昔話で、浦島太郎は日本で、とても有名ですが
なぜ、こういう昔話を子供に聞かせるのか、意味が分かりません。
いじめられていた亀を助けてあげた浦島太郎は
結局、玉手箱を開け、酷い目にあってしまう。
簡単に言えば、「いい事をしてもろくなことはないよ!」と、
こどもに教えているようなものじゃないですか?
最近話題になった、中国の2歳児のひき逃げ事件で、倒れている2歳児を
見て見ぬ振りをする18人の中国人がやった行動を、地で諭してるような話を
なぜ日本では、平気で普及させているのでしょうか?
意味が分かりません。
こんな昔話は、日本から消してしまえばいいと思います。
開けてはいけません、と言われたのに開けてしまったから
言われたことはちゃんと守れ!みたいな教訓が大切なのでしょうか?
普通、この状況で好奇心に負けず玉手箱を開けない人なんていないと思います。
こんな昔話を、平気でこどもに普及している日本が、おかしいと思います。
なにか、分かる方いましたら、教えてください。
なぜ、こんなくだらない昔話を日本人はこどもに聞かせるのでしょうか?
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
非難吹き荒れていますが、実は私も高校の頃に同じような質問をしました。
中島敦の「山月記」を読んで、この作者の言いたいこと、教訓と言うべきことは何ですか?と質問したのです。なんか主人公が理不尽にも不幸になると考えたからです。すると国語の頭の悪そうな教員から、「おまえは文学が分かっていない」などと怒られたものです。まぁ、その教員の言うことも今では分かります。私は文学研究者になったのですが、文学の観点からいえば、
・お伽噺は、子供を教育するためだけのものではない。文化であり、伝承である。したがって、教育的な観点からだけ論じる態度が間違っている。
と頭ごなしに、言うこともできるのです。
子供の教育なら、もっと現代の作家が書いた絵本を買えばいい、と。しかし、敢えて言えば、子供の教育としてどうなのでしょうね。
高校の頃から歳を食って、私は残酷さを含んだ作品をレアリスムということ、レアリスム文学の良さが分かりました。そして実際、レアリスムの作品を禁じた国や時代もあったのだそうです。かつてのフランスや、現代の中国がそれでしたっけ(中国のことはよくわかっていませんので間違いかもしれません)。子供の教育という点では、善行があだで返される話は、親からすると心配する話かもしれません。が、現実には起きうる話です。物語で残酷さに慣れておくのも、また、子供のためなのかもしれません。砂糖菓子のように甘い作品ばかり読んでも、現実感覚が飛んだ子供が生まれるでしょう。
たとえばどういうことか。質問者さんにわかりやすいように、もっともらしいことを言えば、たかが亀を助けたくらいで、調子に乗ってお土産まで貰ってはならない、という教訓かもしれませんよ。だって、悪い子供を追っ払っただけなのでしょう。お礼を貰いすぎです。
回答ありがとうございました。
>物語で残酷さに慣れておくのも、また、子供のためなのかもしれません。
なるほど、そういうとらえ方もありますね。
とても納得できる回答をありがとうございました。
No.7
- 回答日時:
ANO.3の方の貼り付け先を読んでゆくと、「もともとはさまざまな結末があったが、戦前の教科書に採用された話が現在一般的になっているので、結末に違和感を覚えることがある」というのが答えみたいですね。
『浦島太郎』ひとつとっても、物語の変容とその需要の変化の歴史があるわけで、それを紐解いてゆくと文化論として面白そうですね。さらに言えば、我々が現在の一般的な『浦島太郎』を無自覚にそのまま受容する必要性はないわけで、「こんな昔話は、日本から消えてしまえばいい」という質問者様の意見も、私の意見とは異なりますが、「あり」だと思います。
私が好きな藍川さとるという漫画家の作品の中に面白いエピソードがあります。登場人物の一人に絵本作家がいるのですが、その彼が娘に「アリとキリギリス」を読み聞かせます。
>夏の間歌ってばかりいたキリギリスは、ありさんに食べ物をわけてくれるようにたのみました
>ありさんは言いました
>「夏の間歌い続けた歌なら さぞかし冬の間も私たちを楽しませてくれることでしょう」
>キリギリスは一生懸命、冬の間中歌いました
>ありさんは喜んで食べ物をわけてあげました
結末が違っていないか?という質問に対して彼は答えます。
>芸を売るのもみがくのも仕事だろ?
