No.12ベストアンサー
- 回答日時:
>いまフィルムで写真を撮る層はどのような特徴がありますか?
2種類に大別出来るように思います。
一つ目は、フィルム時代から写真を撮っていて、フィルムの楽しさ、潔さなど、デジタルとは違うところにまだ魅力を感じている人。また、フィルム写真の味は、デジタルとは少々異なるので(粒状感、立体感、ラチチュード)それらを手放せない層も要るでしょう。
もう一つは、デジタルから写真の世界に入ったが、上の人たちの言葉に影響されてか、フィルムでの写真を楽しみだした人。
>フィルム写真の楽しみかたも、あわせて雑感お願いします。
私は、先の大別に分けると、前者です。それほど、年を食っていると、自分では思っていませんが、フィルム時代から写真を愛好しています。
フィルム写真ですが、やはり、撮るまでにすべて考えてシャッターを斬る。現像があがるまで、結果の如何がわからないが、予測したとおりに撮れた時は無常の喜びが得られるところに楽しさがあると思います。あと、デジタルに比較すると、コストも馬鹿にならないので、撮る、撮らないの選択を迫られるところ・・・要するに、シャッターを斬る時の意識に重みを感じます。そこが、フィルムで撮る楽しさなのでしょうね。しかし、それは、デジタルカメラを持つと、何故か(理由はわかっていますが・・・)失われます。
次に、デジタルは、面倒くさくなりますね。結果が見れてしまうだけに、やはり撮り直しが増えます。下手と言われればそれまでですが、どうしても、絞りのバリエーションとか、ピント位置の微修正など、やり直しをやってしまいます。もう一度現場に行かなければならないリスクは現実減らせるのですが、それをどことなくつまらなく感じているのでしょう。やはり、フィルムで撮る潔さ、失敗したときには、再チャレンジの意欲がわくところが、楽しいですね。
効率を考えれば、デジタルの圧勝ですよね。その場で撮り直しが効くし、解像感(画質)でもフォーサーズですら、フィルムの中判画質、35mmフルサイズは、フィルムの4X5の画質に迫ります。
でも、デジタルのどことなく無機質で、ツルンとした絵、平面的で、立体感に乏しいところは、どうも好きになれません。やはり、フィルムで撮ったときの粒状感、立体感、ハイライトの粘り(ラチチュード)はやはり捨てがたいです。(photoshopで加工擦れは出来るけど味気ないですよね。それこそ、回顧主義も良い所で、だったら、フィルムで撮ればという感じ・・・)
自分の作品は、まだまだフィルムで撮っていきたいですね。
楽しい写真ライフを・・・
No.11
- 回答日時:
フィルムで撮る時はどう撮るかで、まずはフォーマットを決定します。
35ミリフィルムか6×6か4×5か、または8×10を選択するのか。
選択肢は広いです。荒れた画像や超なめらかなトーンなど自由に選べます。
デジタルはおおざっぱに言って35ミリと6×4.5しか選択肢はありません。8×10の画質はデジタルでは不可能です。
だからフィルムカメラはまだ処分できないのです。
けっして安っぽい懐古主義ではないのです。
No.10
- 回答日時:
私の場合は、フィルムカメラで撮影している方々の中では特殊な層になると思いますが、ご回答させていただきます。
昭和50年代初めからフィルムカメラを改造したスリットカメラで長編成の鉄道車両の側面写真を撮影しています。デジカメ全盛の時代にあってデジカメ等を利用したスリットカメラの開発を考えましたが、銀塩フィルムと撮像素子の構造上の違いから、なかなか一筋縄ではいかないのが現状です。
フィルムカメラを利用したスリットカメラは、いわばフルマニュアルの一眼レフカメラにスリットカメラの機能を持たせたものです。
ですから撮影時には、撮影範囲の調整、撮影距離のピント合わせ、露光値設定、カメラとレンズを三脚等にしっかり固定するなどすべて自分の目で見て行わなければなりません。当然、これが許容されている範囲を超えてしまえばすべて失敗につながります。
さらにスリットカメラでは、事前に撮影する列車の速度を予想しなければなりません。これが一番重要で予想した速さが早くとも遅くとも、違えばち違うほど画像がぶれて失敗となります。
このような撮影ではありますが、長い間の撮影で自分なりの撮影技法を確立しています。撮影する列車が来るチャンスは1度しかないときもあり、勝負する意気込みで撮影しています。
カメラが動かないようレリーズを使いますが、シャッターを押すタイミングも重要で、早すぎても通過前に無駄にフィルムを消費することになり、遅いと列車先頭部が上手く写りません。
撮影を終えて、フィルムカウンターである程度撮影の成否がわかりますが、フィルムを現像するまで本当のところはわからないので、わくわくしながら現像を待つこともありますが、皆さんが言われているとおりフィルムカメラの楽しみでもあります。
No.9
- 回答日時:
仕事での撮影は納期とか先方の要望などがありますからデジタルが主ですが
プライベートでの撮影は殆どをフィルムで撮っています、と言うか、撮りたいです。
理由は
・失敗が許させるから。
・急がなくていいから。
・撮っている時にどんなふうに写るか想像するのが楽しいから。
・撮った後の現像上がりまで楽しさが続くから。・・・など様々です。
