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ジャズは死んでいるというのはどうう言うことでしょうか?ボサノバは聞かれなくなって死んでいるという感じですが。ジャズはいまだにたくさんのリスナーがいます。

A 回答 (10件)

もうひとつの説もあります。


コレの方が説得力ありますが、
60年代になり、ジャズは「芸術」の域に押し上げられ、当時の若者にとっては理解しがたい音楽になっていて、聴く側の人が少なくなった・・。
という説です。
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要するに、60年代にジャズは、めまぐるしい発展を遂げました。


その後は、フュージョンを一巡。
80年代に入り、ウィントン・マルサリスに代表されるような伝統的な、保守的なジャズが増加し、
その結果、発展が止まってしまった・・・。と、いうことです。
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Kurt Rosenwinkel


Mark Turner
Aalon Goldberg
Aalon Parks
Brad Mehldau
といったミュージシャン達の演奏を聴いてみてください。
コンテンポラリー系と呼ばれる新しい世代の演奏家達です。
圧倒的、精緻な技術力、表現力とオリジナリティ、そして高度に洗練されたハーモニー。過去のジャズとは一線を画すものが随所にあります。
特にギターのKurt Rosenwinkelを中心とするギタリスト周りの音楽が今一番面白いと思います。彼の音楽はフュージョン的な方法論には依っていません。調性に合わせてラインを複雑化するのではなく、調性そのものをコントロールするような音楽で、リズムのアイデアも非常に高度。
私はジャズは死んではいないと思います。
とてもクリエイティブで、スリルがあって、他に無い魅力が十分にあると思います。
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ごめんなさい#6で書き間違えました。


>彼の演奏はモードもほとんど使わないモードのバップが基本ですので、
これは、
モードもほとんど使わないコード
のまちがいでした。

(でもコートニーパインもアドリブの中にモードが全く入らないという訳ではないですね♪)
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#4の続きです。



>ウィントン・マルサリスに期待されていたことは、コートにーパインがやっているような感じがするんですがどうですか?

それは本当ですか?
コートニーパインの業績はごめんなさい、不勉強で全部は知りませんが、彼の演奏はモードもほとんど使わないモードのバップが基本ですので、モード作品でデビューしたマルサリスよりもさらに先祖帰りですよね♪
アシッドジャズと同様コートニーパイン人気についても、彼がイギリス出身だということもアメリカの凋落のひとつかもしれないですね*
(50年代のジョージシアリングやビクターフェルドマンもイギリス人でしたが、彼らは本場のアメリカに出て故郷に錦を飾ろうとした)

90年代のジャズが、同じ黒人文化のヒップホップを取り入れたのは、「黒人回帰」でヨイことかとおもいますが、ここでもクリエイティブなことをしようという試みが、結局は「今までのジャズ」にヒップホップのラップを「取り入れた」に過ぎず、アイデア的には「フュージョン」だということに気づきませんか?

デキシーからスイング、スイングからバップ、コードのバップからモード、(フリーも入れていいかもしれません)までの間は、「ジャズの中だけで果たしたスタイル変化」でしたが、フュージョンから後は、ほかのスタイルを「取り入れる」ことに専念してしまっているところに、成長が限界に達した大きな原因かと思われます。

(フュージョン以前は、ビートの変化だったのが、それ以降はビートは全然変化していないところにも注目していろんなジャズを聞いてみて下さい♪)

♪私がミュージシャンだったら、スイングしつつ「取り入れ」ではない独自のビートを作る努力をしてみたいと思います。(みんなそう思って80年代以後奮闘努力しているのですが、他の全世界を引っ張るような影響力を持つほどにはなっていないのが現状です)
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Jazzに「伝統」というものがもし存在するとすれば、それはその時代の最先端の音楽を取り入れて常に進化してきた音楽だということだ......



by Pat Methenyです。ご質問に対する答のヒントくらいになりませんでしょうか。
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ジャズが生まれたのは大体1900年より少し前頃と言われています。

(レコードも楽譜も記録がないので証拠がありませんが、ほぼその頃という定説になっています)

開放されたアフリカに祖先を持つ元奴隷黒人が、西洋の楽器と出会う事によって20世紀アメリカに生まれた新しい音楽「ジャズ」は、その後10年単位で新しく生まれ変わって成長を繰り返してきました。それが「ジャズスタイルの歴史」です。

世界で最初にジャズのレコードが吹き込まれて音の証拠が作られたのが1917年のことでした。
従って裏付けのあるジャズの論議は、1917年から始まることになりました。

1910年代は、ニューオリンズジャズ、というスタイルでした。
1920年代は、シカゴジャズ、というスタイルでした。
・・・一般的には、ここまでの2つの時代をまとめて「デキシーランドジャズ」と呼んでいます。

