あなたの習慣について教えてください!!

元ガイドの方と-20度の八ヶ岳へ何度となく連れて行って頂いていましたが、
その際にエスパース4~6人用?+スーパーフライで凌いでました。
同様の形を2~3人用でこなしたいと考えています。
テント張りはエスパースしかしたことがなく、素人同然です。

予算:フライ込みで8万くらい
重量:フライ込みで3kgくらい
用途:夏山クライミング・冬山アイスクライミング用
頻度:月に1回程度
人数:相方を一人
食事:温度によりますが、基本はテント内ですき焼きと酒
張り方:寒い・雨が強い・雪が降った時にフライを追加で張っています

■案
1)エスパース・マキシムナノ2-3人用+スーパーフライ
2)エスパース・デュオ-エックス+後々スーパーフライを付け足す
3)エスパースデュオ・・・・フライが気に入らない

現在1案が濃厚ですが、留意点・他メーカー製品・経験教えてくださいm(_ _)m

A 回答 (2件)

登山歴35年ほどです。



まず質問者さんが勘違いされている様子なのは、エスパースのスーパーフライは防水のためのフライシートで、基本的に雪山で使うものではない、ということです。

フライシートには防水加工が施されているので、「通気性」がありません。
ですから夏山ではフライと地面の間に隙間が確保されているので良いのですが、冬山で積雪があってその隙間が雪で塞がれると、テント全体が密閉されてしまって酸欠の危険が増します。

そのため、冬山では「通気性があるが防水性はない冬山用のフライシート」を使うのが一般的です。No.1さんの「 冬用のスカートがつい たフライ 」というのがそれで、通常は夏山用のフライシートと区別するために「外張り」とか「スノーフライ」と呼びます。

これまで「元ガイドの人」がスノーフライではなくフライを選択していたのは、八ヶ岳では標高が低い場所でキャンプすることが一般的なので雨の可能性もあること、積雪量が少なくフライでもさほどの危険はないと判断されたことなどの理由があるのでしょうが、まあつまりはその人の経験と判断、ということでしょう。

それと、エスパースには「外張り」の設定はありません。
エスパースの場合は冬山には外張りではなく「内張り」で対応することになります。これはエスパースだけの設定で、他メーカーでは全て外張りで冬山に対応しています。
内張りにはフライと内張りの両方を併用できる、というメリットがあるのですが、内張りを使うと居住空間が著しく狭くなるので、まあ一般的にはあまり好まない人の方が多いと思います。
私も冬山でのエスパースの使用経験があるのですが、保温効果は内張りの方が高いことは認めるものの(空間が狭くなるのだから当然と言えば当然)、やはりあまり好みません。

まあ使用環境が八ヶ岳なのであれば、エスパース+フライという構成でも通用するのかもしれませんが、換気に十分注意することと積雪が多いときの除雪等に十分留意してください。

もっと積雪が多い状況や風が強い稜線上等ではフライは通用しません。
フライでは地面との間に隙間ができるので、稜線上では保温効果がほとんどなくなり、フライを設置する意味がなくなります。「外張り」ではすかーとが付いていて、雪のブロックをその上に置くことによってテント全体を密閉するようになっています。密閉しても外張りに通気性があるため、酸欠の危険は最小限にできるわけです。
ですからエスパースで稜線上に張るときは、フライを使用せず内張りを設置することになります。

もちろん冬山でフライを使用しても良いのですが、音もなくしんしんと雪が降っているような状況だとフライと地面の隙間が塞がれていることに気づかず、「知らない間に酸欠に陥っている」ことになりかねないので、十分注意してください。

ゴアテックス等のシングルウォールテントは、「雨と雪の両方の可能性がある」ような状況ではテント単体で両方の状況に対応できるため、かなり有用なのですが、厳冬期の非常に気温が低くなる状況下では保温性が非常に低く(シングルウォールなので当然ですが)、またテント内から抜けた水蒸気がテント表面でびっしり凍りつき、その結果「通気性がない状態」になってしまうことが多々あるため、厳冬期ではちょっと使いづらいです。
もちろんシングルウォールテントに外張りを足せば良いのですが、それだと普通のテントよりけっこう重くなってしまうのが困りものです。

