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こんにちは。恥ずかしくて誰にも聞けないことをお尋ねします。
 社会主義、共産主義、資本主義、民主主義、それぞれの言葉は、どう対応するのですか?
私の理解では、政治的意味に使うとき、
「社会主義」と「民主主義」
経済的意味に使うとき、
「共産主義」と「資本主義」
を対応させればいい、と考えていますが。
どなたか、これら4つの用語の違いを簡単にお答え下さい。

A 回答 (10件)

> 中国と旧ソ連は、共産主義ですか?社会主義ですか?



社会体制としては社会主義です。
ただ共産主義を目指していたことは間違いありません。

というのもソ連共産党は19××年頃には共産主義の段階に移行できるだろうという見通しを何回か発表しています。発表のたびに××年が先に延ばされていったことは言うまでもありません。さすがにゴルバチョフの頃になるとそんな夢も持てなくなっていたようですが、初期の頃は本気で近い将来プロレタリアート独裁の終了(つまり階級の消滅)だとか国家組織の縮小だとかが起きて完全な共産主義が成立すると考えていたようです。

ところで株式会社に勤めながら共産主義の理想に燃えている人はやっぱり共産主義者と呼びますよね。それと同じで社会主義経済を営みながら共産主義を目指している国家を共産主義国と呼んでも良いと思いませんか?
例えが相応しいかは分かりませんがこの場合の主義って「こう見えても俺は人殺しはしない主義でね」なんていうときの主義に近いんじゃないでしょうか。
実際にはしているのでしょうが、しないように努力しているから「しない主義」なわけです。
何だか強引ですが、ということで共産を目指した両国は共産主義国だったと言ってもいいんじゃないでしょうか?
そういう国の集まっていた東欧等を「共産圏」と言っても不思議なことではありません。

実際にはただ単に社会主義と共産主義を同一視して「共産主義国」と言っている場合が多いのでしょうが、それはそれで構わないと思います。社会主義と共産主義の違いなどはマルクス主義思想体系の内部でしか意味を持たないものですから。
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この回答へのお礼

grandさん、質問に4回もご回答頂きまして、本当にありがとうございました。共産主義を目指しているから「共産圏」であり、共産主義を達成したわけではない。大変よく理解できました。「中国共産党」と名前がついているのに、社会主義国である、っていうことが今まで疑問でした。究極の経済情勢である共産主義を目指しているってことですね。

お礼日時:2002/07/17 15:04

はじめまして。



まず、民主主義は、別個のラインです。
代表為政者をどのように選ぶかだけの問題ですので。

政治的意味のときは、
資本主義、社会主義、共産主義の順番になります。
所有権が小さいのが、共産主義です。家すら買えません。
大きいのが資本主義です。愛情すら、買うことができます。

経済的意味のときは、
資本主義、社会主義、共産主義の順番です。
価格・生産量決定を市場にゆだねるのが、資本主義。
科学的計算式により決定するのが、共産主義です。

社会主義という言葉は、
きわめてあいまいで、中間点を示すと思ってください。

自由・無秩序が、資本主義で、
科学・強制が、共産主義です。

このヒエラルキーは、
芸術にも当てはまります。
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この回答へのお礼

ご回答どうもありがとうございます。明快でとてもわかりやすいです。追加質問してもよろしいですか?
 政治的意味で資本→社会→共産
 経済的意味でも同じ。
政治的意味というのは、どういう意味ですか?ご回答のように「所有権」を指すのですか?
 それから、「共産主義というのはあくまで観念的なモノであってこれまで誰も経験していない」というのが、これまでの皆さんのご回答を読んで私がまとめたイメージなのですが、それならどうして「共産圏」なる言葉があるのですか?

お礼日時:2002/07/16 17:56

まぁなんでしょう…、「共産主義」って


1.私有財産の否定
2.結果平等
くらいじゃないでしょうか。
レーニンなら資本主義→帝国主義→(革命)→社会主義→共産主義でしょうし、
フェビアン協会なら共産主義を否定して社会主義を主張するでしょうし。
「共産主義」や「社会主義」の定義を巡ってもコンセンサスは得られないと
思いますよ。

そんなことより共産主義ってユートピア的な思想から生まれたもののような
気がするので、やっぱり名目的というか観念論になってしまうと思います。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。恥を偲んでお尋ねしますが、帝国主義とは何ですか?フェビアン協会とはこれまた何ですか?

