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一語の形容詞や一語の分詞が名詞を修飾するとき、必ずしも、前置修飾なら「永続的、一般的な状態」を、後置修飾なら「一時的な状態」を表すんでしょうか?

もしそうなら、一語の形容詞や一語の分詞が名詞を修飾する場合、ほとんどの場合が前置修飾だと思うので(後置修飾はあまり見ないですよね?)、ほとんどが「永続的な状態」をあらわすものになってしまいますよね?それはちょっとおかしい気がします。

例をあげると、文法書に載っていた表現として
boiling water(沸騰している水)
an escaped prisoner(脱走した囚人)
というのがあったんですが、これは分詞が前置修飾しているのに一時的な状態をあらわしていて、矛盾していますよね?

教えてください。よろしくお願いします。

A 回答 (9件)

No.2です。

お返事を補足を有難うございます。補足質問にお答えします。

ご質問1:
<すみません、言い方が悪かったです。2語以上の長い分詞句ではなく、一単語の分詞のことを聞きたかったんです。(例:runnning children,children runnning)説明が悪くてすいませんでした。>

こちらこそ、質問の内容を勘違いしており失礼しました。


ご質問2:
<「前置修飾が一時的、後置修飾が永続的」というのは文法書に書いてあったものです。>

「一時的」と「永続的」は逆ですね。

はい、補足を読ませていただいた後、古い日本の文献を調べたら載っておりました。個人的には、かなり以前から英語関連の参考文献は英語またはフランス語のみになっておりますので、専門用語の日本語訳がぱっと浮かばず、ご質問にあるような文法上の決まりを、すぐに日本語和訳で参照することができませんでした。とんだ勘違いで失礼致しました。

ちなみに、後置修飾の形容詞や分詞の働きは、専門的には、英語への、フランス語、ラテン語からの借用の影響や関連もあるとされています。それを全て説明すると、ここでは書ききれませんので、簡単に要点だけ明記させていただきます。

例えば仏語では、形容詞や分詞は一般に後置修飾されますが、よく使われる形容詞などは前置されることもありますが、数は限られています。その場合、前置修飾は、あくまで名詞のその時点での形容にとどまり「一時性」を露呈しますが、後置修飾はある「断定性」を伴うことがあります。
例:
un petit garcon
un garcon petit
「小さな少年」

下の表現は、少年にまるで「プチ」というあだ名が断定的についているかのような印象を与えます。

この「断定性」が英語文法の「永続性」という表現に結びついて、「後置修飾する形容詞や分詞は永続的」という型にはまった文法用語を作り出したのかもしれません。しかし、「永続」という表現は「永久に続く」という単純な解釈を与えてしまいそうで、そう決め付けるのは好ましい表現とは思えません。また、ご質問にある「一般的」という表現も曖昧でつかみどころがありません。

そのため、個人的には「後置修飾は永続的」ではなく「断定的」なものとして解釈をしております。

すると、「断定」は「一時」とも「永久」でもいいわけですから、今回のような疑問が生じた場合、「沸騰している湯」「脱走した囚人」は「一時であれ永久であれ」そういう事実が実際あるという、「断定的な」意味を与える修飾語として機能していることになるのです。

分詞が後置修飾になると、この「そういう事実が実際ある」という点が、後置修飾の現在分詞では「進行性を持つ事実」、過去分詞では「そういう事実が実際起こった」という「完了の事実」として、時制の「進行」「完了」に焦点が移った「断定性」を表すことになります。

やや複雑になりますので、以上をまとめると以下のようになります。
1.形容詞、分詞の前置修飾は「断定性」がある。
2.その断定性は、一時的とも恒常的とも取れる。
3.後置修飾も同様である。
4.ただし、後置修飾の方は、現在分詞なら時制の「進行」、過去分詞なら時制の「完了」に焦点が移る。
となります。

ちなみに、『前置修飾は「恒常的、分類的、特徴的」なものもあらわす』という小難しい説明を見ると、まるで初めて知った知識のような印象を与えますが、実はこの知識は、最初に英語を学んだ時から英語のフィーリングとして身についていることなのです。

例:(形容詞の例)

(1)恒常的:
high mountain
「高い山」
ある特定の山は恒常的に高いことを示します。

(2)分類的:
a bigger one
「大きい方」
大きいがあれば、小さいもあるということで、分類しています。

(3)特徴的:
a red hat
「赤い帽子」
色で特徴づけています。

あまり、文法や文法用語にがんじがらめになると、それに惑わされて本質を見落とすこともあるので、注意が必要です。

以上ご参考までに。
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この回答へのお礼

二度にわたってのご回答、本当にありがとうございます。

すみません、自分もタイプミスをしてました。「永続的」と「一時的」は逆でしたね。

なるほど、前置修飾は断定性がある、と思っておけばいいんですね。それなら、一時であれ永久であれ、説明がつきますもんね。
また、前置修飾の例も示してくださり、頭の中が整理できて、すっきりしました。

ありがとうございました。

お礼日時:2008/03/29 14:58

>一語の形容詞や一語の分詞が名詞を修飾するとき、必ずしも、前置修飾なら「永続的、一般的な状態」を、後置修飾なら「一時的な状態」を表すんでしょうか?