が、「撮りたい」と言うのは、それでもフィルム撮影を取り巻く環境が年々厳しくなっているからです。
そんなこともあってフィルムでの撮影量は年を追って少なくなっています。
今、同じ環境条件でフィルムとデジタルのどちらかを選べと言われたらフィルムを選びます。
>フィルム写真の楽しみかたも、あわせて雑感お願いします。
撮影に出るときは135サイズカメラでは36枚撮りを2本だけ持って出かけます。撮るのは1本だけです。
120サイズカメラでは12枚撮りを5本で、撮るのは3本までです。
「持っているフィルムが終われば撮影も終わり」と思っていると
けっこう真剣になったり逆に適当になったり、時には後悔したりして、それが楽しいです。
デジタルで一日に何百~何千カットも、と言うのはもう趣味ではなく苦行です。
それもあって、デジタルカメラで趣味の撮影に出るときも64MB(GBじゃなくて)なんてメディアの時もあります。
No.8
- 回答日時:
仕事で撮影に入りますが、某ホテルの写真室経由で婚礼撮影に入る際は、今でもフィルム撮影です。
もうこの現場だけなので、フィルム一眼レフのメンテナンスもむつかしい状況です。
ただ、よほど重要な撮影では、得体の知れない(実像が残らす、データが飛ぶときは綺麗さっぱり跡形残らず消えてしまう)デジタルより、確実なフィルムを使うことはあります。
No.7
- 回答日時:
以外、主観です。
1 「層」: 自然主義者、物欲に左右されにくい人間主義者。モノより自然と人間を愛し時代に流されにくい人々。自分と他人とを較べるという愚をおかさず自分の人生を受け入れることをしている人々。
2 「雑感」: フィルムに感光させるという作業は自然をそのままに受け入れることに通じています。ですのでフィルムの楽しみ方はこの地球に降り注ぐ光をそのまま受け入れることです。自然の光があなたのこころに届くのです。フィルムという媒体を通して人間は光に近づいていっているような気がします。
デジタルは0と1との順列組合わせという形而下の世界です。たとえ利便性に優れているとしても所詮は利便性に流され物事の本質を見失っている人々への玩具に過ぎません。
幼児期には玩具は必要ですがそれは大人になるための代用物としてでありいずれは捨て去らなければ成長はありません。
物欲にまみれることなく人にとって大切なことをフィルムという媒体は私たちに教えてくれているような気がします。
No.6
- 回答日時:
特徴といって、一言では言えないと思います。
要するに人それぞれということで。中には、フィルムで昔から撮り続けていて、そのままデジカメを使っていないという人もいるだろうと思います。
私の場合は、逆に本格的に始めたのはデジタルからで、ふと興味を抱いて中古のOM-1Nを購入しました。
ふだんはデジタルばかりで、それこそ取り放題という感じです。
モデル撮影会などでは、45分の持ち時間で多いと1000枚くらい行くこともあります。
フィルムの時は反対に24枚とか36枚のフィルムを一本買ってきて、その一本だけの撮影という感じで使います。
No.5
- 回答日時:
フイルムカメラを使う人、比較的年配の、以前からフイルムを使っている人が多いとは思うのですが、若い人も見ますね。
女性も見ます。ちょっと広くなったかな、とも思います。さて、私の場合、最新のレンズが使えるオートフォーカス一眼レフも使ったりしていますが、大抵はフルマニュアル一眼レフを使います。当然、手動巻き上げです。1枚1枚、比較的時間をかけて写します。シャッターも機械式ですから、ゆっくり押し込んでシャッターの切れる瞬間はただのスイッチと違ってストッパが外れるような感覚があります。撮影そのものを楽しむような感じですね。そして、撮った後は巻き上げますが、フイルムが動く、少し引っかかりのある感覚が何とも言えません。
あと、たまに航空祭にも行きますが、そいう場所に行くと、1回に秒10コマくらいで何秒間も連写を続ける人もいます。そんな人の隣で、1コマ2コマ、狙って写します。これもまた気持ち良いですね。
No.4
- 回答日時:
銀塩カメラ、温存してますが、10年近くフィルムを通した事がありません。
が、偶には、ご機嫌伺いで、空シャッターを切ったりしてます。
中判一眼レフ(645)は、主にポジ。35mm判一眼レフは、モノクロの自家現像。
ポジは、露出がシビアーですから、露出決定は、マルチスポット測光で、白トビ・黒潰れ箇所の確認。
面倒と言えば面倒ですが、それが、写真を撮る為の儀式みたいなもの。
モノクロの楽しみは、暗室作業。
暗室電球の僅かな赤い光で、印画紙を現像液に浸し、しばらく待とじわーと画像が現れる、あの瞬間は、経験しないと解らないでしょう。
今、銀塩写真を遣る人は、一握り。
ランニングコストも馬鹿にはならないし、感材の銘柄も整理され、一部はネットでしか購入できない商品もあるので、今から、銀塩に戻るかと言われると、躊躇せざるを得ないのが本音です。
まぁ、デジタルで、1日に2000コマ3000コマ撮ったと豪語される人も居ますが、銀塩であれデジタルであれ、基本は同じ。一写一写入魂で撮る事を姿勢とする私には、理解し難いです。
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