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数学科など、数学を専門に学べる学科に興味があるのですが、数学科などは工学部などに比べてどうなんでしょうか?
すごく難しくて、大変というイメージがあります。
数学科には実験はありませんよね?

あと、数学科に入ろうと思ったら、数学が好きってだけではやっていけませんか?

A 回答 (6件)

工学部の数理工学科に在籍する4年です。



大学で何を学びたいかも大切ですが、大学は、多くの人にとって、あくまで通過点で、その先に色々と目標があるはずです。「将来何になりたいか」を考えるのも、大事だと思います。
高校では、「学問」として数学を教えるので、具体的に各々の数学がどのように現実世界と結びつくのか、イメージしにくいですね。ただ、4年まで勉強してきて言えることは、高校の数学は、技術者になるにも教師になるにも学者になるにも、最低限必要なレベルだけを教わっているということです。
・数学も使える技術者になりたいのか
・数学を教える教師になりたいのか
・数学者になりたいのか
この順番で書いたのは、おおざっぱにいって、この順に、社会的なニーズが大きい=なれる人が多い、からです。

数学は、世の役に立たないと言われますが、工学の世界では、数学ができる人は、かなりニーズがあると思いますよ。現在の工学は、数学の理論を使って初めて解決できたところがいくつもあります。数学科以外の学科でも、理系いくと数学を教わりますが、理論を理解するのに最低限必要な数学だけを、教わることになります。具体的には、どの理系の学科でも、
・線形代数(行列のオバケ)
・微分方程式
・フーリエ変換
・統計(正規分布・中心極限定理)
ぐらいは、勉強することになると思います。数学科にいくなら、なおさらこの辺は必須知識だと思います。
一回、読んでみることをお勧めします。どこでもいいので、理系のある大学の生協の書籍部とかにいくと、教科書・参考書として、この辺の本は大量においてあると思います。大学生といっても、高校時代数学ができなかった人も含まれますので、高校生でもレベルはかわらないと思います。

3,4年ぐらいから、徐々に各々の専門に引き込まれていきます。学科によっては、実験重視で数学をほとんど使わなくなったりします。
逆に言うと、数学以外の、例えば化学の教授さんであっても、これ以上に高度な数学は、知らなかったりするわけです。そうなると、応用数学・数理工学系の研究室に問題を解いてくださいよ、と要望が来るわけです。数理工学科にいると、同じ式がいろんなところで応用されていくのがわかります。

工学の数学と、純粋数学の一番の違いは、端的に言えば、工学では「値」を求めないと仕方がないところにあると思います。工学では、どんなに難しい問題でも、与えられた制約条件を満たす値が必要な桁数分、手に入ればいいわけです。証明などは、「この範囲の計算からは、求める値は出てこない」ことを証明して、不必要な計算を省くためにあるわけです。
値を計算するわけですから、コンピュータとも結構関連があります。ただ、今は、手元のパソコンで計算できてしまうようなものも多いですから、基本的には考えることが重要になります。

で、ここまで話してきて、何が言いたかったかというと、不安であれば、自分は、工学部の応用数学系の学科を勧めます。理由は、方針転換しやすいからです。
問題を先延ばしにしているようにも思えますが、問題は決心することではなくて、心変わりしたときに、転進しやすいようにすることだと思います。応用数学系なら、純粋数学でも工学的なことでも、ちゃんと卒論のテーマにはなると思います。
卒論のテーマになるというのは、1年/半年ほど、一つのテーマについて勉強することになる、ということです。大学の最初の3年間は、技術者・教師・数学者、どれになるにしても、基礎+αを勉強するだけなので、勉強することは大差ないという感じがします。
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理学部数学科及び大学院修士課程を修了した者です。



あなたは、数学科でどんなことを学びたいと思っていますか?
また、現在高校(ですよね?)で数学を学んでいて、どんな点に興味を持っていますか?
これらを補足していただければ、もう少し具体的なアドバイスができるかも知れません。

余談ですが、私が大学生のとき、こんなことをみんな言っていました:
 理学部生物学科は、化学をやるところ。
 理学部化学科は、物理をやるところ。
 理学部物理学科は、数学をやるところ。
 理学部数学科は、哲学をやるところ。
誇張もありますが、それだけ高校と大学では(数学科に限らず)ギャップがあるという覚悟だけはしておいてください。
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数学科の数学(純粋数学)と物理学科・工学部等の数学(応用数学)とは、求められるものが違います。

