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現代人は雑食ですが、生肉で食中毒を起すことが多々あります

生粋の肉食獣は、生肉や死肉を平気で食べて生きているということは、細菌の耐性を身につけているのでしょう

人間が肉食獣ほどの耐性がないということは、そもそも本来は肉食は行わなかったから?

”火”を獲得する以前の人類は、何食だったのでしょうか?

A 回答 (7件)

「もともと」何食というのであれば、草食です。

(正しくは木の実などを食べる果食動物)

私たち人間は、哺乳類の中の霊長類ヒト科の動物の一種です。 つまり、 ゴリラ、チンパンジー、ボノボ、オランウータンの仲間です。 そして、生物学的にも、それら霊長類と人間は遺伝子的にほとんど差がなく、 この食性も同じであろうと考えられています。

体重40~60kgくらいの霊長類の主食は果物です。従って、私たち人間も果食動物であると考えられます。その生物に最適な食べ物というのは、加熱も味付けもしなくても食べられる物です。 人間の場合は、果物と野菜でしょう。

霊長類の進化をみると、食べ物がだんだん植物化してきている事が分かります。 下等な霊長類ほど昆虫食に、高等な霊長類ほど植物食になります。 霊長類の一番上に位置している人間は本来植物食であると考えられます。

人間の先祖の食生活について考えてみると、最も簡単に食べられるものは果物です。 見た目も魅力的で目に留まりやすい色で木の枝から取ってそのまま食べる事ができます。次に見つけやすい食べ物は野菜です。 その次は木の実ですが、一回の食事になるだけの量を手に入れるのは困難です。 調理されていない穀物は殻が堅くて食べにくいです。 肉を手に入れるのは最も困難です。

乳製品は少なくとも農業革命まではありませんでした。 私たちの祖先は果物、野菜、木の実を食べ、穀物と肉を最後の手段としていたのです。

果食動物の場合は歯がほぼ同じ高さになっています。 雑食動物の熊は牙はありますが門歯は草食動物に似ています。 そして、人間の場合はまさに果食動物の特徴そのままです。

犬歯は肉を切り裂くための歯であると主張する人もいますが、これは大きな誤りです。 犬歯は肉食をするための歯ではなく、木の実などの固い物を砕く時に使われる歯なのです。 人間の犬歯は退化しているので、動物性食品は必要ないという説もあります。 因みに、肉食動物にも草食動物にも犬歯はあります。

人間は鶏や子羊を見ても食欲が沸いたりしませんし、 肉食獣のように襲い掛かろうとしたりはしません。 普通は子豚の首を切り落とすなど考えたくもありません。 ところが、林檎、蜜柑、葡萄、苺などを見ると本能的な感覚が働きます。 母乳は明らかに赤ん坊の飲み物ですが、果物、野菜を食べないと充分な母乳が出ません。 人間は果実と緑葉を常食とする果食動物であると推論する事ができます。

人間の体は、肉、魚を消化するようにできていません。 生肉、生魚を主食とする北極圏民族のエスキモーは、かなりの短命として知られています。

私たちの体はアミノ酸を必要としているのであって、 たんぱく質を必要としているのではありません。 私たちが食事から摂らなければならないのは、 八種類のアミノ酸であり、たんぱく質ではありません。ほとんどの果物と野菜には、体に必要な八種類のアミノ酸がそっくりそのまま含まれています。

そんなわけで人間は「もともと」草食動物と生物学的に言われております。

参考サイト

http://www.oralhealth.jp/study/kensa.html
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この回答へのお礼

