人生応援歌

あなたの人生の応援歌教えてください

No.1 ベストアンサー 回答者： bakudan1021 回答日時： 2011/01/16 22:52

私はミスチルの「花の匂い」です。

　私は学生時代、スーパーのレジでバイトをしていたのですが、私がレジを独り立ちするまでについてくれた先輩はとても親切に仕事を教えてくれて、私が元気よく接客してくれているところをほめてくれました。そして何より、先輩のお客様と接する姿が私にとっての憧れであり、目標でした。しかし、バイトを始めてから一週間が経ってから、店長に「２日で独り立ちするはずなのに君はまだ一人でレジが打てていないからもう辞めてくれ」といわれてバイトを辞めました。
　それからは、何をやっても上手くいかず、「もう自分には何もできない・・」と何度も思いました。そう思いつつも就職活動をして、就活サイトのページを見ると、レジでバイトをしていた時に私についてくれた先輩の紹介ページを偶然見つけました。それを見て私は先輩がお客様に気持ちよく満足して買い物をしてもらうためにこれほどの努力をしているんだ、と思いました。
　それから私が福祉施設に就職し、職場の研修中に私の仕事ぶりを見た同僚から、「お前、利用者にその身を捧げようとしているように見えるな」といわれました。その時は「そんなことないよ、仕事でやってるんだよ」と、その時は適当にあしらったのですが、他人から見てそんな風に見えるのは、私が利用者に気持ちよく、そして満足して生活してほしいという想いを持っているからなんだと思いました。そしてバイト時代に、私についてくれた先輩もこんな想いで仕事をしているんだと気づき、私も先輩みたいな利用者に満足してもらえるサービスが提供できる人になりたいと強く思うようになり、今でも先輩の存在は私にとっての大きな心の支えなのです。
　私がこの曲の歌詞で好きなのが「別の姿で同じまなざしであなたはきっとまた会いに来てくれる」というところです。先輩には会えなくても、私が先輩みたいになりたいと思いながら福祉施設で働いていると、もしあの時僕の入ったレジについてくれた先輩がこの職場の先輩だったら・・と想像してしまうのです。あと就活サイトで先輩の紹介ページを見たことが悲劇の中で植わっていた幸せの種のようにも感じました。
　この曲は、スーパーでバイトをしている時私の中に咲いた憧れの花が、スーパーのバイトを辞めて枯れてしまっても、種を落とし、水をまき、就職してから再び大きな花を咲かせる事を表していると私は感じました。この曲を聴くと、先輩のことが頭に浮かび、先輩という憧れの人に出会えた喜びを感じ、辛い時でもまた歩き出そうと思わせてくれる曲です。