン散乱はエネルギーが保存されているため"弾性"衝突とみなせます。
コンプトン散乱の場合、束縛されている電子をはじき飛ばすのに消費されるエネルギーは考えなくても良いのでしょうか?軌道の電子をはじきとばすのに一部のエネルギーを失うようなイメージがあるのですが・・。
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