大変興味深い回答ありがとうございました

お礼日時:2011/05/17 17:32

ヒトの食性は最初から「雑食性:omnivorous」です。



霊長類進化の過程を見ていくと、原猿の時点では主に昆虫食で、続いて体の大型化に伴って果実食や葉食を獲得しました(追加であって置換ではありません)。
昆虫は高タンパク、高カロリーで普遍的に見られるもので小型肉食獣にとって格好の捕食対象です。
果実も同様に、植物の一器官でありながら肉食獣でも消化可能な成分に分化していて高効率的な食材でありますが、獲得可能な時期には周期性があり、これを食域対象とするにはそれなりの移動能力(身体の大型化)が必要になります。
昆虫、果実は高効率な食材とはいえその生物量は限られているので、さらなる身体の大型化をするには膨大な生物量をもつ食材、すなわち植物体(葉)を食域対象にする必要があります。
さらに哺乳類は基本的にセルラーゼ分泌器官を持たないので、宿主の代わりにセルロース分解を担当する微生物叢を消化管内に住まわせるスペースが必要になり、これも身体の大型化が必要です。
例えば、最も身体の大きなゴリラは食物の殆どをネギ類に依存している種です(ただし部分的に昆虫食、果実食も行う)。
また、身体の大型化の過程で、樹上移動能力を損なわない範囲で最大に近いサイズ(チンパンジーあたり)を獲得した種は、小型哺乳類を対象とした新たな肉食性を獲得します。
チンパンジーなどは小型猿類を狩猟したり、時には共食いも見られることが分かっています。
ヒトはこの哺乳類を対象とした肉食性を持った種をベースにしています。

肉食性と草食性を分類する基準はいくつかありますが、もっとも厳密で簡潔な基準は「セルラーゼを分泌できるかどうか」というものです。
しかしこの基準だと、哺乳類全てが草食動物に該当せず、メタ生物論的に共生微生物叢の能力も宿主の特異能力に含むとしても、今度は逆にほぼすべての哺乳類が草食動物に該当するので、あまりよい基準ではありません。
個人的に最も妥当と思われる基準は「難消化性の繊維質な生きた植物体を主に食物とするか、生きた動物体を主な食物とするか」です。
ここに書かれている「植物体」に穀物や果実、加熱発酵した植物体は入りません。
どちらにも該当しなければ「雑食動物」ということになります。

人間の歯の構成は、門歯と臼歯が発達している草食動物傾向の構成(クマなども同様で、雑食性動物としてはごく普通)。
眼球のつき方は立体視に向いた形で狩猟性の肉食動物傾向(ただしこれは樹上移動に適した形でもあります)。
小腸の長さも、肉食動物と草食動物のちょうど中間的な長さで、草食動物にとって重要な盲腸は退化しています。

以上を踏まえると、ヒトという種は「肉食動物由来の植物食寄りの雑食動物」ということになります。
(雑食性の動物は植物食寄りがほとんどなのですが…)

>人間が肉食獣ほどの耐性がないということは、そもそも本来は肉食は行わなかったから?

腸内微生物由来の食中毒にかかるかどうかは、消化管構造や血管免疫よりも腸内微生物叢の構成と腸内免疫の連動のほうが重要になります。
微生物叢構成はわずか数世代で劇的な変化が可能なので、食中毒を引き起こす細菌と競合する種は必要なくなれば淘汰されていきます。
火の発明から現代まで、そのような変化が起きるには十分な時間です。
それに、ヒトが食中毒を起こすのは、肉食動物のように殺したその場で食べず、「貯蔵」した後微生物が蔵書するのに十分な時間をおいてから食べることも大きな要素です。

>”火”を獲得する以前の人類は、何食だったのでしょうか?

ヒトがホモ・サピエンスとして他の種から分化したころの食域は、一説によると動物質の割合が30~40%に達する可能性もあります。
現代の人間よりはるかに肉食寄りです。
周囲の生物相で食べられるものが動物質のものばかりということだったのでしょう。
それ以降、ヨーロッパなど寒冷な地域に移動した集団は肉食寄りの食域を維持し、温暖な地域に移動した集団は再び植物食寄りの食域に戻っていきます。
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この回答へのお礼

大変詳しいご回答ありがとうございます

とても参考になりました

お礼日時:2011/05/14 20:47

人間はもともとは草食動物です。

その証拠に大臼歯、小臼歯、(穀類などを臼のようにすりつぶす歯)合わせて16本あります。

肉食動物は食物を噛まずに飲み込むのであごは発達しておらず、臼歯はありません。

人間は食物繊維を咀嚼(そしゃく)するための顎(あご)があります。

また肉食動物の顎は上下のみにしか動きませんが、人間や草食動物の顎は横にも動きます。これは穀物や草をすりつぶすためにあります。

これは歯科大学の授業で教えられることです。
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こんにちは!



