No.1
- 回答日時:
一般にいう湿度は、相対湿度です。
別に、高気密、高断熱でなくても冬は、外気の湿度は低い上に、室内空気の温度を暖房で上げるわけですから、空気は膨張して、ますます水分を含める条件になります。空気から言えば、水分不足、つまり湿度が低下になります。
高、高だと、外気と屋内とが機密状態がよく、乾燥したままに保たれ、よけい湿度低下に保持されます。それと、高断熱高気密住宅では、石油ファンヒターなど、室内で燃焼するタイプの暖房器具はご法度です。
それらを使えれば、燃焼時に水分を出し、乾燥状態の緩和にもなります。また、機密と断熱のよさから結露が生じません。結露による加湿はゼロに近いです。この点でも快適さの裏で湿度低下をまねきます。
ということで、機密性のあるお家では、冬季、加湿器は必須となります。実際に住んでみてわかるのですが、加湿器なしだと、湿度35%ぐらいで、加湿してやっと45%といった現状です。
No.2
- 回答日時:
はじめまして。
高高で、真面目に計算された24時間換気をされている場合、室内で人や水道などで加湿された空気も効率よく排出されます。(正しい換気です。)
従いまして、吸気口からの外冷気が室内で加温されますと、相対湿度的には下がることになり、
室内は効率よく過乾燥となります。
極端な例として低低ならば、換気が計算どおりにいかないので、室内の温度差が大きくなります。
つまり、過乾燥している場所もあるけど、それほど乾燥してない場所もあるということになると思います。
ですので、低低にくらべ高高のほうが過乾燥になりやすいではないかと思います。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
冬の場合ということでお話します。
湿度とは通常相対湿度のことを言い、これは、ある気温おいて空気中に水蒸気として含むことのできる最大水蒸気量である飽和水蒸気量に対する現在含まれている水蒸気量の割合です。飽和水蒸気量は気温が高いと多く、気温が低いと少なくなります。(ここまで中学理科の復習)そこで、冬場、暖房により気温が低く飽和水蒸気量の少ない外気を暖房であたためると飽和水蒸気量が増え空気中の水蒸気量が同じであっても湿度が下がることとなります。高気密高断熱でなくてもこのようなことは起こるはずですが、高気密でない家は隙間風により暖房効率の低下と引き換えに湿度の低下を抑えたり、室内で燃やす石油暖房により水蒸気を発生させ補充していたので、高気密高断熱の家は特に湿度が低い、乾燥するといわれるのだと思います。
私も、住宅新築検討中で工務店の話を聞いたり、本を読んだりしましたが、高気密高断熱の暖房は蓄熱暖房、FFストーブ、床暖房、温水パネルヒーター等が良く、エアコン等の温風の出る物(過乾燥)や、室内で燃焼させるもの(空気を汚す)は避けたほうが良いようです。
No.4
- 回答日時:
>高高にすると湿度が低いと聞きます
湿度は、温度と関連しています。同じ空気の塊では、温度を上げると相対湿度は下がってきます。
高気密の場合は、空気の入れ替えがないという点についていろいろ考慮しなければならなくなります。
冬場は、それでもなく乾燥気味の空気を更にエアコンなどで温度を上げますので、当然、湿度はぐ~んと下がります。
この場合、相対湿度は温度との相関関係ですので、石油、ガスストーブなどの使用中することで水蒸気を発生する暖房機を除いて、どんな暖房機を使っても同じです。
夏場は、エアコンで温度を下げます。その時、エアコンの熱交換器のところは、冷たいので、ちょうど、氷水の入ったコップのまわりに水滴ができる理屈と同じで、部分的に相対湿度100%となり結露し、この水を室外に出しています。これで室内の温度が下がり相対湿度が上昇する以上に水分を室外に出すことになり、結果的に室内は乾燥します。
気候がちょうどよいときはよいのですが、熱いときは冷房、寒いときは暖房といずれの場合も室内は乾燥しますので、通年で見ると、乾燥しているときが多くなると思います。
あと、当然、十分換気については検討され、対策は取られているとは思いますが、気になるのは、高断熱高気密による換気の問題です。
例えば、室内用については熱交換式の換気扇などが採用されていることでしょうが、台所の換気扇(排気のみ)とそれに対応する換気扇または空気取り入れ口の設置がなされているか、その位置は適切であるかなどです。
No.5
- 回答日時:
#2です。
夏場と暖房器具について少し追記します。
エアコン冷房は湿度100%の冷気を放出し、
それが室内温に上昇すると共に相対湿度が低下します。
しかし、高断熱であるがゆえに、窓や壁・床といったところからの吸熱(外気温をもらう)ことが少なくなりますので、
エアコンは温度が下がった段階で待機運転となり、
その後、あまり急激な運転をしなくてよいのです。
つまり、ON→強運転→待機→弱運転→直ぐに待機となりますので、過乾燥というほどにはなりません。
丁度良いと思います。
暖房器具に関しましては、
空気を汚すものは、安全性の面で避けたほうがよいと思います。
つまり、高気密であるがゆえに、万が一換気扇が故障してしまうと、換気不良となります。
うたた寝最中にこうなると、危険です。
水分を発するものも結局は同時に空気を汚しながら水蒸気を発するわけで、好ましくありません。
一方で、蓄暖、温水などが好まれるのは、安全であることと、高断熱であるがゆえの放熱が少ないため、ジンワリ暖めるだけで、一旦上がった温度を維持できます。
(低低は強く加温する必要があるので、メイン暖房を蓄暖にでは間に合いません。)
もちろん高高とはいえ数日放置した室内は、冷えてますので、立ち上がりはエアコンのような急速暖房のほうが向いています。
従いまして、在宅パターンにあわせて、蓄暖タイマー運転(メモリ低)で付けっぱなしとか、
立ち上がりはエアコンにして、後は蓄暖で・・みたいな使い方が好ましいと思います。
(夏にはどうせエアコン要るんだし・・・)
なお、乾燥に関しては、温度を上げてしまうことを考えれば、
蓄熱もエアコンも変わりません。
高高での過乾燥は避けられません。
No.6
- 回答日時:
>高断熱高気密の家が過乾燥になるのはどうして?
外気温が5度とします。外気の湿度が仮に100%(雨が降っている状態)としても、その空気を取り込んで暖房して20度にしたとすると、相対湿度は40%弱になります。
つまり単純に考えると過乾燥は容易に発生する可能性が高いのです。
もちろん室内での水蒸気の発生があれば緩和します。
高気密高断熱でない住宅の場合には、
・家全体は暖房しないので暖房しているところだけが乾燥するけど他は乾燥しない
・換気がきちんと行われていないために室内で発生した水蒸気が停滞しやすい(高気密であれば確実に2時間に1回は換気される)
ということから、過乾燥になりにくいということになります。
あとご指摘のように、高気密高断熱住宅では室内に水蒸気を出すような燃焼式の暖房器具は使わない傾向にあることも影響しているでしょう。(たとえば灯油のストーブは灯油消費量と同量の水分を放出しますからかなりの量です)
この回答へのお礼
お礼日時:2006/10/21 21:44
わかりやすい回答ありがとうございました。
灯油のストーブは灯油消費量と同量の水分の放出には驚きです。
我が家は蓄熱暖房にする予定です。
ありがとうございました。
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