この間、11年買っていた犬をガンでなくしました。
1ヶ月前には「ちょっと歳を取ったかな?」ぐらいに感じましたが、
亡くなる3日前にはおとなしすぎて、えさも食べておらず、
2日前に、あきらかに貧血症状が出、病院へ連れて行ったところ、
入院しました。
その後、病院ですごく元気になってしまい、回りに迷惑をかけるほど、復活していました。
で、血液、エコーの結果、脾臓の腫瘍か、もしくは肝臓、との判断で、手術をしたのですが、
手術中に死んでしまいました。
脾臓の腫瘍と判断して開腹してみたら、肝臓の表面にガンがあり、にじむような大量の出血だったそうです。
ただ、たまたま3週間前におこなった血液検査での異常は
「年齢のせいもあるかな」程度で、元気ですよ!といわれましたし、
手術前の血液検査でも、肝臓に関する数値はさほどでもない、とのことでした。
先生も、お腹をあけてから、肝臓が悪い事がわかったと言っているほどです。
そこで質問ですが、血液検査ではどこまで病気の事がわかるのでしょうか?
また、病気の早期発見のためには、何をしたらよいでしょうか?
ガンによるあまりにも突然の死だったので、自分で納得ができず、こまっています。
よほどガンがひどくならない限り、血液検査ではわからないものなんでしょうか?
まだ、猫を3匹かかえているので、今後の為にも、
ぜひ、おしえてください。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは。
残念ながら通常の血液検査では、体の中に腫瘍があったとしても、ほとんど異常な値というのは出ないでしょう。異常が出るのは白血病で白血球数が上昇する場合などがありますが、肝臓に関しては、肝臓に腫瘍があったとしても肝臓の数値が明らかな数値を示さないことはよくあることです。そういったことがあるのでそれぞれの腫瘍を特異的に、血液検査で見つける「腫瘍マーカー」が開発されることが望まれますが、現段階では獣医学では実用的なものはありません。
また、進行すれば異常が出て来るとも限りません。肝臓や腎臓などの臓器が冒された場合は何らかの異常があらわれる可能性はありますが、ケースによって違いますので一概には言えません。脾臓にできやすい腫瘍の場合、脾臓に特異的な血液検査項目というのはありませんから、やはり異常を見つけることは難しいでしょう。消化管にできる腫瘍の場合は下痢や嘔吐などの症状が現れますので、そうしたことから病気を疑うことができます。
血液検査というのは万能な検査ではありませんから、血液検査さえすれば安心という、依存した考え方は良くありません。やはり生活の中での些細な変化や、身体の変化、お腹の張り具合などの変化を観察することは大切です。異常が疑われれば血液検査と合わせてレントゲンやエコーなどの画像診断によって、血液検査では分からない、実際の形を判定することで、病気を早期に見つけることはできるかもしれませんね。それから年齢というのはやはり重要な要素です。歳を取ってくればそれだけ病気が多くなることは常に考えておくべきでしょうね。
ですから結局の所は定期検診を受けると言うことと、明らかな異常がある場合はなるべく早期に受診すること、この基本に尽きると思います。
しかしこれだけは申し上げておきますが、お腹の中の腫瘍の場合、残念ながら発見されたときには大分進行しており、治療が困難であるケースは非常に多いのです。飼い主さんにとっても、獣医師にとってもつらく残念な事ですが、現段階での獣医療の限界があるのかもしれません。ですから、anponさんが怠慢な飼い主であったということは決してありません。いまは納得できず自問自答されているかもしれませんが、ご自分を責める必要は一切ありませんし、ワンちゃんもそんなことは望んでいないはずです。いままで愛情を持って飼ってくれたことに関して、感謝しているはずですよ。
詳しいお話、ありがとうございます。
そうですか、あまりわからないものなんですね・・・。
確かに、手術前の血液検査でも、さほど数値が悪いわけではなかったので・・・。
今では気軽に相談できる獣医さんを見つけたので、かなり
お世話になるようにはなったのですが、
やはり注意深く気にしてあげる事が一番なのですね。
まだ2匹の中年猫と、1匹の若猫を抱えているので、
心配ばかりです(苦笑)
No.3
- 回答日時:
一般的に動物病院で行える血液検査では、例えばがんの有無などを反映することができないケースは存在します。
とくに腫瘍に関連するものの場合は、特殊な検査方法が必要となる場合があり院内検査ではカバーできないものが多くあります。その際は人間と同様に検査線センターに外注したうえで結果をチェックすることがあります。血液検査結果のみですべてを判断するのはなかなか難しいといえるかもしれません。そのため、いろいろな方法で問題の有無を確認するのですが、その例としてレントゲンやエコー検査などがあります。結果論となってしまいますが、実際に腫瘍を早期発見できるケースはそれほど多いとはいえず、不調が出た際に確認しますとかなり進行している例が多くみられます。定期検診の重要性を感じることがよくあります。
飼い主様が異常を発見された後献身的に看護されたことはわんちゃんにとっても幸せなことと思います。
No.1
- 回答日時:
こんにちわ、開業獣医師です。
癌の専門ではありませんが、毎日エコー、レントゲン、血液検査は沢山してます。ご質問の内容が非常に多くのボリュームを含んでいるので、「ガンの早期発見は血液検査でできるか」についてお話しします。
まず、血液検査は沢山の種類があります。 赤血球、白血球、肝臓や腎臓の酵素、総胆汁酸という肝臓の機能検査、ホルモンの疾患を測定する検査、アレルギー、ウィルスに関する検査等々です。
例えば、肝臓の細胞、細胞壁、機能の状態は血液検査である程度まで診断できます。 しかし、そこにガンが存在するか、は分かりません。
でも、ガンにより冒されている臓器や身体の状態を調べることはできます
人間の方では下記hpでの腫瘍マーカーがありますが、動物の医療には使われていません。 このマーカーを皆さんが「血液検査でガンが分かるのでは」という意味でで話している事が多いです。
ただし、血液系統のガン(白血病とか)の発見にはとても重宝です。
ガンの診断にはエコー、レントゲン、細胞診、血液検査、勿論診察(私の病院にはCT、MRIありません)を駆使して行います。
時には試験開腹をして、腸などの組織を摘出し病理検査することもあります。
まとまりがない文章ですみません。
参考URL:http://www.norimo.to/dock/lecture/tumormk.htm
おはようございます。朝早くの回答ありがとうございます。
確かに血液検査だけで、ガンはわからないとは思います。
すみません、表現が下手で。。。(^^;
えっと、なんと言いましょうか、ガンがどこまで進行すると、
血液検査で何らかの異常が見られるのでしょうか?
もちろん、ガンの種類?によって違う事もあるでしょうが・・・。
3週間前の血液検査で、多少の異常はみられたので、
やはりその時点で深く疑うべきだったのか、
とても悩んでいます。
物言えぬ赤ちゃんのような存在のペットですから、
今後も、もっと理解していきたいと思っています。
何でもかまいませんので、教えてください。
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