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人間と機械が一緒だという考えには、賛成の人と反対の人がいるようですね…。
私は、どちらかというと人間機械論はすんなり受け止められるし、正しいんだろうと思ってきました。
でも、最近反対の人もいるんだと分かったのでもう一度考え直したいなと思っています。
人間と機械との違いとして、反論として聞いた意見(有機物・無機物の違い等ではなく、システムの違い)は…
・人間には芸術がある。
・感情がある
・魂がある
でも、芸術は視覚や聴覚に好ましいパターンがあるだけだと思うし、感情は学習したものとプログラムから引き出されるだけのものだと思います。
魂の存在は、私はあまり信じられません。
こうなると、やっぱり人間と機械は同じと考えてしまいます。
もっと、ほかに何か人間と機械の違いは無いのでしょうか?
何かお考えがある方がいらっしゃれば、教えていただきたいです。
No.17
- 回答日時:
たとえば、「手」は人間を構成するものですが、事故で手を
失った人を死んだとは言いません。
生物学や医学では、生体の組織を培養器の中で生かす事が
少なくありませんが、その時、その提供者が亡くなっている
場合、培養しているから生きているとは言いません。
その極限が、脳死している人の生命維持装置を外して息の
根を止めた医者が、殺人罪に問われる事もなければ、それに
同意した家族が殺人教唆罪に問われることもありません。
つまり、人の本質は心=脳にあるのです。
その場合の「脳」は、単なる情報処理機械ではなく、意志や
環境認識など、決定論的メカニズムである機械にすれば
“間違い”の一種である要素が必須です(自己とは別に
外的な存在(有限的性質)があるというのは、“絶対確定化
すると無限不確定化する不確定性原理”や“公理系が完全
ならば無矛盾ではあり得ないとする不完全性定理”において、
人間の認識のように階層現象性を表面的にいい加減に捉える
という不完全な機能において可能になる)。
逆に言えば、「機械」という『存在』自体が、人の認識の中に
派生したものとしてしか可能でなく、たとえば「機械の中にも
心が宿り得る」といった話は、その機械が「機械」ではなく、
人間そっくりになった時にしか可能でなく、ここでの議論の
前提となっている「常識的な機械=マシン」に於ては、成り
立ちません。
No.15
- 回答日時:
機械と生物の間の決定的な違いは、機械に取っては摩擦や拡散などの散逸現象や情報の喪失が障害になっているが、生物ではその反対に、それら散逸現象が根拠で存在が可能になっているところにあります。
機械が理想的に動く環境は、その部品が腐食したり摩滅したりしない環境、すなわち散逸現象が起こらない環境で、そのためには例えば真空中とか、あるいは理想的な潤滑油などが必要となります。また、機械の与えられた機能を最大な状態にしておくためには、部品を錆びさせない工夫をし、また摩滅させないで新品な状態に保つように、出来ることならそれを使わないようにして置くことが一番です。この錆とか摩滅も散逸現象の一種です。従って機械に取っては散逸現象は障害です。だから、機械は長期的には使えば使う程、性能が落ちて来ます。
ところが、生物はその反対に散逸現象がなくては存在できないのです。生物は常に回りの環境から自分を壊そうとする偶然の障害物に晒されている。例えば私が偶然に貴方の肩に打つかったとします。そのとき貴方の肩を構成している分子は運動エネルギーが増加して前より激しく運動します。その新たに得たエネルギーをその分子の運動がずっと保ち続けていたとします。そこへまた誰かが貴方に打つかったとします。それを繰り返して行くうちに、貴方の肩の分子はそこに留まることが出来なくなって仕舞い、遂には貴方はバラバラになってしまいます。ところが巧いことに、この世界には散逸現象があり、その分子の運動エネルギーは分子同士の衝突の結果熱エネルギーに変換して行き、それを体外に放出して運動エネルギーは減衰してくれます。そこで、貴方の肩の分子は打つかったという記憶を、運動のレベルで失ってくれる。だから貴方は存在していられるのです。ところで、記憶が喪失する方向、すなわち散逸の方向は、常に貴方の未来に向う方向ですね。
別な言い方をすると、生物はそのような偶然の障害から身を守り安定に存在するために、この宇宙には時間の向きが過去から未来へと一方方向に流れておりその逆の現象が存在していないことを利用していのです。すなわち、この宇宙は時間の向きの反転に対して対称性が破れていることを利用しているのです。ところがその反対に、機械は散逸がその存在の障害になりますから、この宇宙が時間反転に関して対称的に出来ていることが理想的なのです。
