プロが教えるわが家の防犯対策術!

この度、将棋のプロの方と、コンピュータが対戦し、結果はコンピュータの勝利でしたね。
私はこの結果については、少なからず衝撃を受けました。
というのは、将棋というのは定石の研究および実戦の積み重ねで、ある程度はものになるのだが、
プロクラスになると、そのような過去の知識や経験を超えた大局的ななインスピレーションが
必要となり、それは機械では真似のできないものだ、と思っておりました。しかし今回の結果は
機械(コンピュータ)の勝利。結局、将棋というのも、事例の暗記と、その適当な組み合わせと論理的思考のゲームであり、それ以上の人知を超えたインスピレーションのようなものは関係がないのでは、と思ってしまいます。
皆様のご意見は如何でしょうか。

A 回答 (9件)

生き物である人間の脳よりも遙かに速い計算能力と記憶力を身につけた電動器械に,人間と勝負させてその結果に喜び騒ぐ人間どもの方を笑っちゃいます。


コンピューターは所詮人間の為に,人間が造り出した道具です。ブルドーザーと人間の力比べでは,ブルが勝つに決まっています。それを,何台も何十台も連結したPCと勝負させるなんて。
如何に大横綱でも,100人の小学生が一時に土俵に駆け上がってきたら,押し出されてしまって当然です。
将棋アプリは,棋士が一生を掛けて先人達が積み上げてきた定跡や手筋を学び,それに独自の工夫を重ねて新手法を編み出すなど,苦心惨憺した成果を,いとも簡単に記憶装置に取り込んで活用します。
アプリの開発者は,猫ばば行為をして楽しんでいるかのようにも思えます。回りで囃し立てるマスコミやファンも,やがては電脳の小間使いにされてしまうのでは無いでしょうか。
人間が作った器械に人間が振り回される,そんなことがあって良いのでしょうか?
囲碁のソフトでは,まだまだプロ棋士に追いつけていません。
いつかは必ず追い越しますが。大型電算機なら,プログラム次第では既にプロ棋士を負かし得る能力は持っています。政府機関も,何百億円もする電算機を,そんな遊び事には貸し出しません。
PCは人間や動物が持つ認識力や感性,意思も持ち合わせては居ません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>如何に大横綱でも,100人の小学生が一時に土俵に駆け上がってきたら,押し出されてしまって当然です。
実に簡単明瞭で、分かりやすい例え、感服いたしました。
そうですね。今回の出来事は、将棋という人間の生み出した、単なるゲームにおいて、人間がコンピュータに
敗れた、ということだけで、この一事だけで、人間の頭脳がどうこういうこと自体、ナンセンスですね。

お礼日時:2013/04/26 11:09

第2回電王戦の人選について、推測を交え私論を申し上げます。




故米長会長は将棋の興行的価値を高めることを一貫して目指していましたし、実際に従来になかったような様々な改革を会長時代に実行しておりその経営手腕は高く評価されます。

その会長にとって「新しい、おいしい興行ネタ」である電王戦は、末永く大事に育てていきたいネタ(棋戦)であったことでしょう。

このことを前提に、おそらく今回の人選は故米長会長の意見が強く反映していた(というより、一存で)と思われます。
昨年の第1回電王戦の自分自身の対局(負けちゃいましたが)とその準備を通じて「一番ソフトに詳しいのはオレだ」といっていましたし、各参加者のインタビューなどを聞いていると会長に「お前に任せた」といわれている様です。

会長は電王戦は第2回第3回第4回と継続的に続けていく意向を表明していましたので、おそらく今回の人選で1~2敗するかもしれないがプロ側が勝ち越すだろうと踏んでいたと思われます。

で、次回以降の大会でプロ側が負け越したら、今回の中堅~上位5人ではなく、上位5人で戦い、それで負け越すようになったら(*)タイトル保持者を出場させる、くらいの気持ちだったろうと思われます。
(*)もしかしたら、タイトル保持者への挑戦は、「トップ棋士たちとリーグ戦形式で戦い1位になったら」とか考えていたのかもしれません。