純粋数学は厳密性と抽象性ですが、応用数学は簡易性と具体性です。純粋数学の立場の人に言わせれば、「応用数学は疑似数学だ」とまで極論しているようです。確かに、純粋数学は難しいですね。正直なところ、そう思います。

数学科には実験はありませんが、考える時間が必要だと思いました。(頭のいい人は、そんな時間は不必要かも知れませんが)

【数学科に入ろうと思ったら、数学が好きってだけではやっていけませんか?】ということですが、数学科の「数学」と高校・教養部の「数学」とは同じ「数学」という名称では呼んでいても、質的に全く異なる、教科だと思った方が正しいと思います。数学科に入るには、それなりの、覚悟をしてから入るべきだと思います。あとで、「こんな、はずではなかった・・・」と後悔しないために・・・。
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大学の数学は、はっきり言って高校の数学の延長ではありません。


全く異質なものと考えていいでしょう。(高校までのように計算が主体となる分野はほとんどありません)

どの分野も論理的に考察されていますので、それなりの国語力も必要です。
私は受験生時代、この事実を全く知らなかったので、高校では全国1位になったことがあるにもかかわらず、大学では1留を経験してしまいました。

ですから、「文系が苦手だから国語はやらない」とかいう問題ではありません。
せめて小説ぐらいは手あたり次第に読んで、ほどよい国語力を養うようにしましょう。
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>数学科など、数学を専門に学べる学科に興味があるのですが、数学科などは工学部などに比べてどうなんでしょうか?



数学科と工学部の比較なら、自分は両方とも経験してますのでよく分かります。
現在、工学部に通いつつも、理学部棟で数学科用の授業を受けています。
確かに、数学科の授業は工学部の授業よりも一部難しいところがあるかもしれませんが、慣れればどちらも変らない様な気がしますね。
ただ、数学科だと実際、我々の生活のどのような箇所に適用しているのかが発見しずらいかと思います。
その反面、自分は工学部ですので、それなりにわかっているつもりです。

>数学科には実験はありませんよね?

実験はありませんが、代わりに初年次にゼミがあるかと思います。グループで話し合いをして、最終的には発表して議題の論旨を纏めるみたいなことやると思います。

>あと、数学科に入ろうと思ったら、数学が好きってだけではやっていけませんか?

本当に好きなら、やっていけるかと思います。
ただ、数学には

・計算問題を解く『数学』
・考える『数学』(=研究等)
・歴史的背景を学ぶ『数学』(=数学史)

等がありますが、自分がどれを理由としてすきなのか考えてみる事が重要かと思います。

経験からいって、最初の根拠だけなら、数学科に入っても長続きしない可能性がありますのでご注意下さい。
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文学部数学科と他の理工系学部の人は、


数学科のことを茶化して言っていました。
数学科だけ他の理工学系と違って実験がないので。

>すごく難しくて、大変というイメージがあります。
真面目に勉強しようと思えば、どの学問も難しくて大変ですよ。

>数学科に入ろうと思ったら、
>数学が好きってだけではやっていけませんか?

やっていけなくはないと思いますが、
高校までの数学と、大学の数学は全く違った世界のように思えるでしょう。
これまでの延長で難しい問題をどんどん解いていくだけ…と
思っていると、こんなはずじゃ…ということになるかもしれません。

理屈を考えるのが好きな人はいいかも。
あと、想像力もあった方がいいかもしれないですね。
目の前にない世界のことを考えるので。

宇宙人のような教授もいます。
不思議な世界です。
もしも理解力が足りなくても暗記でカバーできます。
ある程度努力すれば、卒業することは難しくないでしょう。

数学科に行って大変といえば、就職かもしれませんねぇ。
まあ、就職は今の時代、どこも大変そうですが。

大学の教科書など見てみたら、
今までと違うというのがわかるかも。
大学生になったら、わかるさ~なんてのは…。
わかる人にはわかるし、
わからない人にはわからないものです。

参考URL:http://blog.livedoor.jp/calc/archives/12996463.h …
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