漫画絵にデッサンは無関係！？

Question

漫画絵は漫画絵、デッサンとは違うから、デッサン力＝漫画絵力　にはならない。

という恐ろしい物を見てしまいました。高校になったら美術部に入ろうと思っていた私にはショックです。
これは本当なんですか？　　漫画家はリアルな絵にデフォルメを加えて行って、漫画絵にするとも聞きますが…？

ririsakura · Accepted Answer

確かに、デッサンができたからって魅力的な漫画絵が描けるとは限りません。
ですが、デッサンができたほうが魅力的な漫画絵が描ける可能性は高いです。
むしろ…デッサン力が全くない漫画家っていないんじゃないかと思うのですが…

別にショック受けなくても大丈夫ですよ。
本気で漫画家を目指すのであればデッサンやっておいて損はないです。
「デッサンをやらないことが得」になるはずはないです。
というか、デッサンの勉強をしなくても漫画絵が描ける人はそもそも才能があったのであって、何も言わずにデッサンやらせても上手いはずですよ。

zenzaburou · Answer

海で遊ぶときは泳げたほうがいいし、より楽しい。
波打ち際でちゃぷちゃぷするのもイイけど
水底に光る綺麗な貝殻を拾うには潜らないといけないし、、。
泳ぎ（デッサン）は練習すべきだとおもうよ。

LimeGreen5 · Answer

こんにちは。

漫画絵として確立されたものは、漫画絵として描けます。
では、まだ漫画絵になっていないものは、どうやって漫画絵にするのでしょう？

ちょっと哲学的ですかね。
言い換えると、デッサン力があれば描いたことの無いものでも、すらすらと描くことができるようになる、と思ってください。

誤解を恐れずに書くと、デッサン力とはモノを見て、再現する力です。

区切りの無い空間を切り取って描くとき、
どこで切り取るか？
どんな角度で切り取るか？
リアルに描くにしても、デフォルメするにしても、
必ず作者の意図を反映させた「切り取り方」があります。

余白の広さ、レイアウト、バランス、そして陰影を含めた描写。

見て、あるいは想像したうえで、
限られた平面に描くためには、
デッサン力がモノを言うんですね。

限られた平面上で再現するための基礎が、デッサンだと思って良いです。
形状が似ているとか、リアルだとか、そういう部分だけを限定して見てしまいがちですが、
デッサン力は目に見えないところで効く力ですから、学んで損は無いです。

アートの世界では人体を見るために解剖図も勉強する学校があったりします。
漫画家でも解剖図を取り寄せたりしている方がいたりします。
描くために必要だと思ったら、なんでもやってみることが大切なんですね。

例えば、自転車に乗っている人を描こうと思った時、いきなり漫画絵で描けますか？ みたいなことです。
ちゃんと自転車に乗ってる人を見て、場合によれば構造まで観察しようと思うでしょう？
リアルからデフォルメしようとする時に、どこを省くかを考えるにしても、「見て再現する力」は必要ですよね。

そこらへんをデッサンで磨くんだと思ってもらえれば、大きく外れないと思います。

そんなカンジで。

kyo-mogu · Answer

　どういった画風の漫画かな？　私は主に４コマが多いんですが、デッサンが良い人は落ち着いたバランスだと思って居ます。

ただ漫画もいろいろで下手な絵でもおもしろかったら大丈夫という事も有ります。

　簡単な絵と精密に描く絵が同居することもあります。

　

簡単な絵と精密に描く絵が同居することもあります。

hanzo2000 · Answer

確かに「デッサン力＝漫画絵力」とはならないと思うけど、
いい漫画絵には、デッサン力が必要だと思いますよ。

マンガを描くうえで、
デッサン力は十分条件ではなくて必要条件なのです。

手塚治虫先生は全盛期に、
「私のマンガは記号だ」とおっしゃっていたそうですね。

これはつまり、一定のデフォルメパターンを繰り返し使っていた、
というような意味だと考えています。

たしかに、手塚先生はさまざまなマンガを描いていらっしゃいますが、
表現手法としては非常にわかりやすい、記号的表現が多いかもしれません。
そのおかげでテンポのいい、非常に読みやすいマンガになっています。
だからこそあれだけの多作であったともいえますし。

でも最近はマンガ記号的表現ではなくて、
リアルな表現が求められてきているように思えます。
最近人気の漫画を見ても、手塚先生の時代のように、
漫画らしい表現だけで構成されている漫画があまりありません。

あなたが何を描きたいかにもよりますが、
デッサン力をつけることは、絶対に漫画に有効な素養になるはずです。