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吹奏楽やオーケストラの知識が全くない人に、次のことを説明するにはどうしたらいいでしょうか?

吹奏楽やオーケストラでは、ドレミファソラシドをドイツ語でC(ツェー)、D(デー)、E(エー)、F(エフ)、G(ゲー)、A(アー)、H(ハー)、C(ツェー)と言いますよね。
でも、フルートなどのC管の楽器では前述の通りの音階になりますが、クラリネットなどのB♭管楽器のドレミファソラシドは、B♭(べー)、C(ツェー)、D(デー)、E♭(エス)、F(エフ)、G(ゲー)、A(アー)、B♭(べー)になりますよね。

二つの楽器を比べると、楽譜上は同じ「ド」という音でも、実音ではフルートが「C」、クラリネットが「B♭」の音を出している、つまり違う音が出ているということになります。

私は吹奏楽部に所属していたので、ドイツ語の音階に慣れてはいますが、部活でちょっとかじった程度の知識しかなく、なぜそうなるのかということがイマイチよく分かっていないため、人に教えられません。
たぶん大抵の人は、ドレミファソラシド=ピアノ(フルート同じく調性はC)の音階と思っているのでこんがらがるんだと思いますが・・・。

以前、フルートが「この音はドだ」と主張する音を、クラリネットは「いいや、その音はレだ」と主張する。中身は同じ音なのに、楽器によって呼び名が違うのは紛らわしいので「C(ツェー)」と呼ぶことに統一しましょう、と説明しようとしたことがあったのですが、別に紛らわしいことが理由ではないですよね。

また、私は文章中で「調性」とか「音階」とか気軽に使ってしまっていますが、厳密にはそれぞれどういう意味でしょうか。
ドレミファソラシドは音名、CDE・・・が実音だった気がしますが、じゃあ「音階」は・・・? 
また、「B♭」を「ベス」ではなく「べー」と発音する、「B」と表記すべきを「H」とするのはなぜですか? 普通のドイツ語のアルファベットでは「B」が「べー」ですよね。

吹奏楽部時代は、自分の楽器の実音が分かっていれば何とかなったので、あまりよく分からないんです。

A 回答 (3件)

こんばんわ。


ご質問がいろいろ多岐にわたっているようで、どのように答えれば的確かわかりませんが。。

つまり、クラリネットやトランペットなどの移調楽器の人が、B♭を「ド」と言ったり、Fを「ソ」と言ったりするのは、あくまでもその楽器の都合であって、その楽器内だけで使うべき言い方なのです。
合奏など、他とコミュニケーションをとるときは、実音(実際に鳴っている音)の音名で話すべきです。でなければ混乱します。

「音名」というのは、ドレミファソラシ、CDEFGAH、ハニホヘトイロ、これみんな「音名」で、「音階」を表しています。
ドレミがイタリア語、CDE(ツェーデーエー)がドイツ語、ハニホが日本語です。ちなみに英語だとCDE(シーディーイー)となり、7音目がB(ビー)になります。

「実音」というのは実際に鳴っている音であり、それを何語で表すか、の違いだけのことです。

ドイツ音名でどうしてBでなくHになるかは忘れましたが、英語音名と混乱するからだった気がします。

管弦楽になると、例えばトランペットはB♭管だけでなくC管やD管、E♭管なども登場します。なので、パート内でも実音でしか会話しません。
クラリネットもA管やE♭管が出てきますので同様ですね。

うまくまとまりませんが、こんなもんでいかがでしょうか?
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この回答へのお礼

分かり易い回答をありがとうございました。

他の方も有難うございました。
参考なりました。

お礼日時:2011/12/05 13:52

こんにちは


いっぱい質問があって皆さんから回答が寄せられているのでピンポイントのみで(^^)
>ドレミファソラシドは音名、CDE・・・が実音だった気がしますが、じゃあ「音階」は・・・?
 音楽史を勉強するといいよ。
 別に専門家にならなくても勉強していいんですよ。興味があるなら(*^_^*)
 音に対する不思議さを気づいた記録がギリシャにあります。
 まだ階名も旋法もない時代です。
 音の名前は -ABCDEFGH-IKLMNOP でした(-の部分は後世で定義されます)。
 ドレミより数が多いですよね。この頃はオクターブで繰り返す概念がなかったのです。
 -の部分ですがそこを含めて日本語音名で当てはめてみると..
-ABCDEFGH-IKLMNOP
といろハニホヘトイ変ロハニホヘトイ
         ロ・・・・・・・
 ドレミより数が多いですよね。この頃はオクターブで繰り返す概念がなかったのです。 
 これが記録を残した人の名前を取ってボエティウス式音名法と呼ばれています。

