dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

 自治体主催の高齢者の講演会で“君子左琴”ということばが出てまいりました。
 私一人でいろんな質問をしてご回答を頂いておりまして、質問時間もの十数分もだいぶ過ぎてしまいました。
 それで講師が敷衍的に口にされた、君子左琴の質問ができなくなりまして、Webで検索検索したところ、以下のことばでのHPが出てまいりました。
 でも、ことばの意味や由来などの説明は見出せませんでした。
 以下のことについて、故事的ご説明や意味、どういう使い方がされているのか、どうかお教えください。お願い申しあげます。
 左琴右書(ゆん手に琴、右手に本なのでしょうが、・・・それにしてもはじめてのことばでして)、
 君子左琴(君子は琴を左にすでしょうか、・・・それにしてもはじめてのことばでして)
 なお左図右史という言い回しの故事や熟語というものはあるのでしょうか。

A 回答 (2件)

ANo.1のjo-zenです。

補足回答させていただきます。

>実際はどんな楽器だったのでしょう?

⇒劉向『列女伝』巻二、賢明伝、楚於陵妻条の「君子は琴を左にし書を右にするも、楽しみまたその中に在り」とある。南面する君子の左には琴、右には書を常に持すことは、この上無き楽しみとするところである。「聲知らむ」とは「知音」の謂であり、伯牙斷琴の故事を典拠とする。春秋時代、琴の名手伯牙の弾奏を唯一理解する友、音を知る鍾子期が死んだため、伯牙は二度と琴を弾かなかったという。『琴賦』に「伯牙手を揮ひ、鍾子期聲を聽く」「音を識る者希なり、孰れか能く雅琴を盡すは、唯至人のみ」とある。ここでの琴が、竪琴のようなものであったとは思われません。根拠としては、「琴を左にし書を右にする」のですから、左に琴を抱えていたのでは、右手は書にとられている為、用をなさない(演奏ができない)と考えるのが合理的です。よっていわゆる「琴(筝)」であろうかと思われます。日本での<和琴>あるいは<倭琴>の同類でしょう。(<和琴>とは現在の筝の原形である。長さもほぼ筝と同じく、絃の数は六本。琴柱に自然のままの楓の枝を用いるのが独特である。雅楽演奏に現在でも用いられる。<倭琴>とは埴輪琴ともいい、長さは抱きかかえられるほどの短いものである。板状で琴柱があり、絃の数は五本、作りは簡単質素である。日本在来琴と言われる。)

以下のURLも参考にしてみてください。

  http://rose.zero.ad.jp/~zad70693/manyo/manyo.html

  http://www.asahi-net.or.jp/~tu3s-uehr/toru-txt.htm

なお、以下の書物も役立つかもしれません。

  『光源氏物語 學藝史  右書左琴の思想』
    http://www.kanrin.co.jp/shoko/ISBN4-87737-229-6. …

参考になれば幸いです。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

 度々すばらしいご造詣をありがとう御座いました。
 ビルマの立琴での琴や二胡琴のようなものではなく、むしろ筝に類する琴であるとのご見解にそうかもしれないと、存じます。
 禅家の恩師も、時に琴を弾じたりしておりましたが、古えの高尚な方も、書とともにおたしなみなされたのでしょう。
 尺八もまた別でしょうが、私もそういう世界に身をおいていたいと存知ながら、拝読しました。
 伯牙斷琴のお話は殊のほか感じました。
 ありがとう御座いました。

お礼日時:2008/07/15 15:44

以下のURLを参考にしてみてください。



  http://www.geocities.jp/kodai_kura/tuusin22.html

この回答への補足

 左琴右書、君子左琴という言葉は、どうも儒教や漢詩、或いは知識人の生活のありかたのようであるとは、理解できてきました。

 1. 日本のことにおきなおすと、どうも床において、つめで弾く琴を考えがちですが、そのように理解してもよろしいものでしょうか?

 2. それに対して、中国での事柄として考えると弦で弾く二胡琴のようなものとして、想像してきます。
 
 左に琴、右に書といえば、“2.”のようなものと考えられますが、実際はどんな楽器だったのでしょう?

補足日時:2008/07/15 06:47
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 ありがとう御座いました。老人にはたいへん小さい字であり、素人にはとても専門的でした。
 左琴右書、君子左琴
 というフレーズは儒教、漢詩、或いは知性などの次元でのことのようですね。
 確かに孔子も“磬”とか何とかで音楽をたしなみ、また修行のためにも使ったかの話を聞いております。
 明朝、意あらば、琴を抱いてきたれ、などの言葉も伝わっておりますね。
 弓で弾く琴なのか、爪弾きの琴なのかも知りたいところですね。
 

お礼日時:2008/07/15 06:47

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!