このように大事に末永く続けていくためには、今回の電王戦では「プロ側は勝ち越さなければいけない」かったのです。
このような形で負け越してしまったのは会長にとって、まさに想定外のことでしょう。(もはや、お聞きすることも叶いませんが)
とくに三浦八段の敗戦はまったく想定外と思われます。
今回のメンバーは、新鋭・中堅・新鋭(既定)・ベテラン・トップ棋士です。だれかが負けるにしてもトップ棋士が負けることは考えていなかったでしょう。
興行として、次回以降の人選が難しくなり、困ったことになってしまいました。
再度、書きますが、「想定外」のことが起こってしまったのです。




今回の現役プロ棋士の敗戦によって、急遽注目を集めている「人間vsソフト」ですが、これまでの歴史を知っているものにとって、会長が上述のように考えることは無理のない自然なものと考えられます。

2005年、アマチュア竜王戦という大会に、将棋ソフト「激指」が特別参加し、ベスト16まで行きました。
アマトップ級は、実はプロ中位~下位の実力があるのであなどれないですが、それでもアマのベスト16どまりということはプロに匹敵とはいえなかったわけです。

2007年、ボナンザが渡辺竜王と対戦し敗北しています。竜王はこのとき「奨励会の初段~二段くらいの力がある」といっています。まだプロに匹敵とはいえなかったわけです。

2008年、ソフト2種がエキシビションマッチとして将棋界ではだれもが知るアマトップの2氏を破り、またリターンマッチでも1勝1敗となるなど、アマトップに伍する実力が認められました。

2010年、清水女流とあからの対戦で女流は吹っ飛ばされちゃいましたが、女流棋士はトップといえども奨励会では初段~上位級位者クラス。当然の結果と受け止められています。

2012年、永世棋聖である米長会長がボンクラーズに敗れました。会長自身は当時の自分の実力を「現役のA級棋士と比べて、ちょっとだけ弱い」と表明していましたが、引退から8年以上たっており、本当は(?)相当弱くなっていたでしょう。
ところで、そのボンクラーズとの対戦、序盤中盤は会長の優勢~勝勢といってもよい展開であり、終盤入り口での「辛抱し切れなかった失着」によって敗れています。
多くの将棋ファンは、もう一度指せば会長が快勝するだろうと受け止めています。

で、今回はその、たった1年後なのです。
ベテランや中堅は万一があるかもしれないが、まさかトップ棋士が敗れるだろうとは思っていなかったはずです。

私は、人選は自然で妥当なものだったが想定外の事態が生じてしまった、と考えます。
 (人の生き死にに関わることじゃないから、このくらいの想定外は許されるでしょう)
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

今回の敗退は、想定外だったのですね。ということは、我々の予想をはるかにこえたところで、
コンピュータソフトの技術の向上というのが進んでいっているのでしょうか。

お礼日時:2013/04/27 10:37

今回の対戦は残念でした。


真っ向勝負してくるCPUに対し、顔ぶれがイマイチだったんですね。
人選的にコンピュータを侮ったとしか思えません。

加藤、羽生、渡辺、森内、谷川、佐藤
どうしてこのような天才を参戦させなかったのか。
自信がなかった?
それとも負けると恥ずかしいから?
コンピュータプログラムの代表として参加してくるのですから、人間代表としてもそれなりの大物を出さないことには相手に失礼ですよね?

視聴者的にも、タイトル保持者をことごとく撃破してこそ『おお、やっぱりCPUって強いんだな』っていう感想になるんじゃないでしょうか。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

棋士の方々も、プライドがお有りでしょうから、このような一戦に両手をあげて挑戦したい、
という方は、なかなかいなかったでしょうね。

お礼日時:2013/04/27 10:30

なんと申しましょうか、


コンピュータソフトに対する偏見(というか、悪意)と、あまりにも事実と異なる情報を元にしたご意見が寄せられ、プロ棋士の先生方に対する敬意と同じくらいソフト開発者に敬意を寄せている者としていたたまれません。
まず、コンピュータソフトは悪、嫌いだという意識が先にあり、その上で、質問に対する回答が寄せられているように思えます。


