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いつもお世話になっております。

昨日、外国人ビジネスマンに教えていて、分からなくなった点が一つ
ありますので、ぜひお知恵を拝借できないでしょうか。

昨日、日本も戦前、非常に貧しい時代があったという
「日本事情」を説明しておりました。

例にとりましたのが、あの野口雨情の「シャボン玉」です。
一説に「間引き」をテーマにした童謡だと言われています。

そして、彼に、この歌は、作者の野口雨情が
命短いシャボン玉に[託して]間引きされた子供たちを
慰める歌を作ったのではなかろうか、と話しました。

ここで、「託す」という語彙の意味、用法に対して
質問がありました。

三省堂 「例解 新国語辞典」を引用し以下のように説明しました。

(1)仕事を人にたのんでまかせる。
用例:任務を託す。手紙を託す。

(2)つたえたいことをストレートには口にしないで、
別のかたちで表現する。
用例:かなしみを歌に託す。

これはこれで納得してくれたのですが、文中で
使う用法を聞かれました。

そこで以下のような例文を作りました。

(1)引越し業者[に託して]、荷物を運んでもらう。

(2)愛の歌[に託して]、自分の気持ちを大好きな人に伝える。

しかし、どうも、理解できなかったようです。

この「託す」という動詞を、文中で「~に託して」の形で使う際の
分かりやすい意味説明、例文のご指導をいただけないでしょうか。

文末で使う分にはそれほど難しくはありませんが、
文中で使うには、日本人にとっても難解な動詞だと思っています。

どうかよろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

こんにちは。



> (1)仕事を人にたのんでまかせる。
> 用例:任務を託す。手紙を託す。
>
> (2)つたえたいことをストレートには口にしないで、
> 別のかたちで表現する。
> 用例:かなしみを歌に託す。
>
>
> (1)引越し業者[に託して]、荷物を運んでもらう。
>
> (2)愛の歌[に託して]、自分の気持ちを大好きな人に伝える。


> (1)引越し業者[に託して]、荷物を運んでもらう。
⇒引越し業者[に【お願いし、すっかり任せて】]、荷物を運んでもらう。

辞書の意味どおりの説明が一番分かりやすいと思いますが、いかがでしょうか。

【託する/託す】

●それを頼りにして命などを頼み任せる。ゆだねる。

・「一本のロープに命を【託して(預けて)】危険な岩壁を登り、遭難者のレスキューに向かう」

※「ロープに命を預けて」「ロープ任せで」などとなるように思いますが、ロープが切れれば命を失うのですから、この場合は「命をかけて」で分かってもらえないでしょうか。

●自分の力ではできないことを他に頼み任せる。ゆだねる。
●自分の身や自分にかかわる物事を他にすっかり任せる。

・「自社の海外進出という(自分が)果たせなかった(/実現できなかった)夢(目標)を息子に【託して(期待し、任せて)】彼は逝った」

●取り計らいを頼んで、伝言や届け物を預ける。
●その人の手を通して目的の人に言葉や物などを伝えてもらう。

・「急用で出かけなくてはならなくなり、「昼ごはんは要らないと(今買い物に行っている)母さんに言っておいて」と弟に伝言を【託して(頼んで)】急いで出て行った」

#1
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この回答へのお礼

おはようございます。

#1と#2とのご回答で、「~に託して」をうまく
説明できるような気がします。

とても、詳しく、しかも具体的なアドバイス
ありがとうございました。

また、「『名詞』+だ」につきましては、
「N+わからない」という文型を導入することにします。

本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/12/16 03:19

(#2)



質問者様が以下のように書かれていましたが、

> > 「温暖な」の「な」については、
> > な形容詞の「名詞に続く形」と説明すれば分かってくれると
> > 思います。

「Naなわけがない」の「な」を「ナ形容詞の名詞に続く形」と説明するので、
同じように「Nなわけがない」の「な」についても説明がいるということであっても、
「名詞+だ」の「だ」が「ナ形容詞」に似せるように、
このときは特別に「な」に変化するとでも説明するしかないように思います。

