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和歌山県の県立高校の入試は二段階選抜で、前期と後期にわかれています。学校によって多少差異がありますが、前期に定員の3割ほどをとって、後期にその残りをとるようです。前期の合格定員が少ないので、狭き門になります。前期に失敗すると、同じ高校を後期に受験することをおそれ、ワンランク下の学校を受験する可能性が高くなります。全体からいえば、十分合格圏内なのに、前期後期などとつまらない分け方をするものだから、狭き門の前期を失敗したために希望でない学校を受験しなければならないことがあるようです。最初に優秀と思われる少数をとるこのような二段階選抜の意図は何なのでしょう?中高一貫の県立中学から持ち上がりクラスは外部進学者とは別の上位クラスとして温存し、その次に前期合格組と後期合格組のクラスも全く別にするということでしょうか?即ち能力別クラス編成をしたいがためなのでしょうか?和歌山県の県立高校の選抜システムは近年めまぐるしく変わっているので、教育委員会の意図がわかりません。

A 回答 (1件)

和歌山県ではありませんが、類似の入試制度は全国的に散見されます。



この手の入試制度のキャッチフレーズは「受験機会の複数化」です。

つまり、角度のちがう2つの入試があるので、自分の長所で合格できるという考え方です。
「1回は失敗が許される」ということで、一定の人気があります。

それが表向きのねらいとすると、裏テーマは「高校の特色化」ということでしょう。

全国的に、国公立小中高大のどの学校も「特色を出せ」ということを強いられています。
学区を自由化して、「人気のない学校はつぶす」ということを脅迫材料にしています。
共通の入試制度では特色は出せないということで、前期入試や県によっては「特色化入試」という名前で別枠入試が実施されているのです。

国際競争力を強化するために個性的な人材を求め、一方で教育予算のさらなる削減のために公立学校の統廃合を非人間的な水準でおしすすめるというわけです。

前期合格者は「最初に優秀と思われる少数」と思われるのが当然ですが、事態はそれほど単純ではありません。
「早く決めたいから前期でやさしい高校を受ける」という受験者層があり、多くの学校の4月テストで、後期合格者の方が前期合格者より平均点が良いというデータがあります。

学校によって傾向は様々ですが、それでも「前期合格組と後期合格組のクラスも全く別にする」ということはまずしないと思います。
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。聞けば聞くほど、受験者や家族を惑わせるような制度だな、という気がします。和歌山県の関係者や経験者の返事がなかったのが残念です。

お礼日時:2007/09/14 21:09

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