デキシーランドという言葉は、南部、という意味です。このスタイルのジャズは、一番簡単に言うとディズニーランドでカンカン帽をかぶった陽気なおじさんたちが演奏している、あのスタイルのジャズです。

1930年代にはジャズの中心がニューヨークに移りますが、ニューヨークジャズ、とは呼ばれませんでした。
この時代のジャズは、「スイング」と呼ばれました。
今まで数人編成だったジャズバンドが、大きなオーケストラになった時代です。
ダンスホールの豪華な伴奏オーケストラが、この時代のジャズバンドでした。

1940年代は、突然ジャズに革命が起こりました。
いわゆる「モダンジャズ」のはじまりです。
今、普通に生活しながら私達がTVやラジオなどで「これはジャズだ」と思って聞いている音楽の99%がモダンジャズです。

1940年代最初のモダンジャズは、「ビー・バップ」と呼ばれる過激なスタイルでした。人間技とは思えない超絶技巧で飛び回るフレーズが特徴で、1930年代までダンスの伴奏だったジャズはとたんに踊れない音楽になり、大衆の人気は落ちてしまいました。

1950年代のモダンジャズは、「ハード・バップ」と呼ばれるスタイルに変化しました。
あまりに過激だったフレーズがなめらかにこなされてきて、モダンジャズはこの時代に完成されました。今でも「モダンジャズ名盤」と言われているCDはほとんどこの時代のものです。

1960年代のモダンジャズは、黒人の公民権運動の高まりやベトナム戦争など不安な世相を反映して多様に分裂します。
50年代までのジャズはコードの和音だけで演奏していましたが、60年代には「モード」というより自由な演奏ルールが確立しました。
また、一切の約束事なしの「フリージャズ」も生まれました。
また、ブラジル音楽と混ざった「ボサノバ」が生まれたのもこの頃です。


1970年代になると、「モダンジャズ」という言葉は「過去のジャズ」になってきました。
この頃にはもうロックが世界を制圧していましたが、ジャズがロックに歩み寄るような格好になってきたのです。
ロックのリズムでジャズのフレーズを演奏する「クロスオーバー(のちにフュージョンと呼ばれる)」がこの時代の最新ジャズでした。

1980年代のジャズは、どうなるかと世界中のファンが注目していました。
もう、すべてのことをやりつくしてしまったので他に何ができるか、世界中が注目していたのです。

1980年代の中心は、依然として10年前と同じフュージョンが売れていた一方で、washitakaidouさんが一番知りたいと思っていらっしゃる「ジャズが死んだ」と言われるようになるきっかけとなる重要人物が現れました。
トランペットのウィントン・マルサリスがデビューしたことです。

Wマルサリスは、次の世代を担う非常に優秀なトランペッターで世界中から注目されていました。
しかし、彼の進んだ方向は、「ジャズの先祖帰り」だったのでした。

またもう一人、この時代に注目された新人テナーサックス奏者がスコット・ハミルトンでしたが、彼もまた、1930年代スイングジャズのスタイルをずっと貫く「先祖帰り」に徹してしまいました。

いままで順調に10年周期でジャズの最新動向が常に新しいスタイルに成長してきたのに、その成長がストップしたのが80年代でした。

しかし、一方で「これではいけない!」と奮起するグループもありました。先祖帰りに徹するマルサリスと同じ年代のミュージシャン達で、「M-BASE」と呼ばれるジャズの進歩を標榜する一派がありました。
しかし実験的な域を出ず、ジャズの主導権を握って、世界を動かすには至りませんでした。(というより、やはり80年代後半当時の最新テクノロジーを使ったジャズをやろうとしたために、精神論的には高いこころざしだったのですが、出来上がった音楽は結局はフュージョンと同じ方法論になってしまいました)

90年代になると、ロンドンから始まった「アシッドジャズ」がアメリカに逆上陸することになりました。
クラブで踊るジャズ、ということで、1940年代ダンスホールで大衆の人気をさらったスイングと同じく、ジャズの復権、と思われました。
演奏者だけでなくミキサーDJが加わる、という新しい形態が生まれましたので、ある意味で進歩と言えますが、やはりロックに根ざしたヒップホップなどと融合したジャズですので、出来上がった音楽はここでも結果的にフュージョンと同じ方法論になってしまいました。

それなりに、新しい生まれ変わりのジャズを模索する動きは常にあるのですが、どうしても1970年以後30年間、何をやっても結局フュージョンになってしまう、というのが実情でした。

90年代以後21世紀を迎えて、今の「これがジャズだ」と演奏されている音楽は、やはり先祖帰りしたバップやモードのジャズが99%です。

それでwashitakaidouさんが疑問に思っている通りに「ジャズは死んだ」と言われているのです。

★ここからが重要です★
しかし、「ジャズが死んだ」のは、今に始まった事ではないのですよ♪

1930年代にスイングが生まれた時、スイングは「(それまでの)ジャズ」ではない!ギャングの音楽ジャズと違ってスイングは老若男女の健康的な世直し音楽なのだ!と言われました。