ただ、活用を教えるわけではなく「変化」ということだけを伝えるとなると話がややこしくなると思いますので、やはり型として覚えてもらうのが一番いいのではないかと思います^^;

■(1)君が静か[な」わけがない。
⇒「ナ形容詞の語幹(静か)」+「なわけがない」

■(2)君が劣等生[な」わけがない。
⇒「名詞(劣等生)」+「なわけがない」

とするのがシンプルで分かりやすいと思います。
まったくの素人考えですが^^;

しかし多くの生徒が対象ではなくて、マンツーマンでご指導なさっているということですので、次のように思ったりもします。

もし生徒の方がどうしても「Naなわけがない」の「な」の正体を知りたいというのであれば、「準体助詞」などの難しい用語も説明されているのですから、文法用語としては存在しなくても「名詞+だ」の「だ」については=「助動詞」となり、その活用で今回の場合は「な」に変化する、と特別に説明されてもいいのではないかと思ったりもします。

私は文法のことなどはほとんど分からなくて、今まで文型で覚えてきているようなものなのですが、そんなに知識がなくても現在までやってこられましたので、生徒の方に対しても型でご指導なさっていけばいいのではないのかなと素人ながらに思います。

このような制約がある限りは教え方にも限界があり、
仕方がないことではないのかなと思います。
助動詞という言葉が存在しないことよりも、
活用が説明できないということが大きいですね。
助動詞に代わる言葉としては「名詞+だ」の「だ」でもいいわけですからね。

もし生徒の方がどうしても「文法」が知りたいとおっしゃるのでしたら、
その場合は本格的に教えてあげてはいかがでしょうか。

回答になっていない上に長々と失礼いたしました。
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こんばんは。



> 「僕は学生だ。」これは問題ありません。
>
> 「名詞+だ」の形で、なぜ
> 「な」が出てくるのかを説明できないのです。
>
> 「名詞+だ」の「だ」については、「活用のある
> 助動詞」という説明が日本語教育の場では使えない
> のであれがどう説明すれば、
> 日本語学習者に分かってもらえるのでしょうか。

私は文法の知識などはほとんどないただの素人ですので、
アドバイスにはならないと思いますが^^;

少し調べてみましたが、活用などは教えずに「文型」として教えているようですね。
活用を説明できないとなると型で覚えてもらうしかないような気がします。

・君が静か[な」-わけがない。
・君が劣等生[な」-わけがない。

------------------
【わけがない】日本語文型辞典

●[N な/である わけがない]
名詞 N=名詞句…例:花、人、希望、きのう会った人、人に会ったこと
Nなわけがない…例:花-なわけがない

●[Naなわけがない]
ナ形容詞 Na=ナ形容詞の語幹…例:きれい、静か、元気
Naなわけがない…例:きれい-なわけがない

●[A/V わけがない]
イ形容詞 A=普通体のイ形容詞…例:暑い、暑くない、暑かった
Aわけがない…例:暑い-わけがない

動詞 V=普通体の動詞…例:書く、書かない、書いた
Vわけがない…例:書く-わけがない
------------------
「だ」→「な」の回答にはなっていませんが(すみません)、これも一つの教え方ではないかと思います。

(#1)
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#2



●気持ちなどを他のものに事寄せて表す。仮託する。
●そのまま直接に表すのを控えて、別の形を借りたり、別の名目をつけたりする。

ここは質問者様の例文が一番分かりやすいように思いますが、それではだめだったのですよね。しかし以下の状況は世界共通だと思うので、言葉を継ぎ足して説明することで何とか分かってもらえないでしょうか。