お礼日時:2002/07/16 17:51

> 「強制的に」というのは、「計画的に」と捉え直してもいいでしょうか?


> 社会主義=計画経済

よろしいかと思います。

で、共産主義についてはちょっと反則気味ですが、「共産主義」の大辞林第二版からの検索結果から

広義には、プロレタリア革命によって権力を獲得した労働者階級が生産手段の社会化をなしとげて築く、社会主義と呼ばれる低い段階と、狭義には、そのもとで発展する高い生産力によって、「各人は能力に応じて働き、必要に応じて受け取る」という状態が生まれた高い段階の社会をさす。

イメージが掴めるでしょうか?
目の前には誰のものでもない農地が広がり、遠くには誰のものでもない工場が建っています。ある人は野菜に水を与えてある人は工場で缶詰を作ります。そうした労働にノルマはありません。「能力に応じて働く」のです。誰もサボろうなんていう人はいません。
工場の倉庫には誰のものでもない缶詰が山積みにされ、穀倉にも誰のものでもない米が蓄えられています。ある人は米を食べ、ある人は缶詰を食べます。その量に制限はありません。「必要に応じて受け取る」のです。誰も必要以上に受取ろうなんて考えません。
つまり共産主義の段階に至っては計画は無用なのです。
「全然究極の平等状態でも何でもない」といわれるとそうかもしれませんが、何をもって平等とするかは意見が分かれるところでもあります。

> みんな、バラバラの経済状態ってことですか?
共産主義なんて誰も経験したことが無いのですから、バラバラかどうかは誰にも分かりません。
原始時代は共産制に近かったといわれていますが(誰も証明できません)原始時代の共同体がバラバラだったとは思えませんから(これについても誰も証明できません)実際やってみると結構まとまりのある社会かもしれませんよ。

> 意識の問題なのですか?
結局はそういうことでしょう。だから社会主義国では思想教育が徹底されたのでょう。

所詮は政策的にも理論的にも破綻した主義ですから、疑問点や矛盾点はいくらでも出てくるのです。
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この回答へのお礼

何度もありがとうございます。共産主義のイメージがつかめました。本当にしつこくてすみません!が、最後に、
中国と旧ソ連は、共産主義ですか?社会主義ですか?
という単純な質問をしてよろしいですか?ご回答によれば、共産主義国はない(なかった)んですよね。

お礼日時:2002/07/16 17:48

私の記憶では、


独裁は民主的な手続きを経た政府ですので、一応民主主義です。
民主的な手続きを経ていないものは専制と呼ぶはずです。
ヒトラーの独裁がその例です。

また、歴史上の社会主義と民主主義についてですが、
マルクスの社会主義においては、初期のマルクスに限れば
民主主義と社会主義はほぼ同義だったようです。
そもそもマルクスの時代には民主主義は危険思想だったので
今風の、または一般的に言われる社会主義とは全く別でしょう。

社会主義・民主主義・資本主義にも色々ありますし、
どれも単純に対立、共存といった位置づけはできないように思えます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。独裁でも民主主義になる場合と、「専制」である場合の区別がつきました。
 4つの用語に関しては、最低レベルの区別認識が欲しく、詳しく知ることを望んでいるわけではないのです。まだはっきり消化できてなくて。よかったら、「共産主義」と「社会主義」の違い、お分かりでしたら簡単にズバリ教えて下さい。

お礼日時:2002/07/11 18:35

「魚を皆でパーッとやるのと、1人に、皆平等になるよう割り当てるということの違い」



共産主義は食べたいだけ食べば良いのです。
一人1キロということはその1キロを私有することでもあります。あらゆる私有財産を否定する共産主義においては10キロすべてが誰のものでもないのですから、2キロ食べたい人は2キロ、500グラムで十分な人は500グラム、という具合です。

