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今更な質問で恐縮です。
ネタバレになるので注意してください。


物語の終盤で、湯川先生が立てた仮説(石神が犯した犯罪)を靖子(松雪泰子)に話してますが、どうして話してしまったのでしょうか。まだ立証されてないし、石神が認めたわけでもないし。湯川先生は仮説の段階では人に話さないんじゃなかったでしょうか?
それに、石神が言ってたように、答えが見つかったところで誰も幸せになれないし、靖子に話せば靖子が警察に自白しに行くことも湯川先生は分かっていたと思います。そうすれば、石神が行ったすべてのことが水の泡となります。

湯川先生は一体なぜ靖子に話したのでしょうか。

真相をはっきりさせたいという理由でしょうか。石神にすべての罪を負わせたくないという気持ち?

友人として内海刑事に話しただけで良かったと思います。
どう思われますか。他の方のご意見を聞きたくて質問させていただきます。

A 回答 (4件)

見かけたので回答させていただきますm(_ _)m



石神の偽装工作が完璧で、靖子の自白以外にあの時点で立証出来る証拠がなかったから。
ストーカー行為も石神の偽装工作の内の一つです。ギリギリまで靖子には話さなかったので、靖子には怯えられてましたが。今思えばそれも計算の内だったのかな。その方が真実味が増すから。

湯川は靖子に問いたかったのだと思います。「貴女はこのままで幸せになれるのか」と。
湯川は頭は良いけど、そういう人の機微には鈍いみたいなので、ただ問いたかったのだと思います。
そして、靖子は答えを出した。
そういう話しなのだと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

他の人のご意見を聞いて参考になりました。わたし一人で考えてもわからなかったので。

お礼日時:2014/05/19 10:37

あの小説は、「容疑者は友人」という、絵に描いたような「ご都合主義」の作品ですので、あまり真剣に考えることもないのではないでしょうか?


僕は、最近の推理小説にはこの手の設定が多く、ウンザリしています。
安易なんですよね。
追う側と追われる側の人間関係があまりに近い・・・。
まるで、事件は人口数百人の寒村で起きたかのような・・・。

松本清張さんの爪の垢でも飲ませたいです。o(・д・)b゛
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

確かに、犯人と知り合いなんてめったにないことですよね。

もし、石神と湯川先生が友人関係にない設定だったら、靖子に話してその後どう出るかというのが自然の流れですね。

お礼日時:2014/02/03 19:11

石神は生きることに絶望感を抱き、自ら死を選択しようとしていた。

そこにアパートの隣に引っ越してきた靖子の訪問で一命を取り留め、やがて靖子母子に癒されるようになって、靖子が始めたお弁当屋さんに通うことが生きる糧となっていた。つまり、いつの間にか靖子のことを愛してしまっていた訳です。

そんな折、靖子のアパートに元夫が訪ねてきて、争いの結果、元夫を殺害してしまうという始まりでした。
靖子のことを愛していた石神は、完全犯罪に見せかけようと工作し、靖子母子に様々な指示を出す。しかし、やがて石神は靖子の男性関係にも口を挟むようになり、ストーカーのようになった石神のことを靖子は恐れるようになっていく。もう、この時点で靖子にとって石神は恐怖の存在でしかなくなってしまった。

湯川先生に事件の全容を解明された石神は、全ての罪を被ろうとして、警察に逮捕される。このままでは全てが石神の犯罪になってしまうため、湯川先生は石神が愛する靖子のために逮捕されたことを告げることで、靖子が石神に抱いていた恐怖が、愛するがためだと分かってもらうために話したということではないでしょうか。つまり、石神が靖子を愛していたがゆえに罪を被ったということを話さなければ、靖子は自白しないと思ったから。

そのように理解していますが、どうでしょうか?
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

石神は自首しに行く前に、靖子に手紙を渡して、ストーカー的な行動を取ったのは計画のうちだと話してますよね?はっきりとはそう書いてなかったかもしれませんが、靖子はその時点で気がついて、それまで抱いてた恐怖はなくなったのではないでしょうか。だから手紙を捨てられなかった、とわたしは思ったのですが。

あ、でも湯川先生はそこまでは知らないはずだから、石神のストーカー行為の理由も、すべての罪を被ることも愛するがゆえのことと分かってもらおうとしたのかもしれませんね。
でも、湯川先生は靖子に自白させたかったんでしょうか。そこがまだ疑問です。

お礼日時:2014/02/02 19:33

 何の根拠もないけど。


 まず、湯川先生は、物事においてはまず真実が前提であることが第一義としていると思う。それから次に人情だと。多くの人は人情があって、それにより真実は語らずの方が美しいとする向きもある。それが石神のスタンス。ならば、前者の靖子に話すのは真実として当たり前のことであり、それを聞いて、靖子はどうするかという心の化学変化を湯川先生は仮説を立て立証したかったのではなかろうか。
 石神の努力は水の泡ではなく、原点を見よってことで、彼の人情による真実の躓きを石神自身がいずれわかるであろうことを立証したかったのではなかろうか。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

湯川先生は、石神との友情より真相解明を第一に考えたのか、と少し残念な気持ちになりましたが、toshipeeさんのお答えを読んでみて、むしろ、真相をはっきりさせて、石神に人情による真実の躓きを考えさせるという友情なのかもという気がしてきました。

お礼日時:2014/02/02 19:45

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