AKBって間違っていないか？

Question

なんで４８人も女性をそろえる必要があるのだろうか？
松田聖子、中森明菜、美空ひばり、みんな一人で頑張ってヒット曲をいっぱい出している。
　２人組ならピンクレディー・ピーナッツ
３人組ならキャンデース
　４人ならスピード
　そこまでが、アイドルの限界だと思うのだが？
　AKBをいくつかのグループに分けて、それぞれ競わせてその中で代表をテレビに出せばいいと思うのが？
　１０個ぐらいのグループのランキングを作ってその中でトップをテレビに出したらいいだろうと思うのである。
　そうでないと、タダでAKBとしてアイドルを強制されているのに幸せな青春は何も無いそんな女性を作ることになる。
　プロデューサーならAKBの中で誰が一番良いのか探すのが仕事だろうに、端っこのかわいい女性が本当にかわいそうになる。
　皆さんはどうでしょうか？

lowrider_2005 · Accepted Answer

AKB（に限らず、多人数のグループ。男女関わらず）って、結局キャバクラのショータイム商法だと思うんですよ。
数で圧倒して、かわいい（カッコイイ）衣装着させて、ちょっとセクシーな（キャッチーな）振り付け踊らせて、目移りさせて、総体として「いい！」と思わせれば勝ちなんじゃないでしょうか。
個別の売り出しなんかオマケみたいなもんだと思うけど。

challenger9 · Answer

まず、質問文の[なんで４８人も女性をそろえる必要があるのだろうか？]という所から間違っています。AKB48は４８人だという、一般人が陥りやすい誤解にまんまとはまっています。

私がAKB48に興味を持ち始めた時期で、すでに６０人以上のメンバーを抱えていました。
「こんな人数、覚えられねえよ（笑）」と思ったものですが、ほぼ毎日のようにやっている劇場公演のネット配信を見るようになったら、いとも簡単に覚えてしまいました。

現在AKB48本体だけで１２０人のメンバーがいますが、私は全員の名前を把握しています。わりと熱心なファンなら普通のことです。SKE48、NMB48、HKT48、NGT48という国内姉妹グループを含めると全体では３００人くらいのメンバーがいますが、その８割以上の顔と名前が一致します。

AKB48のコンセプトとしては、「学校のクラスみたいなもの」と秋元プロデューサーがよく言っています。クラスには色々なタイプの生徒がいるように、「歌・ダンス・容姿」三拍子揃った子を集めるのではなく、色々なタイプのメンバーを集めようと。だからオーディションも審査員全員一致でなく、審査員の一人でも引っかかるところがあった子を採用するとのことです。

だから、AKB48には持ち味の違う子たちが活動を共にしながら成長していくのを見る、育成ゲームのような楽しみ方があるのです。興味のない人には「女の子のかたまり」にしか見えないですが、一人一人のことがわかると愛着も湧くし、成長を見守って応援したくもなるのです。

[AKBをいくつかのグループに分けて、それぞれ競わせてその中で代表をテレビに出せばいいと思うのが]

すでにやっています。一般の人がとっつきやすいようにするために「選抜制度」というのをやっています。一般の人が歌番組などで見かける「AKB48」は、姉妹グループも含めた全体から技量やキャラクターなどによって選ばれた選抜メンバーであり、たくさんいる仲間の代表として活動しています。

そして、毎年やっていて、今年も投票が始まった「選抜総選挙」という人気投票があります。ファン投票によって、選抜メンバーを選ぶというもので、ファンの財力競争という側面もありますが、そもそも一生懸命応援するファンが少なければランクインできないので、ある程度の目安にはなります。ファン投票で選ばれるメンバーも、必ずしも「歌・ダンス・容姿」三拍子揃ったタイプばかりではないのも面白いところです。

[タダでAKBとしてアイドルを強制されているのに幸せな青春は何も無いそんな女性を作ることになる。]

メンバーは自分の意思で応募したわけで、強制されているように思うくらいなら自分から辞めていきます。そうでなくてもたくさんのメンバーがいれば、選抜とは無縁のまま辞めていく子もたくさんいます。声優など他の分野で活動したり、芸能界とは無縁の生活になる子など、様々です。それでも昨年の１０周年公演や、今年３月の高橋みなみ卒業コンサートにはたくさんのＯＧメンバーが駆けつけました。そんなメンバー同士の絆が強いところもファンとしては嬉しく感じます。