 後世(400年後ぐらい)のムシカ・エンキリアディスという記録には下記のようにオクターブの概念が見られます。
-ABCDEFGA-BCDEFGA
といろハニホヘトイ変ロハニホヘトイ
         ロ・・・・・・・

階名はキリスト教が生まれて仏教のお経に相当する?賛美歌を普及させるために旋法とほぼ同じタイミングで生まれたものです。ドレミが賛美歌の詩から生まれたというのは有名な逸話です。

>また、「B♭」を「ベス」ではなく「べー」と発音する、「B」と表記すべきを「H」とするのはなぜです>か? 普通のドイツ語のアルファベットでは「B」が「べー」ですよね
 古代の方は音というものは神が人に与えてくれた完全なる祝福と考えていたようで必ず純粋で気持ちのいい和音になる組み合わせが存在しなければならないと考えていたようです。
 ところが困ったちゃんがロ音だったのです。
 当時の気持ちのいい和音とは純正律のことで、これでロ音を組み合わせるとある旋法ではロ音が気持ちいい組み合わせになりある旋法では変ロ音が気持ちのよい音になる..これは神の教えに反するというので悪魔の音として嫌われたといういきさつがあります。
 いずれにせよ使い分けなくてはならないのでBという音は2つあるとされました。これを区別するのに小文字のbの丸い記号と(後に♭となったといわれる)と四角いナチュラルから下に伸びる棒を取った四角いbが生まれました。
 これを活版印刷が始まった頃、ドイツでは字母を作るのが面倒だったためbとhで代用しました。
これがB(べー)とH(ハー)の由縁といわれています。

 ね、音楽史っておもしろいでしょ~(^^)v
 とりあえずは皆川達夫先生の「中世・ルネッサンス音楽」からスタートとかしら!
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 音の高さの呼び方は、



日本  :ハ-ニ-ホ-ヘ-ト-イ-ロ-ハ
英・米 :C-D-E-F-G-A-B-C(読み方は英語式)
ドイツ :C-D-E-F-G-A-H-C(読み方はドイツ語式)
イタリア:Do-Re-Mi-Fa-Sol-La-Si-Do
フランス:Ut-Re-Mi-Fa-Sol-La-Si-Ut

などで、基本は「実音」を表わします。単に、読み方の違いだけです。
英米の「B」が何で「H」かといわれても、そう決めたから、としか言いようがありません。多分、ヘ長調が最も標準的な音階だったから、ということでは。(英米式の「B♭」に相当する音が多く使われていて、これをドイツでは昔から「B」と呼んでいた、とか)

↓ 参考まで。Wikipediaの「音名・階名表記」。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%B3%E5%90%8D% …

 上記の呼び方はすべて「実音」です。
 混乱するのは、日本語で「ドレミファ」といったときです。これは、実はイタリア語そのものなのですが、「音名」(=実音、固定ド)をいう場合と、「ヘ長調のドレミファは、F-G-A-B(B♭)」といった「階名」(移動ド)をいう場合とがあります。これは、単に決めごとですので、その団体なりグループ内で決めて使えばよいだけです。外部の人と話す場合は、どちらで使うかを決めないと誤解のもとになります。(どちらが正しい、という問題ではありません)

 管楽器の「移調楽器」は、その楽器の「管の長さ」で決まるもので、弦楽器やピアノなどの鍵盤楽器にはないものです。管楽器は、管の長さで単に音の高さが変わるだけでなく音色も変わりますので、ハ長調でない楽器もたくさん存在するわけです。(普通、ソプラノ***とか、アルト***とか、テナー***とかいう楽器名はそれに相当します)
 いろいろな楽器を同じ指づかいで吹くためには、楽譜の表記をその楽器の調に合わせて「移調して」書くことになります。この楽譜をそのまま読むときは「移動ド」方式で読むことになります。でも、他の楽器と音を比べるときには、実音で呼ばないと話が通じません。
 普通は、楽譜を読むときは「ドレミファ」(移動ド)、実音でいうときには英語式かドイツ式、ということが多いのでないでしょうか。

 ご質問の中で、「音階」と言っているのは、多分「階名」のことかと思います。上の説明の中で、一応説明になっているでしょうか。
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