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よろしくお願いします。

最近、「歌い手」「絵師」といった、ネットを活動の拠点にするアーティストたちが増えてきました。

こういう人たちを見ていて思うのですが、彼らはおそらく自分なりに頑張っているのだと思いますが、やっていることは所謂「二次創作」であり、自分で曲を書いたり、キャラクターを考え出してはいない人がほとんどです。

それそのものを否定したいわけではなく、それを評価している人たちに疑問を感じるんです。

もちろん単純に歌がうまいとか、声が好きとか、絵であれば画風やタッチが好きとか理由はあるんでしょうが、なんだか一次創作以上に二次創作が評価されているように感じる時があるのです。

「本人よりうまい!」「オリジナルよりいい!」みたいな感じ。

もちろんそう思うのはその人の趣向の問題なので何とも言えませんが、いくらカバー曲や同人作品がよくても、それはあくまで一次創作あってのものであり、私個人の考えでは「一次創作が二次創作を超えることはない」と思っています。エンターテイメントとしては超えることはあるのでしょうが、あくまで「アート」としては超えないと思うんです。

たとえばピカソの絵を真似して、本人より画力のある人が同じような絵を描いたとしても、その技術は賞賛されどアーティストとしては全く評価されないしされるべきではないと思うんです。

最近カバー曲ばっかり出しているアーティストがいたり、同人誌でぼろもうけしている人たちがいるようですが、そういうものが必要以上に評価されるようになってしまうと、「オリジナルの歌作っても売れないし、カバーやろ」「自分の漫画描きたいけど売れないから同人やろ」と、二次創作に人がどんどん流れていき、業界のレベルが落ちていく気がします。

もちろんそこを始まりとしてだんだんオリジナルにシフトしていく人もいるのでしょうが、問題は見る、聞く側の視点だと思うのです。

みなさんはどう思いますか?

ご意見ある方、お待ちしています。

A 回答 (5件)

>一次創作が二次創作を超えることはない


>二次創作に人がどんどん流れていき、業界のレベルが落ちていく気がします。

『オリジナルが絶対的に素晴らしく、アートはエンターテイメントよりも上質なもの』という考え方に凝り固まっているような気がします。

ちょっと乱暴に言ってしまうと、アートという自己表現は個人主義の西洋思想の概念あって、元々日本には無い概念なんですね。
絵師は技術を磨く職人であって、芸術家ではなかったんです。

『アートが今まで無かったなんて日本は遅れている!』というワケではなくて、日本は日本で、東洋思想の『無我』という概念があって、自己に固執せずに皆で共通の目的に向かって努力しようという全体主義の傾向が強いんです。
それが二次創作が受け入れられ易い土台です。

まず、100%オリジナルで素晴らしいアートというものは存在しません。
作品を素晴らしいと思うという現象は、過去の何か素晴らしいものと結びつける事だからです。
仮に100%何の影響も受けてない創作物があったとするならば、絶対に理解出来ない作品のハズです。
アートは過去から現在までの受け継がれる創作物のバトンであって、一次創作物と二次創作物の壁なんて存在しないと思っています。
どちらも自分に取り込んだものを吐き出す作業ですから。

オリジナルで個性的だから無条件で素晴らしいという事も無いですし、つまらない一次創作よりも、素晴らしい二次創作の方が私はクリエイティブだと思うので、二次創作を超えることあると思っています。
何を描くかというよりも、どう描くか、という事が大事だと思うので、そこに一次創作、二次創作かは関係性がありません。
オリジナルだ、二次創作だという色眼鏡で見るよりも、私は素晴らしいかつならないかだけです判断したいです。

>、「オリジナルの歌作っても売れないし、カバーやろ」「自分の漫画描きたいけど売れないから同人やろ」と、二次創作に人がどんどん流れていき、業界のレベルが落ちていく気がします。

エンターテイメントは他人に評価されるためにやるもので、アートは自己表現にやるものです。
アートじゃ評価されないからエンターテイメントしよう!って思っちゃう人は、そもそもアート向きじゃないんじゃ…と思います。

美大でも名画の模写をしますし、学ぶは真似る事から始まります。
現状、一次創作と二次創作のフィールドは住み分けられてますし、二次創作からオリジナルを知るキッカケとなったりといいんじゃないでしょうか?
パクってオリジナルだと主張するのと違って、『好き』を創作で表現するのは健全だと思うんです。


質問者様にあまり同意する意見ではないのですが、こんな考えに至ったのは、美大でアートを学んで、エンターテイメントのお仕事で違いを肌で学んだ結果です。(汗)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

私は自分の考えが正しいことを主張したいわけではなく、皆様の考えを聞いてみたいという考えで投稿しているので、逆の意見も大歓迎ですよ!