<肉食獣は・・・細菌の耐性を身につけているのでしょうか。
動物によっては,少々腐った(生)肉でも食べないと生きていけないので,胃酸が強くなっています。犬も胃酸が強いので,人が食中毒になっても犬はならないことがよくあります。また,人間も,いつも細菌の少なくない食べ物を食べている地域の人びとは胃酸分泌量が少なく,また個人差により,胃酸分泌に差があるので,すべての人間が耐性がないわけではありません。したがって肉食というよりは,いつも細菌の多きものを食べているかどうかで,胃酸の関係で決まります。

現代人は雑食ですが・・・
現代人に限らず,古代を含めて,人は雑食です。人間の歯を研究した人が,雑食に適した歯だと判定しています。
蛇足ですが,人間の足は,走ったり,歩いたりするのに適しており,歩きを基本としながらも,時に(獲物を追い駆ける,あるいは恐竜とか天敵などに追い駆けられる)走ったことが分かります(走りについては,江戸時代の飛脚のスピードが遠距離の走行スピードの参考になります。1km6分0秒ペースで,時速10kmです。)。


・・・以前の人類は,何食だったのでしょうか?
人間は遺伝子的に飢餓に強いので,何日も食糧にあるつけないことは想定した設計になっています。当時の生活を考えると,電気もなかったので,日没後に食事するのは焚き火以外にないので,夕方頃にとって,1日2食が基本でしょう,朝,起きて食糧を探しに行く,夕方,また食べる,この辺が消化時間や当時の生活状況から妥当なところでしょう。大雨とか猟の不調で食糧にありつけない日は当然あったことでしょう。縄文時代になると,クルミの栽培を始めたり,ドングリを保存して食べたりするとうになりました。
 蛇足ですが,縄文時代の遺跡は貝塚として残っています,登呂遺跡もそうですし,青森の三内丸山遺跡もそうです。日本の貝塚全体に例外なく共通していることは,標高20m以上の地点にあるということです。今から5千年前の縄文時代は,今よりも気温が5℃高く,北極や南極の氷が溶けていたため,海抜は今より5m高かったことが分かっています。彼らの住居は今で言えば20-5=15で,標高15m以上の地点にあり,この高さが長い年月かけて彼らが学んだ,津波に対して安全な高さと思われます。蛇足多くて失礼しました。
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 雑食だったと思いますねぇ。



 チンパンジーでさえ、時々は狩りをして小型のサルを食べています、もちろん ナマで。狩りの際、あの犬歯は関係ないようですし、仲間内(特にメスに対する)分配にも一定のルールができているようです。つまり、チンパンジーでも食べ方が伝統になるほど食べているわけですから、人間はもっと食べたのでは?

 それと、うろ覚えなのですが、時々、NHKで特集をやりますが、「人」という特集で、人間の脳が発達したのは、動物性タンパク質を採った(普通のサルより多く)ことによりできた、栄養の余剰分が原因だった、とか、そんなようなことを言っていたと思うのです。

 で、雑食説に一票。

 ちなみに、最近の日本人は、海外で何か飲んだり食べたりするとすぐ下痢をしたりしますが、欧米人は同じ物を食べても平気だったりします。これは、つい最近の日本の、無菌状態が原因で、「耐性」なぞ、30年もあればできたりなくなったりします。
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人間は霊長類ヒト科の草食動物です。

その証拠に大臼歯、小臼歯、(穀類などを臼のようにすりつぶす歯)合わせて16本あります。
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貝塚の後を見ると


回の殻のほかに魚の骨、獣の骨も残っていますね
生物は進化もしますが、退化もしますよ(^-^)
私は雑食だったと思います
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