>きっとこの話が作られた時代は「この芸人風情が!」なんて言っていたんだよ
>イソップってあまり好きじゃないんだ だって意地が悪いだろ
引用が長くなりましたが、「結末がおかしい」と感じている点は質問者様に通じるものがあるのではないでしょうか。質問者様が子供に読み聞かせる際には、ご自分で納得できる結末を用意してあげるなんてのはどうでしょう。「おれの浦島太郎はこうだ!」と考えるのもちょっと面白そうですよね。一個人で現在の「浦島太郎」のイメージを変えることは難しいでしょうが、そんな人が増えてゆけば、何百年後かには現在とは別の「浦島太郎」が一般的なものになっているかもしれません。
ちなみに、花輪和一の『ニッポン昔話』に載っている「浦島太郎」では、玉手箱の煙で、間接的に村の少年を助ける話になっています。私見を挟むと、いろいろな変容を受け入れられる「浦島太郎」は消えてほしくない日本の文化だと思います。
「浦島太郎」から日本論に敷衍されたせいで荒れてしまったのが残念ですが、いろいろ考えさせてもらえた点で自分には有益な質問でありました。質問への回答ではなくなってしまいましたが、せっかくなので投稿させていただきます。
素敵な回答ありがとうございました。
>子供に読み聞かせる際には、ご自分で納得できる結末を
用意してあげるなんてのはどうでしょう。
なるほど、それはとてもいいと思います。
タレントの関根勤さんは、娘のまりさんを笑わせるために
昔話をアレンジして、話してあげたそうです。
たとえば「川で拾ってきた桃を開いてみたら、それは、何とはなさか爺さんのおしりだったのです」
みたいに。
「それがすごくおもしろくて、いつも笑い転げていました」と娘のまりさんが
テレビで話していたことがありました。
こんな感じでいいのかもしれませんね。
私が望むものは、浦島太郎の内容の変更よりも
こどもの健やかな成長なので。
どうもありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
なぜお話にモラルを求めるの?
赤ずきんちゃん、今では猟師に助けられるお話になっているけれど、元々は狼にお祖母さんが食べられて赤ずきんちゃんが食べられて、それでおしまい。坂口安吾曰く、このアモラル(無道徳。イモラル=反道徳じゃないよ)こそが文学のふるさとだと。文句があるならグリムに言ってね。浦島太郎も昔話。文学のふるさと。多くの人が意識しないけど懐かしさを感じる内容なの。中国にも「仙人同士が碁を打っているのを見ていて、気がついたら斧の柄が腐っていた。里に下りると知らない人ばかりになっていた。」というお話がある。「異空間に迷い込んで知らない間に時が経っていた」なんて話は古今東西にあるんじゃないの? なんでそれを日本批判に結びつけるかなあ。
>なぜ、こんなくだらない昔話を日本人はこどもに聞かせるのでしょうか?
くだらないかどうかを決めるのはあんたじゃないと思うけど。
たとえば、浦島太郎が男じゃなくて女の設定で
浦島タロ子が、男たちにいじめられてる亀を助けようとして
男たちに、いじめるのをやめる様にさとしたら
浦島タロ子は、その数人の男たちに殴る蹴るの暴行を受け、
その上強姦され、最後には海に突き落とされ殺されてしまいました。
という内容だったとしてもアモラルこそが文学のふるさとで、
こどもにも、昔話として話してもかまわない?
アモラルでも、陰毛でも何でもいいけど、おまえの知ったかブリの説明に説得力はない。
>くだらないかどうかを決めるのはあんたじゃないと思うけど。
だいたい、おまえに「あんた」とか言われる筋合いはない。
No.4
- 回答日時:
あなたが、日本人なのか、中国人なのかは知りませんが、
NO2さんの意見に賛成です。
御伽噺に、どうして理屈ずけが必要なのか・・?不思議です。
理屈で、全て解決出来れば、良いのでしょうが、
何と、窮屈な、世の中かなと思いますよ・・・・。
あなたにも経験おありだと思うが、女性を好きになるのに、
理由や理屈が必要ですか?
