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高1の陸上部員です。先日、親が撮ってくれた100mのビデオを見ました。するとスタートダッシュのときに両ひじとも伸びていました。どうすればなおるでしょうか?

A 回答 (2件)

短距離のスタートでは伝統的に、前傾して早いピッチで地面を叩き、加速をするのが主流でした。

スタートで早いピッチにするためには、肘を伸ばさないことが重要になりますが、逆にピッチを上げすぎると地面にエネルギーを伝えることが出来ないまま体力を消耗し、早く体が起き上がってしまい加速も止まります。筋力がない場合は、ピッチを犠牲にしても、腕を伸ばし腕の振りで、加速力の維持と体力の消耗を防ぐ方法が得策な場合があります。実際中高生では、全国大会レベルでもスタートの瞬間にひじが伸びる選手は、多数います。最初の一歩で、ブロックを蹴った瞬間の力強い走り出しに、腕の振りを利用していることが伺えます。だた腕を伸ばしたまま加速し続ける選手は、筋力のついている男子選手では、ほとんどいません。
世界の一流選手は、腕の振りも大きく、肩や上腕の筋肉が大きく発達しています。腹筋や足の筋肉の発達も素晴らしく、彼らのビデオを見て、同じ議論をしても始まりません。彼らは肘を伸ばさなくとも、強い腕の振りで推進力を作り出すことが出来ます。
このようなことから、単純にスタート時に腕を伸ばさないという議論や練習をしても無意味な気がします。現在の筋力で、現在のスタートの方式に適合した形に自然になっているだけなので、それだけを直そうとすると、かえって遅くなる可能性があります。スタート方式にどのようなものがあるか、方式にあわせてどこに筋力が必要か、自分の筋力にどのくらい自信があるか、といったことから分析して、最も効率的で、しかも現在の自分に合った方法を検討すべきと思います。また大きなフォーム変更を加ええるとシーズンを棒に振ることもありますので、変更するのはオフシーズンをお勧めします。
ちなみに、北京オリンピックで男女短距離で「ジャマイカ式スタート」が注目を浴びました。通常はいかに小刻みに足を回転させて加速するかを重視します。ジャマイカ式では前傾姿勢のまま大きなストライドでしっかりと踏み込み加速します。一見ピッチは遅いですが、接地時間を極力長くし、エネルギーロスなく加速へつなげます。効果は序盤の加速にとどまらず、前半に体力を温存できる分、後半に余裕ができます。だだし、この方式には、強い腹筋が必要になるのと、前傾姿勢が保てない場合は長いストライドがブレーキになり逆効果である点に注意が必要です。
男子100mの塚原や、女子100mの高橋萌木子がこの方法を採用し、成果を出しているのは、ご存知の通りです。
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世界チャンピオンのダッシュを見ていたら瞬間に前方へ飛び出すと同時に肘が走る状態になっていました。

反復練習をするしかないです。
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