まず、コンピュータソフトが1秒間に数千万手~2億超の手を読めるのだから人間が勝てるはずがない、との論調はいただけません。
そのような意見を持つ方には、では1秒間に数百万手を読むことができるソフトに人間(プロ棋士)はなぜ勝てたのか、とお尋ねします。
2007年、渡辺竜王と対戦したボナンザは1秒間に数百万手を読んでいました。一方人間が読むことができるのは1秒間にせいぜい数手です。
渡辺-ボナンザ戦は、終盤まで微差の勝負が続き、ボナンザは意外な終盤の失着で敗北しています。
単に読む手数の差だけ捉えて「人間が勝てるはずはない」と結論づけるのは暴論です。
CPUはせいぜい数個~数百個なのに人間の脳細胞は100億以上なのだからコンピュータは勝てるはずがない、というのと同じくらい暴論です。


次にコンピュータの性能についての誤解を正します。
俗に大型計算機やスーパーコンピュータと呼ばれているマシンの性能を過大評価してはいけません。
今回のGPSが実装したような数百台のPCのクラスタリングによる全体性能は、そこらのスーパーコンピュータよりはるかに高性能です。
これら多数のPCに上手に役割分担させ障害なくひとつの結論(着手の決定)を求めるIT技術はすばらしいものです。
ちなみに、大型計算機(汎用大型コンピュータ)は大量データの処理に向いていますが、速い計算は苦手です。

また、No2で私自身が一度回答していますが、コンピュータは、定跡データベース(過去の局面や手順の記憶)の充実によって勝利したのではありません。
なので、「一度負けたら、二度と負けないようプログラミング」などはしていませんし、そもそもそんなことはできません。
なぜなら仮に敗着が指摘できても、では代わりにどう指せば良いか、が、分からないからです。
むしろ人間は(プロ棋士を含め)、局後の検討で敗着を探し、代わりの手としてどう指せばよいかを研究し事後に生かします。


将棋というのは思った以上に複雑なゲームで、初期局面からの全ての可能性のバリエーションは、全宇宙の素粒子の数よりはるかに多いのです。
これは単純な方法では全解析が不可能であることを意味します。上手に枝きりをして探索範囲を狭めなければいけません。
コンピュータの進歩によって最終盤(詰み近く)ではすべての可能性を網羅した先読みができるようになりましたが、序盤・中盤はいうに及ばず、終盤の入り口、終盤の中ごろではまだ全てを網羅した探索ができていません。
もちろんゲーム理論上では有限確定完全情報ゲームなので、「神様は結論を知っている」(先手勝ちか後手勝ちか千日手かあるいは持将棋か)なのですが、数学理論で解けている話とコンピュータで実装できる話はまるで異なります。



将棋というものは「より良い1手」を指した方が勝つゲームというより、勝ったほうが「良い手を指した」と評価されるゲームです。
(将棋通の方にとっては、「悪い手を指さないほうが勝つ」というのが正解なのですが、それではわかりにくいので・・)
2億手を読むから最良の1手なのではなく、トップ棋士に勝ったからそれが「最良だったのだろう」といわれちゃうのです。
三浦八段に失礼な例えですが、羽生三冠や渡辺竜王、森内名人が、GPSの指し手を評価し、「GPSはこう指したけど、こう指した方が良かったよね」、「コンピュータも、まだまだだね」といったら我々素人は、「2億手読んでも最良じゃぁないのかぁ。なるほどぉ」と思うことになりますよね。



今日、コンピュータソフトがプロ棋士に匹敵する棋力となってきてはいますが、プロ棋士側も最大のパフォーマンスを発揮するような条件ではなかったことは指摘しておきます。
現在の各棋戦での持時間は名人戦の9時間が最高ですが、それでも最終盤は秒読みとなり、いわゆる「うっかり」によって勝敗が決することもあります。
人間は、時間切迫や長時間の緊張の連続によって最善手順を逃してしまったりするのです。

興行としては電王戦の各4時間という設定はやむを得ないものがありますが、時間切迫と緊張の連続に対する最大限の配慮をした条件での対局は人間側として期待したいものです。

たとえば持ち時間を100時間くらいにして(南禅寺の決戦で各30時間という事例があります)、1日の対局時間は4時間くらいに絞って、さらにすぐ翌日に指すのではなく体力回復のため対局日は中6日ごとに設定する・・などが考えられます。
ただし、興行としてはまったくつまらなくなってしまいます・・・。


今回の結果を、なにか人間の尊厳が傷つけられたようにナイーブに受け止め、過剰な反応をする方が多いことに驚いています。
それだけ人間愛があるのだと考えますが、であればこそ、事実を正確に把握した上でご意見を表明していただきたいものです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>まず、コンピュータソフトは悪、嫌いだという意識が先にあり、その上で、質問に対する回答が寄せられているように思えます。