> (2)愛の歌[に託して]、自分の気持ちを大好きな人に伝える。

⇒・「(照れくさいので、彼女を好きだという気持ちをストレートには口にできないが、何としても伝えたい。それを別のかたちで表現するために、自らが作詞作曲した)愛の歌に【託して(([歌詞に]思い/願いを込めて)代わりをしてもらい[代弁])】、自分の気持ちを大好きな人に伝える」

・「(ストレートに言ってしまうとひどく気分を害するかもしれないので、別の表現として)冗談に【託して(冗談にまぎれさせて/冗談まじりにすることで「ごまかし」「説得」の効果を期待して)】友人に忠告する」

※「冗談」に緩衝材の役目を期待する気持ちを込めて忠告する。

・「多忙に【託して(を口実にして)】欠席する」

※いずれにも共通する意味は、「バトンタッチ」して何かを任せる/負わせる、「代わりになって(/やって)もらう」あたりになるでしょうか。

取りあえず挙げてみましたが、参考にならなかったらすみません^^;
ごちゃごちゃと書いていますが、使えそうなところがあったら抜き出して使ってください。

意味を伝えるのはけっこう難しいですね。
いろいろ考えてみることで大変勉強になります。ありがとうございます。

会話中に出てくる状況を感覚でつかんでいってもらえればいいのですが、今回の「託す」などは口頭ではあまり使わないように思うので、それもなかなか難しそうですね。
日本語の場合は言文が違うことが多いですからね^^;

ところで、先日のお話の続きになりますが、ご参考までに日本語文型辞典から引用してみます。
------------------
(1)普通体

     名詞+だ   ナ形容詞    イ形容詞

辞書形  休みだ    きれいだ    おもしろい
タ形   休みだった  きれいだった  おもしろかった
テ形   休みで    きれいで    おもしろくて
バ形   休みならば  きれいならば  おもしろければ
否定形  休みじゃない きれいじゃない おもしろくない
     休みではない きれいではない 

(2)丁寧体

     名詞+だ

デス形  休みです
タ形   休みでした
否定形  休みじゃ/ではないです
     休みじゃ/ではありません
------------------
他にも言い方があるのかもしれませんが、ここでは「名詞+だ」となっていました。
これでいくと「名詞+だ」「辞書形」「連体形」といった用語になりそうに思います。

この回答への補足

ありがとうございます。さすが、lyricsさんですね。
もはや、僕にとっては、師匠としか言いようがないです。

「~に託す」につきましては、ご説明いただいた
内容を、自分なりにまとめてみたいと思います。
多分、これで、彼に納得いく説明ができると思います。

ところで、前回の「名詞+だ」ですが、
よく考えたら、日本語教育の世界では「助動詞」と
いうのは存在しないのです。

ですから、この「名詞+だ」についても、まだうまく
彼(韓国人ビジネスマン)に納得のいく説明が
できていません。

「僕は学生だ。」これは問題ありません。

僕が学生[な]わけがない。
ここでの[な」をうまく説明できないのです。
何故なら、助動詞という概念を彼は持っていないからです。
つまり、日本語教育の場においては、「助動詞」は
存在しないのです。

な形容詞は彼は十分承知しています。
しかし、「名詞+だ」の形で、なぜ
「な」が出てくるのかを説明できないのです。

同じように、

・君が劣等生[な」わけがない。
・あなたが異端児[な」わけがない。
・韓国人の君が中国人「な」わけがない。

いまだに、前回お尋ねした「な」について
十分説明できていません。

「名詞+だ」の「だ」については、「活用のある
助動詞」という説明が日本語教育の場では使えない
のであれがどう説明すれば、
日本語学習者に分かってもらえるのでしょうか。

補足日時:2009/12/15 16:07
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1,依頼しての意味


2,自分の心を歌(歌詞)に代弁させるの意味

歴史や文化が違うので簡単には伝わりません
言葉の意味はわかってもその中身が理解できないこともあります
例:先輩は後輩に知識や技術を伝えるべきだ
これが理解できない国があるのです
文化や習慣の違いとはそういうことです
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