■効果的なプロフィールの作成方法
まずは、「マッチングサービス」を利用するメリットから聞いた。
「マッチングサービスは、結婚相談所や婚活イベントと異なり、時間も場所も関係なくスマホやPCでお相手を探すことが可能です。移動中や寝る前などのスキマ時間を使い、相手にメッセージや、『いいね!』などを送り、相手と繋がることができます」(株式会社ネットマーケティング)
プロフィールには主に、「写真」と「自己紹介文」を掲載できるようだ。プロフィールは正に出会いのきっかけであり、大事である。どのように掲載すると効果的なのだろう。
「『プロフィール写真』の有無で、マッチング率に大きな差が出ます。容姿では、自然な笑顔や清潔感のある服装、全身写真など、雰囲気が伝わるものがよいですね。ほかには、趣味や好きな料理などの写真を登録すると、会話のネタになりおすすめです」(株式会社ネットマーケティング)
自己紹介文は、長すぎず短すぎずがよいという。その上で、おさえておきたいポイントについて教えてもらった。
「まずは『仕事』についてです。普段使っている言葉がマッチングサービスでは通じないことがあるので、専門用語や横文字などは使わず、簡潔に書くことを心掛けましょう。次に、『趣味』についてです。こちらは、できるだけ細かく書いて頂きたいです。会員数の多いアプリでは、単に趣味を書くだけでは差別化が図りにくいためです。『読書』や『映画鑑賞』なら好きなタイトル、『食べ歩き』なら、よく食べるジャンルなどを書くと、会話が広がります」(株式会社ネットマーケティング)
自己紹介以外にも、どんな相手を探しているのか、出会いの条件を書くことも大切とのこと。
「自分のことを伝えるだけでなく、相手に求めることを書くことも大切。『どんな相手がよいのか』、『一緒に楽しみたいこと』などを書くと、自分に合う人が見つかりやすくなりますよ。自分の性格については、『友達や家族からは、○○な性格と言われることが多いです』など、自称ではなく他称で書く方が客観性もあり、相手に与える印象もよいです」(株式会社ネットマーケティング)
プロフィールは、相手のことを配慮しつつ作成するとよいだろう。はじめて会うことになっても、相手への気配りを忘れてはいけない。
「はじめて相手と会う際は、場所選びが大切です。一方的に提案するのではなく、お互いがアクセスしやすいエリアにしましょう。また、コロナ禍での初対面ですので、テラス席や広めのカフェなど、ひらけた場所だと安心感があるかもしれませんね」(株式会社ネットマーケティング)
初対面は緊張しそうだが、互いのプロフィールがあれば、会話が弾むきっかけになるだろう。
■上手くいかなかった場合の立て直し方
アプリなどでマッチングした相手と上手くいかなかった場合や、マッチングしなかった場合は、どのように次に繋げればよいのだろうか。
「マッチングが上手くいかなかった場合は、メッセージを連続して送ることだけは避けて頂きたいです。『ちょっと違うかも……』と思われているなど、何らかの事情で相手から返信が来ないときにメッセージを送り続けると、相手を不快にさせてしまいます。それにより、ブロックや非表示(アプリ内などの)通報をされかねません。焦らずに、適度な時間を空けた上で連絡するとよいでしょう」(株式会社ネットマーケティング)
マッチングしない場合はどうすべきだろう。
「検索条件などは変えず、プロフィールを見直してみましょう。写真を変えてみたり、自己紹介文をより具体的に記述するなど工夫すると、価値観の合う相手とマッチングする可能性が高くなりますよ」(株式会社ネットマーケティング)
恋愛マッチングサービスは、結婚相談所などより、気負わず気軽にはじめられそうな、婚活、恋活の一手段だ。利用する際は、今回伺ったアドバイスを参考に、効果的なプロフィールを登録し、素敵な人に出会う確率を高めていきたい。
●専門家プロフィール:株式会社ネットマーケティング(Omiai)
「Omiai」を運営するメディア事業、インターネット広告代理業を展開。男女の出逢いをサポートする「Omiai」は、2012年のサービス開始以降、累計会員数500万人超(2019年12月時点)。「一般社団法人結婚・婚活応援プロジェクト(MSPJ)」にも参画。