というわけで、通常のダブルウォールテントで、季節によりフライと外張りを使い分けるのが最も使いやすいとは思います。
ダンロップのVシリーズあるいはVSシリーズ、プロモンテのVLシリーズ、アライのエアライズシリーズ、モンベルのステラリッジシリーズあたりがそれにあたりますが、これらのテントは定評もあるので選んで間違いはないと思います。
エスパースもいいんですけどね・・・内張りが嫌だ。

ちなみにVS以外は全て使用経験がありますが、厳冬期の稜線でも最も信頼感が高いのはVでしょう。その代わり少し重いですが。
今持っているのはステラリッジですが、これも軽量性と強度等のバランスは非常に高いと感じます。
ダンロップとプロモンテは同一メーカーのブランド違いで、テントの基本構造はほぼ同じです。強度と軽量性のトレードオフでVが最も重く強度も高く、VLが最軽量、VSは両者の中間的性格のモデル、という位置付けです。
ただ、Vシリーズには1人用と2人用の設定がなく、4人用からとなっています。
また、冬山用を強く意識したモデルとしては、モンベルがジュピタードームというモデルを出しています。

まあ稜線上に張る予定がないのなら、Vやジュピタードームといった高強度モデルは必要ないでしょうね。ステラリッジやVSあるいはVL、エアライズといったモデルでも十分以上だと思います。

というわけで、テントはエスパースも含めて何を選んでもいいと思うのですが、厳冬期でのフライシートの使用については十分注意してください。
元ガイドの人にも確認した方がいいと思います。
同じ判断が質問者さんにもできるとは限りませんから。
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この回答へのお礼

Jagar39さんの言うとおり一晩での積雪量は多くはなかったです。
アイスアックスが半分埋もれる程度でした。
内張りの件、まだ未経験なので何とも言えません。
ですが、内張りよりはスノーフライで対応したいと思います。
エスパースが好きだったのは出入り口がジッパー式ではなく紐な点でした。

>フライでは地面との間に隙間ができるので、稜線上では保温効果がほとんどなくなり
通気性がないことは把握していたのですが、上記は盲点でした。

>水蒸気がテント表面でびっしり凍りつき
朝起きると大体凍りついていました。
案外、危なかったのかも知れません。

シングルウォールテント=山岳用とばかり考えていましたが・・
ダブルウォールテント+スノーフライで検討しなおしてみます。
ありがとうございました。

お礼日時:2012/05/01 22:39

フライのいらないシングルウォールタイプは冬場雪がかなり積もると酸欠になりやすいという欠点があるようです。



あと私のテントの大雑把なこだわりですが、やっぱり冬場も前室があると便利です。なのでやっぱりフライがあるほうが便利かなというのが私の意見です。冬用のスカートがついたフライがやっぱり冬場はいちばんいいです。私は3シーズンと冬用でフライをわけてます。夏とかはテントの上にタープを張ったりします。夏場は沢登りなのでテントを使わないので、テントをオールシーズン併用していないので夏に関してはあまりアドバイスができません。

私はエスパースを使ったことがないのでどうにもいえないのですが、
私はニッピンのメスナーを使ってます。

メスナーの特徴などを織り交ぜてテントのポイントを書いてみると

入り口の位置
テント設営のしやすさ(メスナーはテント設営がはやい)
テントの形(正方形と長方形のどちらかで使いやすい使いにくいが個人差ででてくる)
テントの素材(メスナーはゴアテックスを使用。テントをたたむ時に空気が抜けづらく冬場はほぼ買った時についてくる袋に入らない。)


などなどがあります。

などずらずら書きましたが参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

ニッピンは候補に入れておりませんでした。
単純に私のメーカー把握不足です。
値段が手頃なんですね。
夏にタープの件と合わせて考えてみます。
ありがとうございました。

お礼日時:2012/05/01 22:37

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