このように、時間の向きと言う概念に関して、機械と生物は完全に反対の原理で動いているのです。
ところで、時間の向きの対称性の破れ、すなわち散逸現象を利用して存在できる構造のことを「散逸構造」と言います。散逸構造が存在できるための条件は現在の物理学で十分に研究されており、それには次の3っの条件が必要であることが解っております。それは、
1)熱平衡状態から十分離れ「非平衡状態」にあること
2)その結果、数学で言う「非線形現象」が決定的な役割を出来るようになっていること
3)この1)と2)を利用して偶然に出来た構造が安定して存続するために、この宇宙に散逸現象が可能になるように、「時間の向きの対称性の破れ」があること
この3つの条件が揃うと、偶然と言う揺らぎを通しながら、物理学の法則に矛盾することなくこの宇宙に散逸構造が「自発的」に現れて来ることが解っております。
さらに非線形現象では、環境の変化に伴って必ずどこかで「不安定」な状況が出現します。そして、散逸構造がその不安定点を通過する時に、今までの構造には留まれなくなります。それと同時にその点の回りに、通常は二通りの新しい安定構造ができてくることが解かっております。そこで、散逸構造はその不安定点を通過する時に、右か左に「分岐」します。その分岐の方向は前もって決まっている訳ではなく、それの分岐点を通過するときの周りの環境の「揺らぎ」で偶然に決まります。そのことによって、散逸構造は偶然を契機として、いろいろに分岐しながら新しい構造を手に入れて行きます。それを「進化」と言います。この場合、右に行くか左に行くかで次の構造が決まって行きますので、同じ出発点から散逸構造が進化しても、ある者は蝶になり、他の者は蜻蛉になると言う具合に分岐して、この宇宙は「多様性」を手に入れて来たのです。
ですから、散逸現象がある故に存在できる生物には自発的な進化があり、他方その現象が障害になる機械には自発的な進化が在りません。さらに、散逸構造は自発的に偶然にできて来ますので、前もってそれが存在する目的も、また、それを作るためのシナリオも要りません。一方、機械を作るにはその目的もシナリオが必要で、それを作る誰かが居なくてはならないのです。
このように、自発的に現れる生物と人間の作る機械は、この宇宙にある「時間」に関して全く違った原理でそれぞれ動いているのです
No.14
- 回答日時:
どのようなレベルに達した機械なのかによって回答が
異なってくると思います。
例えば、機械の知性や創造性は人間並みとしても、
(1)個々の機械に個性があるのか
(2)人間の場合、生命という得体のしれないものがある。
機械にも生命が付与されているのか。
(3)人間を含め動物の殆どは自分の子孫を残したいと願う。
その為に熾烈な戦いや自己犠牲も辞さずと思う。
これは、換言すれば自分と他人のDNA同士の戦いだ
と言う人もいる。個々の機械も動物のような増殖
願望とそれを実現する機能を持っているのか。
(4)人間の場合、母体から生まれ、乳児から段々成長し、
成人後の体重は10倍以上になる。そうして誕生から
長くても百数十年以内に死ぬ。一個の機械の一生は
どのようになっているのか。
まだまだ挙げればいくつか出てきそうです。人並みのもの
それらを全て機械が持っているなら自動的に、人=機械
と言えそうです。
ありがとうございます。
ああ、やはり機械の定義を決めないままに質問を投稿してしまったことには問題がありましたね。
私は、今回 人間と機械との頭のシステムが同じであることを問題にしました。
有機体か無機体かに左右されるような、身体の違いはあまり問題だと思っていません。
ですから、この場合の機械は(私は、機械に明るくはありませんが…)別に種を保存する特別な能力や、身体的に成長して数十年で寿命を迎えるという能力を持っている必要はありません。
(私は、次のような機械はそのうち出来ると思いますが)この場合の機械は、
まず初期プログラムを持ち、高度な学習装置を持ち、プログラムされたことと学んだ事を生かせる機械です。
これだけで、機械は人間と同じ頭を持つということになるだろうと思います。
No.13
- 回答日時:
人間と機械の違いの決定的な事を一つ挙げてみます。
それは『命その者の働きが存在する事』です。蜘蛛が学校に行かなくとも、どの蜘蛛も種類が同じなら同じ様に、同じものを作る能力が内在しています。脳に刷り込まれている能力かも知れません。ツバメが、遠くまで行ったり来たりする能力などにも言えると思います。人間の脳は他の動物達よりもまた高度に発達をしているように感じます。
