
私はねじまき鳥クロニクルが大好きで2回読んだのですが
著者の言いたいことがいまいちつかめません(村上さんの
作品は何通りも解釈ができてしまいそうなので、一つの
解釈をしてしまうのはもったいないような気もしまうが)。
私は「人間は孤独に耐えていかなかくてはならないんだ」
と勝手に解釈してしまいました。
ノモンハン戦争の事をよく知らないのですが
以前、村上さんが「この戦争は決して過去のことでは
なく現代と結びつきがある」というような趣旨のことを
話していたので、やはり戦争の暴力性と関係があるのでしょうか?
みなさんの解釈を教えていただけませんか?
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
はじめまして。
個人的な意見ですが、僕はハルキ文学にあまり深い解釈を求めていません。そこに書かれている文章、文体、世界観に浸れるだけで満足、という読み方をしています。
昔、「村上春樹の物語はすばらしいが、それを読んだことによって、その後何かをやろうとか世界が変わったということはないが、村上龍の物語は、読んだ後に、世界は変わるし、何かをしなければと思ってしまう」といったような解説文を見たことがあります。多分龍の本のあとがきだったと思いますが。
僕もねじまき鳥は、結局なんなの? といった感覚は残りますが、好きで2回読んでます。そしてもう1回読もうかなと思っていたところです。
ただ、河合隼雄氏との対談か何かでは「井戸にもぐって考えること」「壁抜け」がキーポイントだと言っていた気がしますが。人間の深層心理深いところにまで意識を掘り下げていって、どこか別の場所に“壁抜け”“ワープ”“幽体離脱”“意識が飛ぶ”ようなことを表現したかったんだと思います。
「この戦争は決して~結びつきがある」のコメントはノモンハンの戦場に行き、そこで何かの残骸を拾って持って帰ったら、その夜ホテルで大地震が起きたという体験をした(実際には起きてない、春樹氏の錯覚)、というエピソードではないですかね。確か、『辺境・近境』に出てたと思います。
御回答ありがとうございました。
>個人的な意見ですが、僕はハルキ文学にあまり深い解釈を求めていません。そこに書かれている文章、文体、世界観に浸れるだけで満足、という読み方をしています。
そうですね。私も基本的にはそうです。ただこの作品だけはやはり気になる点が多いです。
>「この戦争は決して~結びつきがある」のコメントはノモンハンの戦場に行き、そこで何かの残骸を拾って持って帰ったら、その夜ホテルで大地震が起きたという体験をした(実際には起きてない、春樹氏の錯覚)、というエピソードではないですかね。確か、『辺境・近境』に出てたと思います。
そうでした!思い出しました。これでした!
ありがとうございました。
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