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こんにちは!私は外国人です。今、日本文学を勉強しています。いろいろな質問があるんです。皆さん答えてお願いします。

① 増鏡の歴史物語で、作者は「二条良基か」に書いてあって、どしつして、名前「か」は何ですか。どうして、「か」を使いますか。分かりません。

②吉田兼好の閲歴を書いてあって、「左兵衛淨尉」は何ですか。文例:後宇多上皇に仕えて左兵衛淨尉に補せられたが、四二歳のとき院の死去にあい出家した。

A 回答 (1件)

A1 作者が特定できていなくて、有力候補のひとり二条良基をその情報の執筆者があげただけ。

ここで、かは疑問を示す終助詞で、人名の一部ではない。二条良基?、と書く用法と同じ。
A2 おそらく左兵衛尉、あるいは左兵衛少尉の校正ミスと考えられる。風巻景次郎『西行と兼好』(角川選書 角川書店 昭44<1969>。初出昭27<1952>)以前の説による官職名かもしれない。風巻は、「尊卑分脈」の系図の記載により、兼好は六位蔵人を経て五位左兵衛佐に就いたと推定し、日本語版Wikipediaの吉田兼好の項目のほか、多くの事典では、この説を採用している。一方、兼好伝には捏造の疑いが提示されていて、これまでの官位、官職はおろか、吉田姓まで事実とする証拠が足りないと唱える学者が出て、兼好法師像の見直しを迫る衝撃を巻き起こしている。慶應義塾大学准教授小川剛生「卜部兼好伝批判―「兼好法師」から「吉田兼好」へ―」(『国語国文学研究』49号、2014年3月)がそれである。
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この回答へのお礼

分かりました。ありがとうございます。

お礼日時:2016/09/27 23:28

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