思い出すきっかけは 音楽?におい?景色?

新聞や雑誌などへ、読者が意見を投書するようになったのはいつ頃からですか?
起源や、歴史を教えていただけたら嬉しいです。

A 回答 (1件)

興味深いテーマなので検索してみました。


新聞に関してはある程度のことが分かりました。
「読売新聞」のHPによれば、明治7年11月「讀賣新聞」が創刊されています。
創刊に当たり、読者に「投稿」を呼びかけていますから、その当時から「投稿」する風潮があったと思います。
読売新聞創刊号
http://otona.yomiuri.co.jp/history/anohi091102.h …

どのような投稿があったのか、具体的な内容については分かりませんが、投稿の内容を分析した論文を読むことができます。
『仮名読新聞』(明治8年11月創刊)と「読売新聞」の投稿に見る詩歌について分析した論文です。
『仮名読新聞』については、「寄書(よせぶみ)」と名付けられた投書欄の総投稿件数と詩歌の件数の一覧表もあります。
和歌、狂歌、替え歌などが投稿の何割かを占めています。

一橋大学機関リポジトリ 『仮名読新聞』投書欄の詩歌と作者たち
http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/bitstream/10 …

この中に、読者の意見を募集した記事が紹介されています。
 明治九年二月七日「寄書投票の五披露」と題して、当時議論されていた議会制度を意識して、投書による意見を募集しています。

参考になる論文です。
http://www.soc.hit-u.ac.jp/research/thesis/docto …
http://www.slis.keio.ac.jp/~ueda/sotsuron04/04id …
女性あるいは女性の名前で投稿されたものについて述べている部分があります。
明治17年、親孝行のために娼妓になることの是非について「投書」から「論争」になった例があります。

調べてみて、明治時代初期、女性を含む読者が活発に自分の意見を自由に発言していたということが解り、驚いています。
どのようなことを投書したのか、当時の新聞を読んでみたいですね。
雑誌については調べていませんが、「雑誌の投書欄 明治」で検索しますと、興味ある論文がヒットします。
以上、ご参考までに。
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この回答へのお礼

こんにちは、はじめまして!

こんなにたくさんありがとうございます!!!
お勧めしていただいた、論文を読んでみて、かなり深い所まで分かりました。

雑誌の投書についても引き続き調べてみようと思います。
ありがとうございました!

お礼日時:2010/11/20 13:36

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