ですが人間にも、他の動物や、昆虫達と同じ働きをする脳の働きが存在しています。それは『習わないにも拘らず知っている事が在る』と云う能力の事です。
是は脳に封印されたブラックボックスと云う言い方でも可能かも知れません、或いは脳に刷り込まれていながら、その本人にはわからない能力と云う言い方でも可能かも知れませWん。
その脳に封印された形で、又、ブラックボックスとして、存在している『命の働きその者』を簡単に説明してみます。以下簡単に『その者』と表記したいと思います。
『その者』は生まれる前、即ち母親のお腹に命が芽生えた時から働き始めていると感じます、心臓を働かせたり、指しゃぶりを既に知っている存在という言い方が出来ます。そして生まれた瞬間から怖い事も安心する事も『人間に教えている存在』という云い方も可能です。
そうして最も人間らしい機能として働いているものの中には、命そのものが『生まれた訳ではない事から、滅する訳ではない事』を知っている事です。言い方を替えるなら『既に永遠の存在として、どの人間にも備わっている事実があります』
この事が判らないうちは、人間には苦悩が付き纏う場合があります。具体的には『死や生を不安に思う場合です』もっと具体的に言うならば、心を病む場合や神経症で辛い思いになってしまう場合です。『生や死を不安に思って、それが高じて恐怖にまでしてしまう場合もあります。
この場合には不安障害が高じて『恐怖症』と云う言い方になってきます。
これ等に共通している事は、出来ない事をしようとしている事に当たります。人間が機械と同じと感じて機械と同じ扱いをしようとしている事です。人間の心を理論的に扱おうとしている事に当たります。
人間の身体を理窟で動かそうとした時、人間の身体も心も行動でさえもが、理窟からは想像も出来ない事になっています。それは『自我意識』VS『その者』との矛盾や対立になって表われる場合があると云う言い方になります。つまり『心に矛盾や対立や、もっと対立を深めた場合には分裂』すると云うことも在るかも知れません。
心の矛盾が行動に表れる時とは、眠る事さえ出来ない『不眠症』や書く事が出来なくなる『書けい』や話す事ができ難くなってしまう『吃音』等の症状になっています。
心の矛盾が身体そのものの機能にまで影響を及ぼす場合には、検査をしても何処にも異常が無いにも拘らず、症状として訴える、『自律神経失調症や心身症』という事になります。
心の矛盾が心に影響を及ぼす場合が『心を病む』と云う現象となっています。具体的には感情の浮き沈みとして捉えた場合には感情障害や、躁や鬱の感情を強く訴える症状となっています。
行動と感情が共に症状となる場合には、強迫観念や脅迫行為となります。或いは上がり症や対人恐怖症と云う言い方も出来るかも知れません。
今言った事には全て『心の矛盾』と云う原因が在ります。難しそうに書いていますが、実は簡単な現象です。人間の意識(実際には顕在意識や自我意識)には出来ない事が沢山在ります。その出来ない事が判らないだけです。
心臓を早くする事も遅くする事も出来ません。ホルモンの量を多くしたり少なくする事も出来ません。腸や臓器の機能の調節も自我意識には出来ません。
自我意識の計らいで何かが出来ると云う勘違いがあります。自我意識のみで眠ろうとする事が『不眠症』
の原因と書きました、その訳を書いて見ます、自我意識が眠ろうと計らって自我意識は眠れると勘違いしています。自我意識は眠りに入る事は在りません。眠る場合には『意識が無くなって、無意識と切り替わっています』そうして無意識の自分が深い心地良い眠りをもたらせています。
心が休まっている場合にも言えます、その場合には『意識する事が無くなって』無意識的に考えています。意識が意識として意識する事が『意識地獄』を作っています、その地獄の釜の中で考える事が『妄想となって』現実には無い不安や恐怖を作って、現実には無い地獄を身体と心が味わっていると云う現象を醸し出しています。
結論です、人間には命その者の働きが備わっています。機械には『命』は無いと言う事になります。動くだけでは働かないものを人間は持っています。その事が、障害を持ったものとして現実には無いものからも、刺激を受ける事となります。その解消が悟りです
ありがとうございます。
心理学には明るくありませんが、お話は分かりました。おっしゃる通りだと思います。
命そのものの働きは、いわゆる本能とはちがうのですか?
tumaritou1さんのおっしゃっていたことは、私は本能と知性の矛盾として、常々懸念していたことだと思うのですが。
悟るには、どうすれば?