まあ、確かにAKB48に物足りない所としては、もっとピンで輝けるような突き抜けた才能を輩出して欲しいというのはあります。これは学校のコンセプトからすると難しいのかもしれません。これは、グループ系に偏重しすぎたアイドル業界全体に言えることでもありますが。

phj · Answer

秋元康は、おにゃんこクラブで、それまでの既存の「アイドル」をぶっ壊してしまいました。そのために、もう松田聖子や山口百恵のようなアイドルは生まれないでしょう。生まれるとしても後10年ぐらい先の話だと思います。

ＡＫＢが好きかどうかは別にして、重要なのは「おにゃんこ以降、松田聖子に匹敵する一人で成立するアイドルがまったくいない」ということです。おにゃんこクラブが、アイドルの幻想をぶっ壊してしまったからです。

もともとアイドルというのは偶像です。その本人個人がもっているキャラクターを最大限に生かして、ファンや世間が「こういうアイドルがいてほしい」という願望に答えるものです。そしてそのアイドルがキャラクターにあった表現（主に歌）をするからそれが受け入れられるわけです。松田聖子のキャラクターで少女Ａを歌ってもだれも聞いてくれないでしょう。

そのため、1980年代までのアイドルは幻想のなかの産物であったといえます。で、それをぶっ壊し「誰でもアイドルになれるんだ」「ちょっとかわいい女の子ならアイドルになれるんだ」という現実を見せたのがおにゃんこクラブです。私は当時高校生で、うちの高校にもおにゃんこの初期メンバーがいましたが、それよりも断然にかわいい女子はいましたし、女子の間では「何であの子がおにゃんこ？」とか「あれなら、○○のほうが絶対かわいい」というような話もたくさんありました。
この時点で、アイドルの幻想がかなり薄くなっていったといえます。

そして、アイドルが活躍する歌番組がバブルの終了とともに無くなっていきました。この後、モーニング娘が出てくるまで、アイドルは不在の時代が続きます。しいて、アイドル的に見られたのはWink、CoCo、高橋由美子、東京パフォーマンスドール（ＴＰＤ）、ＴＰＤはグループアイドル、WinkとCoCoは少人数で、高橋由美子は最後のアイドルと呼ばれたぐらいです。

そして小室時代を経て（このとき元ＴＰＤの篠原涼子がブレイクしたのが皮肉です）モーニング娘・鈴木あみ・松浦亜弥が出てくるのですが、鈴木あみはどちらかというとアーティスト、松浦亜弥はあくまでもハロプロの一員という構成で、松田聖子のようなひとりで観客をひきつけられるアイドルというのは登場しませんでした。登場しない、ということはじつは「そういうアイドルの形式をだれも求めていない」ということでもあります。毎年何十人とアイドルがデビューするわけですから、もし世間に求められているならそういうアイドルがでてくるはずなのです。

そして、2005年にＡＫＢが結成されます。最初のコンセプトは「会いにいけるアイドル」で、当時秋葉原のT-ZONEビルの上に劇場ができたときのことを良く覚えています（あ、私はＡＫＢオタクじゃないですよ。劇場ができてパソコンの販売会をどこでやるんだ！って怒ったほうです）
で、ＡＫＢの手法はたしかにおにゃんこが基礎になっていることは間違いないのですが、同時にアサヤン的なプロデュースも相当に研究されています。特にアサヤンでモーニング娘が誕生するきっかけになった、「シャ乱Q女性ロックボーカリストオーディション」の落選組み（優勝は平家みちよ）でグループをつくりデビューするまで自分達でＣＤを手売りする企画が、現在のアイドルグループの売り方の基礎になっているといえます。それは「普通の女の子たちが夢をかなえるためにがんばって感動を呼ぶストーリー」です。

ちなみに山口百恵や松田聖子の時代のアイドルに「普通の女の子たちが夢をかなえるためにがんばって感動を呼ぶストーリー」なんてありました。秋元康がアイドル＝普通の女の子にしてしまったために「あこがれの偶像＝アイドル」から「がんばってアイドルになるストーリー」にアイドルの実像がかわってきてしまったのです。

ですからＡＫＢが間違っているといっても、どうしようもありません。モモクロだって手売りしてメジャーデビューをものにしているわけですし、だからこそ総選挙というやり方が「女の子ががんばっている」として、じゃんけん大会が「幸運をものにしたラッキーガール」としてファンが喜び、勝ち残った女の子を認めるわけです。そこには「アイドルとして支持するための物語」があります。