確かに、そのような意識はあると思います。人間の頭脳に対する過信というやつです。


>コンピュータソフトが1秒間に数千万手~2億超の手を読めるのだから人間が勝てるはずがない、との論調はいただけません。

そうなんですか。膨大な棋譜事例の記憶と可能な限りのそれらの組み合わせだけで、将棋というのは
対応しうる、という私の前提自体を変えなければならないのですね。

>今回の結果を、なにか人間の尊厳が傷つけられたようにナイーブに受け止め、過剰な反応をする方が多いことに驚いています。

確かに初めは、私もそのように感じておりました。ですが、将棋もチェスも、もともとは人間が生み出した
ものではないか、この生み出すという力こそが、人間の人間たる所以だ、と考えることで、今回の
一件もそんなに一大事と考えることはなくなりました。

お礼日時:2013/04/27 10:28

素人考えなので あれですが  



1秒間に何億手先まで 読めるとテレビのニュースで言ってましたので。
人間に出来る芸当では無いと思うので 至極当然の結果だと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2013/04/26 11:04

 コンピュータに人間が勝てないのは将棋だけではありません。



 チェスもコンピュータに人間が勝てる時代は過ぎたようですし、チェッカーに至っては完全に人間に勝てるソフトが完成しているそうです。オセロなども同じではないでしょうか。

 将棋は名人級が敗北する強さのソフトが登場していましたから、1回だけでも人間が勝てたのは凄いと言うべきでしょう。

 コンピュータ将棋:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3% …

 人間がコンピュータに勝てなくなるのは、以前からわかっていました。コンピュータの処理速度が年々向上し、処理能力が幾何級数的に大きくなって行くのに対して、人間の能力は向上しませんから、コンピュータの性能が十分に大きくなれば、物量的に勝てなくなるのは当然の事です。

 人間は一手を打つのに一千万手先まで読むのは不可能ですが、コンピュータは読めるわけですから、間違いを犯す人間が負けるのは当然です。人間の能力限界にコンピュータが達しただけの話です。

 コンピュータは一度負けた手口は記憶して、二度と負けないようにプログラムされるわけですから、最後は勝てなくなるのは自明の理ですし、将棋もチェスと同じだったと言うべきでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。


>コンピュータに人間が勝てないのは将棋だけではありません。
チェスもオセロも、将棋も、全て、人間がルールを作りました。その制約されたルールの中での
戦いなわけですから、いずれ人間が負ける、というのは十分に頷けることですね。

お礼日時:2013/04/26 11:03

昔は「コンピュータで先の手を読む場合、すべての手を総当りに探すと、組み合わせが多過ぎて不可能」と言われていました。



なので、定石手を組み込んだり、すべての可能性をチェックせず、有効そうな手しかチェックしない、と言うのがコンピュータ将棋の思考ルーチンの基本でした。

その為「人間が不意を付いた手を打つと、対処しきれずに負ける」のが普通でした。

しかし、最近になって、コンピュータ自身の性能が向上し「総当り法」でも、ある程度先まで読めるようになり「すべての可能性を網羅した先読み」も不可能ではなくなりつつあります。

つまり「コンピュータに常に最良の手を打たせる事も夢じゃない状態」になってきています。

人間には「うっかりミス」と言うのがあるので、この「うっかりミス」で致命的な手を打ってしまうと、人間が負ける事も有り得ます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3% …
にも書いてありますが「2010年~2012年にかけての公開対局ではコンピュータ側の勝率が9割を超えている」らしいです。

今回は「現役のプロ棋士が負けた」って事で話題になりましたが、それ以前から「公開対局では人間側が負け続け」なのです。

上記wikiにも書いてますが「1秒間に2億手も読む」のなら「現状で最良の一手」を指して来るのは間違いないでしょう。

某プロはコンピュータ相手に負けた時に「どこでミスしたかわからない」と言っています。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>人間には「うっかりミス」と言うのがあるので、この「うっかりミス」で致命的な手を打ってしまうと、人間が負ける事も有り得ます。