1940年代に最初のモダンジャズであるビー・バップが生まれた時、こんな踊れない音楽は、これはもうジャズではない!と言われました。

1950年代のハードバップは、ビーバップの成長形でしたので、この時には死んだという声は聞かれず、モダンジャズ黄金時代と呼ばれています。

1960年代のフリージャズが生まれた時、調性もビートも何もないものは、ジャズの革命であると同時に自己崩壊、といわれました。

1970年代のフュージョンでは、歴史的にジャズの子孫にあたるロックに迎合したことで、ジャズは死んだ、と盛んに言われました。

1980年代にウィントンマルサリスが「ジャズの救世主」と呼ばれ、「ジャズは甦った」と大騒ぎされましたが、実は先祖帰りしただけで、成長するジャズの芽が一気に摘み取られてしまうことになりました。

ここで「何をもってして、ジャズが生きている」と言うかを考えてみましょう。

10年ごとに「成長を繰り返して新しいスタイルを築くこと」が、ジャズが生きていること、という考えがひとつあります。

もうひとつは、「長く人々の心に留められて演奏されつづけること」がジャズが生きていること、という考えもあります。(washitakaidouさんの考えと同じですね*)

21世紀になった今のジャズは、前者の観点では、成長がストップしてしまいました。
今演奏されているジャズは、はるか数十年昔に確立されたスタイルを繰り返して演奏されているに過ぎません。
そういう意味では、ジャズはクラシック化してしまいました。(その意味で「死んだ」という言葉遣いをすることが多くあります)

しかし、今までジャズに関心のなかった若い人々の中から、依然として次から次へと、新しいジャズファンが生まれて、ジャズは演奏され続けています。
そういう意味では、ジャズはクラシック音楽として形式化されてしまったけれど、決して死んではいなくて元気に生きている、と言えましょう。

この回答への補足

ウィントン・マルサリスに期待されていたことは、コートにーパインがやっているような感じがするんですがどうですか?わかりやすかったですどうもありがとうございました。ラップと言うのはどういうううに見ていますか?

補足日時:2003/04/17 23:08
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こんにちは。


ボサノバに関してはgetthefunkさんと同意見ですね。
新規リスナーと言う意味では明らかにボサノバの方が多いでしょう。
JAZZが「死んでいる」と言うのは取り方は様々ですが、
クリエイティビティが死んだ、と言うのは古くからのリスナーの間では良く聞かれます。
それこそコルトレーンやマイルスが活躍した時代に比べて、
「今、ここで音楽が生まれている」という躍動が無いように感じてしまうようです。
新しい世代は確かに「上手」で、テクニック的には過去の偉人より上かも知れないが....という事です。
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この回答へのお礼

なるほど、これも国際的には事情が違って、全世界ではやはり、ジャズのリスナーのほうが多いでしょうね。クリエイティビティが死んだというのはわかりやすい表現ですね。でもロックもそういう意味では、チャックベリーとあまり変わってないですよね。歴史を見るとジャズのほうが、起伏が激しいですよね。ありがとうございました。

お礼日時:2003/04/17 23:08

ジャズが死んでいるかどうかは各個人の判断にまかせますが(確かに、70年代60年代と比べると“熱い”ものはないかもしれませんので)


質問者の方は大いなる誤解をされています。
ボサノバは聴かれなくなっているということはありませんよ。
現に渋谷の大きいアナログレコード店に行ってみてください。ラテン系のボッサ、サンバなどを現代アーティストが演奏して、クラブ向きにミックスされたものがじゃんじゃん新譜で出てますよ。
ボサノバが大流行した時代を知らない若者が珍しがって買っていき、クラブでかけているそうです。
「そうです」じゃなく現に私も(トウの立った素人DJですが、昔のものから今のものまで、ボサノバはかならず回してます。
ちなみに中古レコード市場ではブラジルもののオリジナルレコードがバカ高い値段で売買されています。
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この回答へのお礼

いやそうじゃなくて、ボサノバの進化をになっている本国ブラジルで、まったくきかれていないんです。

お礼日時:2003/04/17 23:01

僕の解釈ですが、ジャズという音楽ジャンル、表現スタイルが完成されてしまっているということだと思います。


今のミュージシャンは、そのスタイルを崩さずに、自分なりの持ち味で演奏しているのだと思いますし、リスナーは、クラシックを聴くように、一つの古典として、過去の財産を繰り返し楽しんでいるという感じです。

死んでいるというのは、文字通り死んでいるのではなく、これ以上変化しない(変化したらそれはジャズではなくなる)ということだと思います。
寺院・仏閣みたいなものですかね。
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この回答へのお礼

ロックに歩み寄ったジャズがフュージョンといわれているというのががその一例なのですね。ありがとうございました。

お礼日時:2003/04/17 22:59

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