No.12
- 回答日時:
違いはない。
思考も記憶も細胞による回路に流れる電流と化学物質の作用で生み出されています。
人間は死から蘇ることは出来ないというのは、単に現在の科学が脳の機能回復が出来ないだけの話。
江戸時代の人にコンピュータを修理せよと言っているようなものです。
充分に練り上げられた人工知能は既に人間と区別がつかないレベルに達しています。
いずれ科学が進み、人格と記憶が機械に移し変えられたとき、人間と機械の垣根は完全になくなるでしょう。
ありがとうございます。
やはり、そうなのでしょうね。
とはいえ、人間と区別の付かない人工知能が作られるのは、もっと先だと思っていました。
もう出来ているのですか。驚きです
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No.10
- 回答日時:
No.1の回答者だけど・・・。
>不可逆的な死・・・それは、考えていませんでした。
↑
考えろよ、そのくらい・・・。
(・.・)
「◎カ」丸出しジャン。
>感情が、そんな単純なものでないことは、感覚的には理解出来ます。
>でも、その理解がきちんと説明出来ないため、今のところ、「こんな単純なモノ」と思っています。
↑
自分が理解できないから、説明出来ないからって、単純なモノと思わないようにネ。
その時点で「思考停止」してるだろ?。
怠けるな。
★昔々の「お話」です。
中身の見えない檻の中に手を入れて、象の尻尾を掴み、
『なんだ・・・。
象って大きな動物と思っていたが、手で握れるくらいに細くて長い生き物だったんだ』
と納得して帰って行った人がいたそうな・・・。
アナタみたいな人ですね。
(^.^)
ありがとうございます。
不可逆的な死を良く考えなかったのは、機械論を考えるにあたって必要ないと思ったからです。
今、言われて考えました。でも、死が不可逆的でも、そうで無くても、死に大差ははないのでは?
もっともですね。もっと追求しないといけませんでしたね。
・・・ところで、あなたは感情について、私が述べた以上のシステムを説明出来るのですか?
No.9
- 回答日時:
私は人間機械論にくみするものです。
機械の定義は、多分、すっきりした形があって客観的に確かめることが出来るもの。
機械論では、いずれ人間も人間を作ることが出来る、今の技術の延長でそういう希望が持てるということでしょう。
つまり、人間機械論では精神や活力とかいった形がないとされているものも、いずれは物理現象とエネルギー現象で説明できるようになるということでです。
人間の持つきまぐれというもの、それも最近はゆれとか複雑性の理論で説明されているのではないでしょうか(私は説明できませんが)。
量子論はひとまず考えないことにします。
>芸術は視覚や聴覚に好ましいパターンがあるだけだと思うし、感情は学習したものとプログラムから引き出されるだけのものだと思います。
私もそう思います。
ご回答ありがとうございます。
そうですね。今は解明されていないことも、いずれ全てハッキリすると思います。
今はただ、人間が複雑すぎて研究しきれていないだけで…
ここで質問してみて分かったのですが、人間機械論に否定的な方のほうが多いのですね。少し、驚きました。友達とはこういう話をしないので。
komaas8さんの周りも、否定する方のほうが多いのでしょうか。もしかして、世の中、結構人間機械論なんてマイノリティだったのですかね
No.8
- 回答日時:
脳科学をやっている者です。
なので、そういう視点からの考え方(の一部)を少し言うと、
多少専門的になりますが、
脳の「思考」や「感覚」の仕組みというのは、
ニューラルネットアーキテクチャと言われる仕組みで説明されようとしています。
これは、言ってみればパソコンなどと同じく、単なる「仕組み」とか「プログラム」
といったもので脳の動きを表せるということです。
ただ、表せるといっても「原理的には表せる」といった意味であって
実際に表せたのかというと、脳の回路があまりにも多すぎて、
まだ現実には表せていません。だだ、これは観測技術やかかる時間が多すぎるという問題であって、
いずれ解明されるでしょう。
つまりある意味、人間というのは「超複雑な機械」と言えると思います。
まあ結局、なにをもって「機械」を定義するかによると思いますけどね。
ありがとうございます。
では、現在の時点では解明されていないものの、理論的には脳の働きは機械的なものだと言われているのですね。
ああ、確かにそうですね。何かを考える前には定義をハッキリと決めておくべきでした。
No.7
- 回答日時:
人間のかわりになるようにつくっていますからね・・・
できないことを補えればいいと思いますが。
機械は電気で動く。
電気はあっても、プログラムがないと動かない。
血がないでしょ。
機械は食べない・飲まない
人間は脆い
相手を好きになる気持ち
ありがとうございます。
人間は電気の代わりに食物で動きます。
食物があっても、DNAが無かったら(ムチャですが)動きません。
血が無いのは、システムの問題でしょうか?
機械も脆いです。
好きになる気持ちは、本能的なものでは?ということは、プログラムと一緒なのではないでしょうか。
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