つまり社会主義においては強制的に平等に分配するのに対し、共産主義では平等な意識を持つ人々が自分に必要なものだけを自分で取るのです。
「いきなり共産主義は無理だから暫定的に社会主義」というのはこういうことなのです。

更にいえば共産主義では私有財産がありませんから交換という行為が成立しません。だから貨幣を必要としません。人々は対価を得ることなく生産し、対価を支払うことなく消費するのです。

できる、できないは別として以上がマルクスとその後継者が考える共産主義・社会主義です。
つまりマルクス主義者は社会主義者であると同時に究極的には共産主義者であるということです。
ただ、もちろん中にはマルクスの理論には拠らない社会主義もあります。この場合「社会主義」は、マルクスの言うような(暴力的で独善的で非現実的な)「共産主義」とは違うんだぞ、ということを主張するために使われたりもします。(共産主義・社会主義と並べるときは普通マルクス主義を念頭に入れていますので、この部分は参考までということで。)
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この回答へのお礼

2回目もご回答いただきまして、ありがとうございます。
 すみません、まだ分からないんですよ。
「いきなり共産主義はムリなので、暫定的に社会主義」
ということは、共産主義が究極の平等ですよね。
 今回のご回答、「社会主義においては強制的に平等に分配するのに対し、共産主義では平等な意識を持つ人備置が、自分に必要なモノだけを自分で取る」
 という点が。「強制的に」というのは、「計画的に」と捉え直してもいいでしょうか?社会主義=計画経済という公式がどうしても頭にありますし、どなたの回答を読んでも違うとも言えないみたいだし。それで、共産主義は釣りの例において「食べたいだけ食べる」といいますと、全然究極の平等状態でも何でもないってことですよね?みんな、バラバラの経済状態ってことですか?意識の問題なのですか?

お礼日時:2002/07/11 18:29

> 「生産財」とは、生産する ための資源のこと


> ですか?生産された財は「消費財」という区
> 別でしょうか

語義的には『モノやサービスの生産のために使用される財産』ということになり、対義語は確かに『消費財』ですが、ある人にとって消費財でしかないものが、他の人や企業にとっては生産財である場合もあります
また『生産のために使用される』というのも、『生産の現場で道具として使用される』という意味には留まりません
例えば製造業を営む企業で伝票書きに使われる鉛筆だって立派な生産財です
『企業や個人の事業用財産』と考えた方が分かりやすいかもしれません

> 「生産財以外の一切の(財)」とは、具体的
> に何のことですか

一切です f(^^;
共産主義では『私有』という概念が禁じられます
すべてのモノ、サービスは国有であり、国民は国家(つまり共産党)の定めた計画に従って労働サービスを提供し、(国家の計画によって認定された)必要に応じてモノやサービスの使用が許されるのです(一般に計画経済は政権交代を想定しませんから、共産党内で出世すれば天国。(共産党が指導すべき)愚民の(文字通り)生殺与奪を握れる、というわけです)
grandさんの釣りの例になぞらえれば、釣竿1本、釣った魚のウロコ1枚、長靴の片っぽ、パンツ1枚に至るまで(名目上は)国家からの借り物ということになります
また、ついでですのでgrandさんの例を国家レベルに敷衍してみますと、釣りに行って魚が捕れたとき、釣道具やボートを提供した人(つまり資本家です。1人とは限りません)が各人の提供したモノ(釣道具やボート)やサービス(釣りや操船の労働)の値打ちと市場原理に基づいて分配するのが資本主義(サービスだけを提供した人に分配の決定権が無い点に注意)、共産党員が役割分担を決め、(共産党員が認定した)貢献度に基づいて分配するのが社会主義、共産党員が役割分担を決め、(共産党員が認定した)必要度に応じて分配するのが共産主義です
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この回答へのお礼

2回も回答くださり、感謝します。
 すいません、ますます分からなくなってきたので、質問よろしいでしょうか?中国の「社会主義市場経済」という場合、政治体制としては共産党の支配=社会主義、
経済体制としては、私企業を認めたり、国有企業では市場の価格メカニズムに従って生産量を決定する=資本主義
 
 という理解はあっていますでしょうか?それで、資本主義は分かるんですけど、社会主義と共産主義が区別つかないんですよ。経済を計画して管理しようとするのは「社会主義」じゃないんですかね?ご回答最後の2行、もう一度詳しく教えて頂けませんか? 

