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なぜ他国では、日本のように時間通りに電車などの交通機関が運行しないのでしょうか?
イギリスに留学に行った際、このような疑問を抱きました。
先進国でも時間通りに運行するのは当たり前とまではいっていないと感じました。

そもそも時間厳守という意識自体が薄いからでしょうか?
それとも、何か技術的なことが原因でしょうか?

A 回答 (7件)

日本とヨーロッパでは、許容される「定時」の範囲がそもそも違うのだという説も聞いたことがあります。

日本では数十秒単位の範囲ですが、ヨーロッパだと5分程度の遅れなら遅延のうちに入らないこともあったり(普通列車と高速列車で扱いが違うこともあります)。
もしそれが本当なら、国民性というか、時間に対する捉え方や区切り方の感覚が違うのかもしれませんね。

ただ、国民性だけではない側面もあると思います。
例えばドイツ国鉄は、以前は定刻通りに運行することで有名だったのですが、近年は当たり前のように遅延する、とドイツ人自身が言っています。(もちろん、定時運行も多いのですが)
ドイツの場合は、特に旧東ドイツエリアと関わる路線での遅延が多いとのこと。あと、国際列車も遅れがちです。
これら諸々の遅延が重なって、遅延が少なかった路線でも影響を受けているようです。その列車自体は始発からずっと定時で運行していたのに、大きなターミナル駅に入線するとき、他の列車の遅延が影響して信号待ちが発生して、それ以降で遅延が発生したり。

イギリスも、何十年か前は「遅延がひどい」というイメージはなかったように思います。
イギリスでの遅延頻発は、民営化による細分化と連携悪化の影響という側面も大きいようです。
日本では民営化すると競争原理でサービス向上すると思われていますが、民営化すると経営合理化や分社化による現場の混乱などでサービス低下することもあり、イギリスではその弊害が強く出ているようです。

ヨーロッパでも鉄道の遅延のイメージが強いのはイタリアですが、在来線を利用しない新線の高速列車は滅多に遅延しないようです。
旧来の在来線は、数分程度の遅延は日常茶飯事です。

これはヨーロッパに限ったことではありませんが、運営会社の赤字でメンテナンスやシステム整備にお金をかけていられない→トラブル発生→遅延、というパターンもあります。
日本でも、ここ数年のJR北海道あたりでトラブル発生していますよね。あれも赤字による整備不足が根底にあるわけで。

要するに、運行システム(整備を含めて)がどの程度整っているか、という要素もあるかと。
日本の鉄道運行システムは世界的に見ても非常に複雑かつ優秀で、日本人の国民性も相まって、過密ダイヤでも定時運行を可能にするシステムがしっかり整備・維持されているところが多いわけです。
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英国のことはわかりませんが、私はここ8年ほど毎年フランスを訪れています。

その都度、7~8回はフランス国鉄を利用しています。(この回数は中長距離の利用回数で、大都市の地下鉄などは含みません)。一方、日本では都心から25kmmほどの自宅から都心までJRを使って通勤しています。これらの列車の正確さを比較すると、フランス国鉄に軍配を上げます。フランス国鉄利用、過去60回位でダイヤ通り列車が運行しなかったのはストライキで2回のみ、この場合は本数が大幅に減らされ、予定した列車に乗車できなかったという状況でした。これ以外はすべてダイヤ通りです。一方、日本のJRは、どこそこで安全確認(最近、車内放送では、不都合があったとは言わないで、安全確認という用語を用いる、或いは車両点検という用語)のため、或いは、近傍を走る(私が乗車している列車の路線とではない)列車から緊急の信号が発報されたといっては列車が止まる、などを理由とするダイヤ遅れは日常茶飯事です。一週間のうち、何にも問題がないのが2~3日位でしょう。「日本の鉄道は世界一 正確無比」という伝説は過去のものというように、私は実感しています。
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日本の鉄道の正確性に関しては、少し古いですがそれだけを1冊の本で論じた本がありますのでよろしければ一度読まれると面白いかもしれません。


「定刻発車―日本の鉄道はなぜ世界で最も正確なのか?―」
http://www.shinchosha.co.jp/book/118341/

日本人の性格、鉄道施設が海外に比べて貧弱な中で多くの列車を走らせなければならなかったという環境(時間通り走らせないと雪だるま式にダイヤが乱れる)等があるというのが作者の説です。


イギリスの場合、国鉄を民営化するときに「列車を走らせる会社」と「線路等の施設を持つ会社」を分け、しかも線路を持つ(施設の維持管理も行う)会社も上場することを前提とした結果、メンテナンス費用を減らすことが優先されたため設備が老朽化し、事故が多発したという過去があります。今は施設保有会社は実質国有化されましたが、この時の施設老朽化がいまだに尾を引いているという人もいます。
ちなみに、たいていの国だと数分の遅れは「遅れ」という扱いになりません。下記はスコットランドの運行会社ですが、定刻から10分以内(夜行列車は30分以内)に走ったものを定時運行率としています(8ページ)。日本のように数分の遅れでお詫びの放送が入るのは特異な例です。
http://www.scotrail.co.uk/sites/default/files/do …

日本の場合、JRは一般的には施設保有会社と運行会社が同じですが、JR貨物だけは線路をほぼ持っていない(旅客会社が持っている線路を借りて運行している)ため、ダイヤが乱れた場合貨物列車が割を食う場合も(とはいっても、旅客鉄道からすれば乗客がいっぱいいる状況では仕方ない側面もあるのですが)あるようです。
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いちばんの原因は 潔癖症ですね日本人の人間性ですね 何でもが、きちんと決まっていないと

役所の決まりみたいに
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 質問者様は“世界で一番せっかちな人は、どこの国の人でしょう?”と言われたら、何と答えますか?



 調査をしたら、実は日本人は世界で一番『せっかち』だったと言われています。エレベーターの待ち時間など3分が限界だそうです。3分待つと階段を駆け上がって行くんですって。それでも3分を超えて待たせると5分を過ぎると苛立ちを覚えて・・・。結局『待つこと』が出来ないんですよね。レストランや乗り物などでも。よって国民性でしょう。日本人は待てないのです。プッツン切れちゃうのかなぁ~。ある意味、ちょっと残念だよね。旅行などでも時間を愉しむ、休暇を楽しむことが苦手じゃあね。


 自分も含めてみんながそうだから、鉄道もバスも時間通りに運行しようとするよね。運転手さん他、みんな待つことが大嫌いだったら・・・。
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交通機関の時刻の正しさは、その国に住んでいる方が「心配性かどうか。

」にも関わりがあるそうです。世界的にもみても日本人はとても心配性だそうです。研究では、セロトニンやセロトニントランスポーター(セロトニンを再利用する器官)という心配を取り除く脳内の物質が外国人の方と比べて極端に少ないということが分かっています。
日本人が真面目とか言われるのもここにあるんではないのかなと思います。
確かに回りをみていれば、海外の人のように陽気な方って少ないですよね。
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歴史的要因じゃないかな、と考えています。



その昔、大名行列の時代にも日程表。いわゆるダイヤグラムが存在したそうです。
道中の不安要素や難関を見える化していた、とも捉えることができます。
大名を安全に、確実に目的地へ到着させるために、昔の人は知恵を絞ったのでしょう。

そのような背景もあり、現代社会においても
日本は、きっちりとした構成になっているのではないでしょうか。
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