プロデューサーがどれだけかわいい子を選んでもダメなんですよ。

とはいえ、こういう手法が最初に開発されたのが１９８０年代後半だとすると、３０年ぐらい経ちます。そろそろ飽きてきましたよね。松田聖子が頂点で、高橋由美子が最後といわれるいわゆる「昭和のアイドル」も１９７０年ぐらいにフォーマットが出来て、２０００年を前に廃れました。
　１９９０年になる前に出来たおにゃんこクラブを最初、モーニング娘を経て、今のＡＫＢなどの乱立が頂点とすると、後５年ぐらいでグループアイドルの時代は終わりますよ。ＡＫＢと人気を二分している乃木坂などの女の子たちが大人の女性（アイドル卒業年齢）になるのにあと５年ぐらいですから、それぐらいでＡＫＢなども終わると私は睨んでいます。

でも、ひとりでみんなの視線を集めるアイドルの時代には戻らないでしょうね。

それと質問者様は、演歌に言及されておられますが、演歌はそもそも「歌を聞かせるもの」です。歌がうまければ容姿が悪くても許される点でアイドルと違いますし、逆をいえばアイドルは売るための媒体のひとつとして歌を歌っているだけで、別に歌でなくてもいいのです。その証拠に、ＡＫＢは「握手券が欲しくて何十枚も買う」のが普通ですよね。
　秋元康は既存の音楽ビジネスもぶっ壊したのです（もっとも音楽ビジネスは、iPodが出た時点でＣＤ販売は時代遅れでしたが）

ＡＫＢは間違っていませんよ。今のところはあの形でないと「アイドル」として受け入れられないからです。逆をいえば「普通の女の子たちが夢をかなえるためにがんばって感動を呼ぶストーリー」はテレビや芸能界を通さなくてもネットでもできるから、地下アイドルとかコンセプトアイドルなんかが増えて、受け入れられたといえます。

opechorse · Answer

赤字云々は関係なく
48グループは毎日公演をすることが前提条件で
一人というかそういう風に絞った時点で存在価値がなくなります
(逆に捕捉にある方法で出てきたのがももいろクローバーZかな、
もともと相当人数がいたのを路上ライブとかやってきた中で人数を絞ったのが今の5人)

こればっかりは、存在価値の問題なので
当然赤字なので、補てんすべく
100万枚以上のCDを販売しなきゃならないとか
そのための握手会とかいろいろヤバイ
でも、これがAKB48です

だから、黒字化を目指していないが正解なのかもしれません

opechorse · Answer

AKBは、アイドルというより、
宝塚みたいな歌劇団を本来志向していたのですが
劇の難易度が高すぎて、歌に落ち着いた経緯があります
10年前のデビュー当時ですけど
当然、全員がオーディション通過直後なので技術がない時代です

宝塚基準だと
主役も必要だけど必ず端役も必要
だと、人数はそれなりに必要です
それに、劇場での出番をマイスターのように行う
メンバーもいます

48グループは、今こそ毎日というほどではないですけど
劇場で、相当数公演という名のライブを行うことが
アイデンティティーなので、
普通に考えれば、隔日に16人で32人、テレビ要員として16人で48人は
最低限必要だからの48です
もっとも、今は卒業前提の交代要員の育成を並行にしているので
グループ60人ぐらいいますが

だから、実際やばいのは
坂道(乃木坂欅坂)のほうじゃないですか
そこらへんは良く知らないですけど

bagus3 · Answer

歌手がグループの場合に、その人数に決まりはない。
正解も善悪もない。みんなに受け入れられて人気が出れば
それが正解。

大勢でステージに立って、いつも端っこにいてそのまま
鳴かず飛ばずで終わったらかわいそうかもしれない。

でも、松田聖子や中森明菜の影で、芽が出ないまま消えて行った
何百人の歌手がいる。そっちのほうがよほどかわいそう。

むらさめ · Answer

秋元先生がおニャン子の成功した部分や失敗した部分を元に考え出したビジネスモデルですからねえ…。
おニャン子が3年程で解散となってしまったのに比較すると健闘していると思います。
おニャン子でも小さなユニットがありましたが、あまり成功はしなかったですね。秋元先生が奥さんをgetしただけですかね。

それを踏まえてAKBがある訳ですが、色々なイベントでCD等を売る戦略にしているため、個人やユニットで活動はメインになっていない感じがします。
今までに各地にグループを作っていてメンバーの数は増えましたが、
それを含めてどう活動を運営していくか、縮小に向かいそうな感じが私はしているので興味があります

AKBって間違っていないか？

AKB（に限らず、多人数のグループ。

まず、質問文の[なんで４８人も女性をそろえる必要があるのだろうか？]という所から間違っています。

秋元康は、おにゃんこクラブで、それまでの既存の「アイドル」をぶっ壊してしまいました。

赤字云々は関係なく

AKBは、アイドルというより、

歌手がグループの場合に、その人数に決まりはない。

秋元先生がおニャン子の成功した部分や失敗した部分を元に考え出したビジネスモデルですからねえ…。

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