お礼日時:2002/07/11 18:17

Singolloさんに反論するわけではありませんが、社会主義や共産主義というもの自体が机上の空論であり、いわば名目的なものですから、この問題には名目・形式論で答える以外にないと思います。



以上の前提で読んでください。

まず民主主義は現代において絶対的な価値をもつものとされていますから、それに明らかに対立するような主義は現実には存在しないと言って良いと思います。そのためか明確な対義語も無いように思います。
firevalkyriesさんが提示されている「独裁制」や「全体主義」はそれに近いですが、前者は「主義」ではないですし、後者はどちらかというと「個人主義」の対義語です。
あえて民主主義の対義語をあげるとすれば「独裁主義」「反民主主義」でしょうか。

残りの社会主義、共産主義、資本主義、は「経済的に民主的であるとはどういうことなのか」についての主義主張です。

簡単にいえば、10人で釣りに行って10キロの魚が捕れたとき、捕った人が全部食べるのが資本主義、皆でパーっとやるのが共産主義、一人1キロずつキッチリ分けるのが社会主義です。

この例をみると共産主義や社会主義のほうが民主的に思えますが、実際どうだったかは人類の歴史が証明しています。

ちなみに共産主義者は資本主義→共産主義の移行を目指しますが(当たり前です)、さすがにいきなりは難しいだろうということで暫定措置として社会主義の確立を目指すのです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。社会主義、共産主義、資本主義が、民主主義の経済体制を表す用語であることが明確になりました。
 未だはっきりしないのが、魚を皆でパーッとやるのと、1人に、皆平等になるよう割り当てるということの違いです。NO.1さんの回答によれば、国家が登場するかどうか、の違いなのですか?共産主義が究極の平等だとすると、社会主義がその暫定措置。どういう点が暫定なのですか?
例のように、1Kgずつ分けるという社会主義の方が完全平等のような気がするのですけど。

お礼日時:2002/07/10 13:57

資本主義


生産財の所有を資本を提供した資本家に帰することにより、資本家による利潤の追求と市場原理に基づいて動く経済体制

社会主義
生産財を国有とし、国家による生産・分配計画に基づいて動く経済体制

共産主義
社会主義のうち生産財以外の一切の所有権をも否定したもの

民主主義
国家の主権が国民全員に与えられている政治体制
政権政党による独裁・統制経済が必然となる社会主義とは(名目上はともかく実質的には)相容れない
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。ご説明によれば、社会主義という範疇に、共産主義が入るわけですね。それから、民主主義以外が経済体制を表す用語であることも、理解できました。
 しかし、まだ曖昧な点が残ります。「生産財」とは、生産するための資源のことですか?生産された財は「消費財」という区別でしょうか?また、「生産財以外の一切の(財)」とは、具体的に何のことですか?

お礼日時:2002/07/10 13:49

「民主主義」だけが権力のありかを指し示す言葉で、あとの3つは財の所有の概念です。


「民主主義」に対立する概念は「独裁制」「全体主義」だと思います。
「資本主義」は、財を資本家が得る(つまり、仕事で成功して得たお金はその仕事をするために必要なお金を出した人のものとなる)体制で、
「社会主義」は、財を社会全体の公共物と考える(つまり、もうけはみんなで山分け)体制で、
「共産主義」は、財を一旦国家が管理してそのご社会の公共物と考える(つまり、もうけは一旦国家が総取りしてみんなに分配)体制と考えることができます。
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この回答へのお礼

早速のご回答感謝します。1行目で、明快な区分を示していただき、理解が早まりました。しかし、そうすると、却って社会主義と共産主義が同じカテゴリーに入ってしまうわけで。国家がいったん介在するかどうかで、する場合は共産主義、しない場合が社会主義ですか?

お礼日時:2002/07/10 13:42

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