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実はいろいろ調整が必要な文字について、教えてください。


先日、デザイナーさんに
「A」や「イ」は隣の文字と間があいてしまうから、
ソフトや手作業で文字間を詰めないとパラパラして読みにくい、とか
「●」は下に寄ってるから中心線まで持ち上げる、などの話をききました。

今まで考えてもなかったことなので、面白くて興味を持ちました。^^


他にはどんな例があるのでしょう?
何か「気をつけるべき文字の一覧」などがありましたら
ぜひ見てみたいと思います。


デザインなどのお仕事をされてる方には日常的な話だとは思いますが、
どうぞよろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

見た目に空きを均等にするというのが目的で写植の時代からデザイナーは切り貼りで字詰めをしてきました。


Canon社のカタカナ表示がキャノンではなくキヤノン(ヤが大きい)のも空きをなくすためと言われています。
http://web.canon.jp/about/mark/
しかし、こういったことは人による主観的なものであって、決まりはありません。書道家なら空間を活かした書き方をするでしょう。
>「●」は下に寄ってるから中心線まで持ち上げる
というのも前後に来る文字とのバランスの問題であり、フォントデザイナーとしては最適な高さにデザインしている訳です。
欧文のハイフンも小文字では最適な高さでも大文字の中で使うと下がり過ぎです。
字詰めのプラグインソフトも有りますが、機械的に出来るものでは有りません。
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この回答へのお礼

それそれ!!そういう話を待ってました♪
キヤノンの話、はじめて知りました。なるほど・・・。^^

デザイナーさんたちは、
綺麗な絵を作るだけじゃなくって、そんなにもいろいろなことを
考えてデザインしてるんだなぁ・・・って感動しました。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/02/10 15:54

 私は書籍の編集者です。


 詰め打ちは、普通、その文字列に緊迫感を出すために用いられます。
 だから書籍の場合、装丁や扉、見出しによく使いますが、本文には余り使いません(よほどデザイン的な本なら使います)。
 以前一緒に仕事をした装丁家の方は文字のつめ打ちについてこういってました。
 「文字にはひとつひとつ重心がある。それを整えるようにつめてゆくんだ」って。
 たとえば「あ」は真ん中にありそうですよね。「つ」なんて結構迷いません? 「し」や「く」なんかフォントによって違ってきそうですよね。「●」を持ち上げる(ベースラインシフトといいますが)のも、同じことでしょうね。
 それからもう一つ、読みやすいように字間を調整する方法に、雑誌でよく使いますが、ある文字群の両端をそろえる、というのがあります(ジャスティファイといいます)。お手近にある雑誌をよーくご覧ください、字間が微妙に違っているのがありません? それがそうです。そして、ごくごくたまーに字間がものすごく空いている箇所も見つかるかもしれない。これは機械的にジャスティファイをして、その後点検しなかったため。
 結局、文字を詰めるという問題は、綺麗で見やすい紙面をどう作るかという大問題の一部なんですね。もし、あなたが首都圏にお住まいの方なら、江戸川橋にある、印刷博物館に行ってみるといいですよ。昔から、綺麗な本を作るために、人が何をしてきたかがわかります。
 あんまり文章が長くなるので、この位にしますが、この世界もはまると深いので、どうかご注意を。でも、面白いですよ~。
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この回答へのお礼

文字には重心がある・・・思ってもみなかった考えです!
確かにハマると深い世界ですね。
印刷博物館も面白そうです。どうもありがとうございました。^^

お礼日時:2005/05/01 01:04

「文字詰め」はその文字毎に対して定義されるようなものではなくて、


前後に来る文字によって変化します。
ですから「文字詰め」は「文字組み」とも言われます。
つまり、如何に文字同士を不自然でないように組み合わせるか、です。

その目安は、特に本文組みの場合、全体を少し離して眺めた際に
文字部分の全面が均一なグレーに見えるようになっていれば
綺麗な文字組みと言っていいと思います。

逆にムラのあるグレーに見えているようですと
文字組みとしては失格と言われてしまいます。



文字組みを重要視するのは、
「文章を読むリズムを乱さないようにするため」なのですが
同時に、デザイナーの立場から言うと、
「文字部分が不必要に目立つことで、紙面全体のレイアウトを乱したくない」という
デザイン上のまとまりを作り上げる部分での要求でもあります。

デザイン上の文字部分を「グレースペース」と言いますが、
デザインを組み上げる際に、本文が入るとする部分を全て
グレーの矩形に置き換えてデザインを進めることから、そう言われます。
その状態で写真や図版、イラストなどとのバランスを作りますから
そのグレースペースが不自然に存在を主張するようになってしまうと
デザインの(自分が)最適と思えるバランスを崩す事になってしまいますので
如何に文字達を“おとなしくさせるか”という文字組みが
最後にデザインの生命を握るようになるのです。

そうした事を、多くのデザイナー達はこれまで身を持って実感してきていますから
とりわけ「文字組み」にはこだわりを持っていますし、
“文字組みを見ればデザイナーの実力が分かる”と言うもの、そうした理由からです。



これは、どんなに場数を踏んでも
出てくる文章によって詰めの状態が変わる性格のものですから、
最初に書いたように「この文字は、こう詰める」という一覧を作りにくいのです。
最終的には作業者のセンスによる部分が大きいです。

それと、書体(デジタルではフォント)によっても
字面のデザイン(タイプフェイス)によって
詰めが必要な場合と、必要ない場合がありますから
それも一概には言えないものです。

もちろん、「ここはこうすべき」という定番のようなものはあります。
たとえば「す。」の場合は「。」を大きく詰めるとか
「して」や「くり」などは詰める、「あめ」の場合は開ける・・などです。

また、昔の「写植」の場合では
“OKLのの縦組みは「い」の左右を少し切り詰める”なども常識としてありました。



もしご自分で文字詰めをしてみたいとお考えでしたら
難しい事は考えずに“文字と文字の間の不要なアキを無くしていく”ようにすればいいです。
要するに「見にくくないように文字を繋げる」それだけのことです。
少しでも経験してみれば、
綺麗な文字組みといい加減な文字組みの見分けはすぐにつくようになります。

同時に、デジタルの時代になって素人さんがアプリケーションを操作するようになって
如何に適当なデザインが出回ってしまっているか、がよく分かります。

ちょっとご質問の主旨と違ってしまったかもしれません・・・。
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この回答へのお礼

均一なグレーに見えるように・・・なるほど!
ためになるお話をいろいろとありがとうございました。
勉強になりました。^^

お礼日時:2005/05/01 01:02

例なんてものは無限にある気がしますが・・・


組み合わせにもよるし感覚じゃないでしょうか、というか、見ててなんか、、、あるじゃないっすかw
俺は最後にチェックするときに目を細めたりして確認しています。結構目を細めると字間の開きが解りますよ。
ようは単純な文字はポカーンとした隙間が出来て細かい文字同士は近いとギチギチして読みにくいじゃないですか、だから字間を離すって場合もあります。あとは全体のバランスです。というか、自分はそういう概念で取り組んでます。
まだ卵なんで出しゃばってすいません
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この回答へのお礼

本職の方だと、感覚でいろいろわかるんでしょうね。^^
それ以外の人だと、思いもよらないもんですよー。

たとえば、
テキトーに気に入った服をいつも着ていたけど、
スタイリストさんが見たら
「あぁ、あと1ミリだけでもスカートが長ければ、バランス良いのに!!」
みたいなことが
わかる・・・とか、そんな感じでしょうか。


目を細めて周りを見てみますね。
アドバイスありがとうございました♪

お礼日時:2005/02/10 15:54

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