昔話は、日本人が守ってきた宝物です。
大事にしましょうよ。
回答ありがとうございました。
>御伽噺に、どうして理屈ずけが必要なのか・・?不思議です。
理屈付けが必要というか、たとえば
子供に浦島太郎を話した後に、
「どうして浦島太郎は、亀を助けてあげたのに、村に戻って知り合いも誰一人居ず
その上おじいさんになってしまったの?」
と、子供に質問されたら、なんて答えます?
理屈付けというんじゃなくて、
こどもには、いい事、ひとのためになる事、をしていれば
自分にもいい事が帰って来るんだよ、と、お話の内容を教訓として教えたい
じゃないですか?
浦島太郎は、いい事をしても、酷い目にあうから、人の不幸も見てみぬ振りしたほうが
賢い生き方なんだよ。みたいな話だから、こんな話は使えないなって思ったんです。
あなたのように、話の内容に関して何も考えず
昔話は、日本人が守ってきた宝物です。大事にしましょうよ。
と、簡単に理屈づけできない私でした。
そう、「理屈ずけ」ではなく、「理屈づけ」と正しい日本語では書きます。
No.3
- 回答日時:
回答ありがとうございました。
「浦島太郎」 「教訓」 というたった2つのワードの検索で
こんなに簡単に答えが分かったのに、とても手間をかけてしまいました。
もともとは、浦島太郎という話は、ハッピーエンド的な話だったんですね。
ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
失礼ですが、アナタは日本人ではなく中国人なのですか?
「浦島太郎」や「桃太郎」などは「お伽噺」といって子供に聞かせる空想の夢物語ですよ。
私は、5歳の幼稚園児時代に浦島太郎を知りましたが、5歳児でも空想だと理解してました。
玉手箱を開けたら「酷い目にあった」のではなく、夢から目覚めて現実の世界に戻ったと解釈しました。
日本だけでなく、世界中の国々にもお伽噺はありますが、これからの時期はクリスマスの「サンタクロース」が馬鹿らしいですね。
それでも、世界中の子供達がクリスマスに夢を追い求めてるのです。
夢と現実を切り離して考える発想は中国にはないのでしょうか?
回答ありがとうございました。
わたしは、日本人です。
>玉手箱を開けたら「酷い目にあった」のではなく、夢から目覚めて現実の世界に戻ったと解釈しました。
あなたは、5歳にして、とても優秀なお子様だったんですね。
たとえば、あなたのお母さんが、5歳のあなたに
「玉手箱を開けたら、煙が出てきて浦島太郎はおじいさんになってしまいました。」
と話したら、5歳のあなたは
「浦島太郎は、おじいさんになったんじゃなくて、夢から目覚めて現実の世界に戻ったんだよね、お母さん」
みたいな会話があったんですよね。
まあ、嘘だと思いますが。
そして、人を根拠無く中国人呼ばわりしているあなたは
空想を超えて妄想の世界に入ってます。気を付けて下さい。
No.1
- 回答日時:
昔話には教訓も含まれてますが、たんに話の面白さで残って来た物もあります
100パーセント教訓ではありません
いじめた亀を助けて竜宮城に行けたのは良いことをしたからですが
玉手箱で年寄りに成ったのは単に竜宮城の不思議さと
楽しく過ごしてたら体感する時間より、実際の時間は経っていたってだけで
亀を助けたら人生台無しwって話では無いです
鶴の恩返しやかぐや姫や泣いた青鬼の話の
美しさ悲しさを楽しんでください(^-^)
回答ありがとうございました。
そうですね。たしかに、むなしさや、はかなさも、子供の心に
なにか大切なものを育む機会に成り得ますよね。
単純に、いい事をした人に、いい事が起きてハッピーエンドだと
心に何も残らないかもしれません。
なんか、バカな質問をしてしまいましたね。
夜のせいだったのかな。
ありがとうございました。
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