そうですね。間違いを犯すのが、人間。機会は、ただ淡々と計算し、実行しているだけですよね。

お礼日時:2013/04/26 10:44

多くの方々が誤解しているようですのでまずは訂正いたします。



今回の電王戦に出場したソフトは、いわゆる定跡データベースの充実で勝利したわけでは決してありません。
(ちなみに同じジョウセキでも囲碁は定石、将棋は定跡をつかいます。)
なので、「事例の暗記と、その適当な組み合わせ」の能力が優れているからコンピュータが勝ったわけではありません。

訂正ここまで。
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今回出場したコンピュータソフトは、数多くのプロ棋士の皆さんの実戦譜を大量に読み込むことで、
「プロ棋士の先生方がどのような局面を好み、実現しているか」という「志向、思考、嗜好、指向」を数値化し、
どのような手順を踏めば、その、「よりプロ棋士の先生方が目指すような局面に誘導できるか」をガリガリと探索しているのです。
いうなれば「(序盤・中盤に関しては)プロの先生方の平均的な大局観をコピーした」といえます。

もちろん、そのメソッド(方法論)を発明し改良し実装したソフト開発者たちには敬意を以って接するべきですが、
タネがわかってしまえば「人知を超えたインスピレーション」などと神聖化する必要もないわけで、
ヤツら(計算機)は粛々とCPU上で「計算処理」をしているだけなんです。

やっかいなのが、終盤、特に詰め関係の局面になると無類の強さを発揮(全数探索が効いちゃうんですよね)するので、
「序盤・中盤はプロの中くらい、終盤は鬼ヅヨ」で、全体として「すっげぇつぇぇ」になります。

コンピュータソフトがヨチヨチ歩きの頃から見てきていますが、ようやくここまで来たかという感じです。
今回の出来事は、将棋界の歴史年表に載っちゃうようなことですが、いずれこのときがくる事はわかっていたわけですから
少なくとも、「泣いたり悲しんだり、コンピュータを嫌いになったり、急に神聖化したり」する必要はどこにもありません。
大山先生もこの日を予見し「コンピュータなんかに将棋を指させたら人間が負けるに決まっているじゃないか」とおっしゃっていたとか。
将棋界の歴史年表には「女流棋士に公式戦で負けちゃう」「アマチュアに公式戦で負けちゃう」などの記録が載っていますが
それと同じくらいの出来事ではないかと個人的には思います。


ところで、6年前のボナンザが「奨励会の初段・二段くらい」と渡辺竜王がおっしゃっていましたので、
この6年で角一枚くらい強くなったことになります。
今のソフトの棋力が、仮に「トップ棋士に近いところまできた」とすると、数年内に「トップ棋士を凌駕」し、
さらに数年から10年くらいで「トップ棋士に角を引く」ことになるかもしれません。(私はそうなると思っています)

以前、トップ棋士の皆さんが某誌の企画で「神様との手合いは?」と問われて、
「神様といえども飛車落ちほどの差はなく、角落ちくらいでしょう」といっていた記憶があります。
いま、改めてトップ棋士の皆さんのご意見を聞いてみたいものです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>「プロ棋士の先生方がどのような局面を好み、実現しているか」という「志向、思考、嗜好、指向」を
数値化

そうなんですか。あらゆる事例を暗記し、その最上な組み合わせで、というわけではないのですね。
プロの方々の傾向を分析し、数値化し、そして、粛々と指しているのですね。

お礼日時:2013/04/24 15:50

プロの棋士の方のインスピレーションも、膨大な棋譜の研究になりたっているそうです。


で、定石はほとんど出尽くした感があります。将棋ソフトは過去の棋譜から分析をしているので、そういう意味では棋士とおなじプロセスをたどっています。

将棋といえども「二人零和有限確定完全情報ゲーム」に分類されますので、最後の手まで読みきってしまえば勝ちます。今のところ、過去の棋譜にないような錯乱戦術が有効だとは言われていますが...
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。

>プロの棋士の方のインスピレーションも、膨大な棋譜の研究になりたっているそうです。
そうなんですね。私は、機械的な過去の情報の分析を超えた、何か霊的な直感といものが
プロ棋士にはあり、それは機械にはとても真似のできないもの、という認識でした。
でも、結局は「二人零和有限確定完全情報ゲーム」なのですね。

お礼日時:2013/04/22 12:42

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