プロが教えるわが家の防犯対策術!

自分なりに解決を試みましたが、欲しい情報がなかなか見つからなかったため、こちらで質問させていただくことにしました。宜しくお願いいたします。


フルPC作画でアニメーションを作っています。
しかし、PC作画は多くの面で勝手が良くても、私の場合どうしても描画スピードはアナログに劣ってしまい作業が遅延してしまいます。

そこで、かねてより憧れだった トレース台とタップ、動画用紙を使った手描きアニメーションへの移行を考えています。

しかし、恥ずかしながらそれぞれのアイテムがアニメーションの現場でどのように使われているのか私はよく知りません。

まず第一に、動画用紙には枠が無いのは何故か。
・どの範囲に描けば良いのか。
 ・最終的にどの範囲が切り取られてアニメーションになるかの目安が無いと描きづらいと思う。
 ・PCに動画を取り込んだ後、それぞれの画像をを適切な位置に置いてゆくための目安が無いと困るのでは。

第二に重要なカギになりそう(と思っている)「レイアウト用紙」との関係は何か。



質問内容は以上です。
宜しくお願いいたします。

A 回答 (2件)

まだ締め切られていないようなので参加します。



はじめにお断りしておきますが、当方がアニメ制作の現場にいたのは30年以上前のアナログ時代です。
今とは技術や手法が違う可能性もありますが、その辺の間違いは大目に見て下さると有難いです。

質問文を読んで、考えてみたのですが、質問者様が疑問に思っているのは
動画用紙にレイアウトフレームが無いのに、どうやって絵の位置を合わせているのか?
という事のように思います。

絵(動画や背景)の位置合わせはタップ(タップ穴)でやります。
作画の時も撮影の時も、タップの位置を基準にします。

レイアウト用紙は、主に原画家が絵コンテを基にして画面レイアウトや背景原図を描く時に使います。
レイアウト用紙のフレームは、カメラで撮影する際の目安です。
実際の原動画や背景は、フレームよりも大きめに描きます。

アナログの頃は、撮影台にタップを固定する場所があって、
背景やセルをタップにはめて撮影していました。
(会社によっては、背景の上にタップを固定する所もありました)

今は動画や背景をスキャナで取り込んでいるようですが、
位置合わせはタップ穴を基準にしている事に変わりはないようです。
タップを固定出来る専用のスキャナがあるのか、
それともタップ穴までスキャンして、穴の位置を合わせているのかまでは不明です。
(ちょっと調べてみたのですが、分かりませんでした)

で、本題。

>第一に、動画用紙には枠が無いのは何故か。
位置合わせはタップでするので不要だから。

>・どの範囲に描けば良いのか。
貴方が必要と思われる範囲内で。
個人が作る場合は、極端な話、好きなサイズで描けば大丈夫です。
PCでいくらでも拡大・縮小・変形出来るので。

>・最終的にどの範囲が切り取られてアニメーションになるかの目安が無いと描きづらいと思う。
市販品はあくまでテレビ作品用の汎用フレームでしかありません。
自主製作の場合は、ご自分の好きなように決めてもらって構いません。
動画編集ソフトによっては、フレーム(縦横の比率など)が決められている可能性もありますが
その辺はご自分が使用する予定のソフトに合わせて下さい。

>・PCに動画を取り込んだ後、それぞれの画像を適切な位置に置いてゆくための目安が無いと困るのでは
タップ穴の位置が基準になります。

>第二に重要なカギになりそう(と思っている)「レイアウト用紙」との関係は何か。
上にも描きましたが、レイアウト用紙は、そのカットの画面構成を決める為のもの。
動画用紙は動画を描くためのものです。
あ、でもベテランの方で視力が悪い方は薄い紙の方が目に楽だからと
レイアウト用紙に描かれていた方もいました。

文章で説明してもイメージしにくいと思います。申し訳ありません。
本当はアニメ制作の本を一冊読んで頂くのが一番てっとり早いのですが…。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
大体把握いたしました。

位置あわせをタップで行うことはわかるのですが、画面構成をいつも気にかけているので、動画を描いている時も常にどの位置が切り取られ、どのようなレイアウトになるのかを把握しておきたいのです。
例えば、「車の後部が画面いっぱいに映ったレイアウトから、車が画面を三分割した右の奥位置へ走り去っていく」という一連の流れを動画にする時には、すべてのフレームのレイアウトを常に確認しながら作画したいというわけです。

回答を簡単にすると、「実際に放送・放映される時の画面はレイアウトの段階で決める。原画はレイアウトにしたがって原画を描き、動画はとにかく原画にしたがって動きを描く。あとは撮影が微調整するから気にするな。」というようなことだと思っていいでしょうか。

お礼日時:2013/08/16 13:24

>動画用紙には枠が無いのは何故か


動画用紙からセルにフルハンドトレスで線引きするなんて作業は、昭和40年代半ばには絶滅しています
黒色の線はトレスマシンでカーボンコピーしていました
ですので、コピー元の動画用紙によけいな線が入っていたら、マシンが反応してしまいますから無地は当然です
ちなみに色トレス部分は赤鉛筆で描いてますので、コピーされません
(まぁ、大量消費の動画用紙に枠なんてよけいなもの印刷するなんてありえないでしょうが)

>どの範囲に描けば良いのか
お好きに、というしかないかな
ですが、当然のことながら、タップ穴の位置から上に描いてもいいですが、無視されます
タップ穴は絵を描く時だけではなく、撮影時にもセルを固定する時に使われます
だいたい下辺をファインダーの下辺に合わせると、上部のタップ穴はフレームアウトします
スタンダードな動画用紙やセルのスケールは、フィルムのスケールにあわせてありましたので、そうなっていました
取り込み方法をどうするかによりますが、カメラで取り込むのであればフィルムのスケールではなく、HVしかないという場合はあらかじめ動画用紙の状態で対応するしかないでしょうね
(稀に横長の動画用紙がありましたが、東京ムービー系劇場版アニメでしかみたことないなぁ)
スキャナーで取り込むつもりなら、タップのような固定するものが無いと動かした時にガタガタになる可能性があります

レイアウト用紙は上位のアニメーターの原画マンが、画面的な見映えを気にする時位にしか使わないんじゃないかな
ベテランになると使わなくても判るような気がします

こういうのは実物を参考にするのが一番手っ取り早いのですが、今はなかなか手に入りづらいのかな
印刷物でよければ「アニメスタイル」なんかによく載ってますね
(あの編集長、昔からこういうの好きだからねぇ)
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