■趣味や目標を高めたい人に!「コンテンツ手帳」が最近のトレンド
今回手帳をオススメしてくれたのは、銀座ロフトのダイアリー担当・金子友大さん。最近は、趣味の記録や、あるテーマに特化した「コンテンツ手帳」の人気が高いのだとか。
「例えば、筋トレやランニングを日々記録できる『ワナドゥ!!手帳』。自分の体調やトレーニングメニュー、食事を記録できるフォーマットに加え、巻末にはストレッチや国内のレーススケジュールがつくなど、趣味を極めるための手帳として愛用されています。通常の手帳を日々のログとして使用したり、お子様やペットなど、家族の体調管理に利用したりといった利用法も。趣味ごとに一人で何冊も使われる方もいるそうです」(金子さん)
叶えたい夢や目標がある人にオススメなのが、より使いやすく進化した手帳「CITTA」だ。
「CITTAは自分が叶えたいことを記す『ワクワクリスト』と、そのために自分の時間を管理する年間チャートなどが付いています。スケジュールに追われるのではなく、自分で自分を導くためのツールとして使用できます。2カ月見開きのマンスリーやTODOがついたウィークリーページなどの細かい部分まで工夫されており、リピーターが多いのが特徴です」(金子さん)
ほかには、日本の伝統やマナーに関する豆知識が学べる「しきたり十二カ月手帳2020」や、週末の予定ややってみたいことを毎週計画し、自己分析や心を見つめ直すコラムが書かれた「週末野心手帳」なども人気があるそうだ。
■デジタル派も納得!便利な「スマート手帳」
一方、スマホアプリは、定番の「Googleカレンダー」「Yahoo!カレンダー」のほか、最近CMで話題の「Time tree」などが人気。家族やグループで予定の共有ができるほか、リマインダー機能があり、予定を忘れる心配がないところが強みだ。
「もちろんアプリにも優れた点がたくさんありますので、アプリをメインに使いつつ、手帳をサブとして使用したり、テーマや目的を決めて使用したりするなど、それぞれに合った使い分けをしていただければと思います」(金子さん)
持ち運び便利な、スマホやタブレットのアプリと併用しやすい手帳もあるそうだ。
「例えば、メモページなどを省き、マンスリーページと年間チャートに特化した『ミニマルダイアリー』は、とにかく薄くて持ち運びしやすいです。『スティックダイアリー』は、PCの手前に収まる148mm×42mmサイズ。カフェや外部スペースを利用して仕事されるノマドワーカーにも支持されています。『スイッチダイアリー』は、表と裏でオンとオフを切り替えられる手帳です。表側からは仕事管理、裏面からは個人用の予定管理を行うことができます」(金子さん)
最近は、仕事とプライベートの予定を分けて管理したいという人も多いようだ。紙の手帳は仕事用、アプリはプライベート用といった形で分けるのもアリかも。
■手帳ならではのメリットとは?
「紙の手帳のよいところは、場所を選ばず使えるところ、3カ月や半年といった時間の流れをぱっと見て把握しやすい一覧性があること、その場で多人数の予定を把握できること、案件ごとに連続性を持たせて管理しやすい点などがあげられます。目的ごとに使い分けたり、自分好みに仕上げたりしていく楽しみや、書き終わった後の達成感なども手帳の醍醐味。5年後、10年後に見返してみると、思い出や成長を感じる大切なアイテムになっているのではないかと思います」(金子さん)
自分にあった管理ツールを使うことが最も大事だが、紙の手帳ならではのよさもたくさんある。デジタル派の人も、今年はこだわりの手帳を手に入れてみてはいかがだろうか?
●取材協力:株式会社ロフト
(酒井理恵)