いちばん失敗した人決定戦

隅田川の堤防についてですが、垂直堤防とスーパー堤防という種類の堤防がありますが、スーパー堤防は何故高いのか教えていただけませんでしょうか?よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

通常の堤防はまず用地買収して(建物等あれば移転してもらう)、その後工事します。

工事範囲は、あまり広くないです。
一方、スーパー堤防は用地買収しない代わりに堤防工事範囲がめちゃくちゃ広いです。元々あった建物はいったん移転して、堤防工事後の長大な土手上に区画整理をして新しい街を作ります。最終的に元あった建物がそこに帰ってきます。
単純な工事費で言えばスーパー堤防が圧倒的に高いですが、区画整理は各自治体が行うので純粋に国が負担する費用は報道されたお金よりも少ないはずです(ただし、区画整理に対して国からの補助金はあると思います)。
首都圏や大阪圏では用地買収にとんでもないお金がかかるのと、移転先がないので通常の堤防事業では住民の協力が得られません。一方スーパー堤防なら、最終的には住み慣れた土地を離れることなく、街路等も整備された新しい街に住むことができます。
ただ、こういう災害対策事業は単純にお金だけで割り切ることはどうかと思いますね。もちろん、前提となる災害の規模や頻度の予測が過大である、という部分は検証されるべきです。

あと余談ですが、「川の底を掘って川を深くすれば堤防は要らない」という意見がありますが、それをすると川の流れが緩やかになります。そうすると海からの潮の流入が増え、台風が来ると高潮被害の可能性が高くなります。
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東京の墨田区、葛飾区、江戸川区、江東区などは、いわゆる「ゼロメートル地帯」が多く、隅田川(荒川)が「**年に一度の豪雨」で氾濫を起こすと一面海になってしまいます。



史上最大級の水害(明治43年)
http://www.ara.go.jp/category/09_pd/bousai/water …

この水害の結果、巨額の費用を投じて
荒川放水路
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%92%E5%B7%9D_ …

が建設されて、東京市街地が洪水に遭う可能性はかなり減りましたが、それでも下記のカスリーン台風による水害が東京を襲いました。

戦後最大の水害(カスリーン台風)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%B9% …

「スーパー堤防」は、カスリーン台風クラスの「100年に一度の豪雨」が発生した場合でも東京市街地への水害を防止できるように整備されているものです。
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 "高い" というのは、どこの部分のことでしょうか?



ご参考

http://www.ktr.mlit.go.jp/arage/super/super1.html#
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