回答者様が仰っている、世の中に完全オリジナルなものなんてない、というのと、私が主張している所謂「二次創作」は少し違うような気がするのですが、仰っていることはよくわかりました。
一次二次に関わらず、いいものはいい。それは間違いないので、今後もものを色眼鏡で見ずいいものを探していけたらいいなと思います。

お礼日時:2014/03/23 16:36

>一次創作以上に二次創作が評価されているように感じる時があるのです



そう思っているのであれば、ある意味正解です
と、言うのも初音ミクを発売したクリプトン・フューチャー・メディアですが

『初音ミクはみんなで創作活動をするためのキャラクターです』

と、ハッキリ言い切っています

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1210/23/ne …

その為、初音ミクには、16歳の女性、あと身長と体重と言う必要最低限の設定しかありません
それは、皆が創造活動をする際に、細かな設定が有ると弊害になる為です

ですので、貴方が『一次創作以上に二次創作が評価されている』と思っているなら
クリンプトンにとっては、大成功な現状だと言えます
例えば、100の絵師が居れば、100通りの初音ミクが出来たとしても
それはそれで良い事です(もっとも、これはクリンプトンに限った事ですが)

>私個人の考えでは「一次創作が二次創作を超えることはない」と思っています

私の考えは少し違いますね
と、言うより超えるとか超えないとかじゃなくて
二次創作はオリジナルにリスペクトした派生であり
オリジナルにはオリジナルの、派生には派生の良さが
あると言う訳で、比較対象とは見ていません

あと、最後に…

>歌ってみたするなというコメントは作品の意図に矛盾してると思わんのかね!
>これはみんなで奏でるミュージック!音楽は何者も拒みはしないのだよ!
>さあみんな楽しもうじゃないか\心配ナイサァァァァ/
(原文より一部抜粋)

これは、ある作り手さんが、御自身の作曲した曲に
『歌ってみた禁止』と言ったコメントが付いた事を嘆いて
twitterで、つぶやいた一言です

正直な所、私自身も昔は少なからず貴方と同じ様な気持ちを持っていました
ですが、この方のこの一言を見て、目から鱗が落ちました

音楽は皆で楽しむ事が出来、それを第三者がとやかく言うのは間違っていると言う事です
以来、自分の間違いに気づき、『歌ってみた』に対して、肯定的になる様になりました

この回答への補足

第三者がとやかく言うのは間違っていないと思います。それもまた自由なのではないでしょうか。

補足日時:2014/03/29 15:32
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人それぞれだとしか言えない



中には『元となるオリジナルの作品』の『製作元』による『二次創作(ファンディスクの1企画)』
が何時の間にやら『それ自体がオリジナル作品』になってしまう物もある

(『最終的な作品』に大元のオリジナル作品のスタッフが一人でも入っているのかは不明)



>二次創作に(優秀な)人がどんどん流れる
のなら、この流れが増えていくだけのような気がしないでもない




自分はどうかと言うと二次だろうがオリジナルだろうが
『見て(聴いて)面白ければそれでいい、ただ劣化コピーと犯罪だけは止めて欲しい』と思う
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この回答へのお礼

ありがとうございます。最終的には好みの問題になってくるので、それぞれが何を見て、聞いて楽しむかは自由だと思います。
私もすばらしいカバーに出会ったことは幾度となくありましたので。ただ、その人の特徴をを活かしたカバーにすべきで、完全コピーとなるといただけないですね。

お礼日時:2014/03/23 13:49

 プロでも多くの歌手は自ら作詞作曲していませんが。

美空ひばりは他人の曲と詞を歌っているだけで評価に値しないとでも?

この回答への補足

知ってますよ。だとしたら単純に「作曲をする人がいなくなる」と思っていただければ。

補足日時:2014/03/23 12:59
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仰る通りだと、思いました。



アレンジは、アレンジですから
私たち見る側が、オリジナルと模倣を区別
するちゃんとした理解力が、必要だと思います。

犯罪の模倣なら、すなわちいけないことだ!
と判断されるのに、それが芸術だとなにが違う・・・

の一方で、古いものを新しくし
また、オリジナルに光を当てることもあって良い
とも、思います。
著作権がそもそも無い、切れている場合のものは
そう話が簡単でないのかも、しれません。

私は難しいことは、わかりませんし
意見もできません。

この法律と倫理の関係は、大きい問題だと感じています。

ただ・・人の可能性の話も関係してきますし
こういう風潮は、確かにあると思います。
それが大きな力か?と考えるとそんなでもない、と思う。

将来を見ないと、わからない。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。確かに、素晴らしい作品をカバーすることにより、オリジナルの良さに多くの人が気づくという意味では、カバーにも大いに価値があると思います。
ただ、ずっとカバー曲ばかり、もしくはテレビで昔売れた曲をずっと歌い続けているような演歌歌手の方々など、失礼を承知で言わせてもらえば、アーティストとしての創造性はほとんどないと思います。

お礼日時:2014/03/23 12:26

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