

純文学といえば教科書に載っていた「走れメロス」ぐらいしか読んだことがなかったのですが、あるきっかけで興味を持ち、三島由紀夫「金閣寺」と村上春樹「ノルウェイの森」を読みました。この組合せは全くの偶然で、古本屋の格安コーナーに並んでいたというだけの理由です。
ところが、両者の主要な登場人物のキャラクターが実に良く似ているのです。
鶴川→キズキ:主人公の良い面を引き出してくれる親友だが自殺。
有為子→直子:主人公を拒絶して心に傷を負わせる。
柏木→永沢:自分しか信じず、他人を踏み台にする。
スペイン風の洋館の令嬢→ハツミさん:柏木、永沢につくすが捨てられる。
また、傷心の主人公が海辺へ放浪の旅をすることも同じだし、手段こそ違え最後に主人公が救済されることも同じです(「金閣寺」では放火によって、「ノルウェイの森」では女性によって)。
その後、「村上春樹の隣には三島由紀夫がいつもいる」(佐藤幹夫著、PHP新書)という本の存在を知りましたが、そこで「ノルウェイの森」は「春の海」との関連で語られており、「金閣寺」ではありませんでした。
「金閣寺」と「ノルウェイの森」を両方とも読まれた方、どのように思われますでしょうか?(単に純文学の読み方に慣れていないから、何を読んでも同じように感じてしまうのでしょうか?)
よろしくお願いします。
A 回答 (2件)
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No.2
- 回答日時:
三島も大変だね。
。春樹ちゃんと一緒にされちゃうなんて。。こう考えるとやっぱりノルウェイの森は失敗ね。羊のこととか書いてる方が 彼らしかったかもね。
ご回答ありがとうございます。
最初の文から推測すると、三島>村上 とお考えのようですね。当方はまだ価値評価よりもずっと手前の段階にいて、玉も石も同じ平面に並べて見ているところなので、そのあたりのことは全く分かりません。

No.1
- 回答日時:
「ノルウェイの森」の終わりを明るく捉える人たちもいるようですが、私にはオチがないというか、救いがないように思えました。
あれをハッピーエンドを思う人がいるんだな!と以前に驚いたことがあります。
「金閣寺」と「ノルウェイの森」は両方読んだはずなのですが、「金閣寺」は一度読んだきり長年経っているので、よく覚えていません。
村上春樹さんが三島由紀夫について語っているのを目にしたことがなく(私が読んでないだけかもしれませんが。最近「ひとつ村上さんでやってみるか」みたいな本も読んでないし)、「村上春樹の隣には三島由紀夫がいつもいる」も読んでいないので分からないんですが・・・・。
「ノルウェイの森」の彼は海辺を放浪してたんでしたっけ?そこは覚えていません。
一般論としては、物語というのは神話から始まってだいたいパターンがあるので、もしかしたら単なる偶然の一致かもわかりません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%A9%E8%AA%9E% …
「ノルウェイの森」に関しては、
・リアリズム小説(架空の場所が出てきたり不思議な生き物が出てこない現実世界の話)を書いた
・それ以前の作品では書かずにいた死と性をたくさん書こうと思った
・ヨーロッパ(イタリアとギリシャ)滞在中に書いたので自分としては異国の影がつきまとっていると感じる
などを春樹氏が語っているのを昔読んだことがあります。
昔の春樹作品はよく「喪失感」ということを言われていました。
誰かいなくなったり、何かを失う(そしてそのまま物語が終わる)ことが多かったです。
村上さんは古い形の日本文学にはどちらかというと否定的なようです。
少なくとも表向きはそう言っていることが多いです。
しかし全然読まなかったわけではないでしょう。読んだからこそ「自分はこういうのじゃなくて違う風に書きたい」と思ったんでしょうし。
また、『若い読者のための短編小説案内』という日本人作家の短編についての本も出しました。
参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E4%B8%8A% …
ご回答ありがとうございます。
ハッピーエンドではありませんが、主人公が二股かけてた女の子の一方と生きて行くことを決心したのだから、絶望状態からは救われたといえるんじゃないかと思います。客観的に見ると自分勝手な男の話なのに、これが若い女性に受けたんだから世の中わからないものです。
「ノルウェイの森」の彼は9月に山陰地方の海岸を放浪します。「金閣寺」の彼は11月に若狭湾(広義の山陰地方に属する)に逗留します。時期も場所も近くて、とても偶然の一致とは思えないのですが。
豪華絢爛な三島文体と翻訳ミステリ調の村上文体とは正反対(最近ではマギャクというらしい)ですが、貴方の仰るように多分に意識的なものでしょうね。
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