○ 「分詞・形容詞」の「後置修飾」や「前置修飾」の違いについては、日本人の学者によってだけではなく西欧の学者によっても指摘されていることです。例えば、Michael Swan氏あたりの書籍を読めば、詳しい記述がなされています。英語を専門的に勉強しようと思うならば、一度は目を通しておいて損はないでしょう。

○ もっとも、そのような文法書を読んだことがないNative Speakerであれ、英語を母国語としない外国人居住者であれ、日常生活の中で絶えず英語に触れていれば、わざわざ「一時的」とか「恒常的・分類的・特徴的」などという言葉を用いて考えなくても「分詞」や「形容詞」の使い方を間違えることはないでしょう。

○ 英文法の助けが必要なのは、普段英語に触れる時間が決定的に不足している日本人などのような外国人学習者であることは仕方のない現実です。普段の生活を通して英語を感覚的に身につけることのできない環境にある学習者は、地道にひとつひとつ理解しながら身につけていくしかないのでしょう。
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この回答へのお礼

何度にわたってものご回答、ありがとうございます。
そうですね、感覚で身につける前に理論をやるから、よけいこんがらがって難しいのかもしれませんね。貴重なご意見、ありがとうございます。

それから、NO.3の補足でした質問に関しては、解決しましたので、これで回答を締め切ろうと思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2008/03/29 15:08

No.7です。

タイプミスがあります。

No.7の回答の上から24行目と28行目の「後置修飾」(X)は「前置修飾」(O)の間違いです。失礼しました。
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http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3691247.html
に Wind氏、goo氏が書いている内容がヒントになるかも知れません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2008/03/28 16:17

○ 2つめの「リンク先」の内容です。



 --- 佐藤ヒロシ先生の、『実は知らない英文法の真相75』のNo.29にも書いてありますけれども、1語なら前から修飾、2語以上なら後置修飾というルールは誤解を招く表現ですよね。 1語でも、それが名詞の一時的状態を表すならば、後置修飾という形をとるのですから。簡単な理解ということで、単純化したルールであるのでしょうが、その誤解を狙った問題を大学側も突いてくることがありますからね。

 --- できたら具体的にその誤解を狙った問題を提示していただけたらと思います。

 --- 同書、p.80より引用になりますが、東大入試に出題された問題だそうです。次の英文に、間違いがあれば直せ。「使った掃除機は、元の所に戻しておくこと。」

 The used vacuum-cleaner should be put back where it was.

 --- ありがとうございます(笑)。本当に出してくるとは。。。(笑)私もこの本を今読んでみました。つまり、the used vacuum-cleaner の場合 used は名詞、掃除機の性質を分類するから「中古の」という意味になり、意味がおかしくなるということですね。

○ すなわち、「使った掃除機は、元の所に戻しておくこと。」という日本語を英語にするには「The 【used vacuum-cleaner】 should be put back where it was.」ではなく、「The 【vacuum-cleaner used】 should be put back where it was.」としなければならないということです。

○ また、「列車の中で赤ちゃんが眠っている。」は「There is 【a sleeping baby】 on the train.」ではなくて「There is 【a baby sleeping】 on the train.」としなければならないということです。

○ 理解して使えるようになるにはなかなか難しい「文法事項」なのですが、高校レベルから抜けだすためには知らなくてはならない内容であり、また英語を究めて他人に教えたりするためには越えなければならないハードルのようなものです。頑張ってください。
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○ リンク先が間違っていましたね。

訂正します。

→ http://www9.ocn.ne.jp/~bigarden/g04jtxt/notej-24 …
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>一語の形容詞や一語の分詞が名詞を修飾するとき、必ずしも、前置修飾なら「永続的、一般的な状態」を、後置修飾なら「一時的な状態」を表すんでしょうか?



○ 高校生レベルではほとんど学ぶことのない「文法」ですが、専門的に英語を学んだことのある人なら当然知っている(はずの)内容だと思われます。

○ 次の説明を参考にして下さい。

[形容詞的Vingの前置(永続的性質)と後置(一時的性質)]

安井(1987, p.232) によれば、現在分詞の前位用法には、(i)進行相の読みはもたず、主要語の内在的特性を表している場合と、(ii)進行相の読みを持ち、一時的現象を表している場合とがある。一般に、修飾要素の前位用法は非一時的すなわち永続的な性質を表し、後位用法は一時的な状態を表す場合に用いられる。(cf. the visible star vs the star visible in 4-3-NT-(A))。

【リンク先】
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru_reply.php3?q=3 …

○ 補足すれば「前置修飾」は「永続的」以外にも「恒常的・分類的・特徴的」なものを表します。「boiling water」は「沸騰していない水」との対比、「an escaped prisoner」は「脱走していない囚人」との対比だと考えられます。

○ 「There are some running children.」という英語は不自然であり、通常では使われることはないでしょう。「children」の前に置かれた「running」は「恒常的」な状態を表すので、「常に走っている(走ることが職業の)子供たち」という意味になってしまいます。

○ 「子供たちが走っている。」という意味を表す英文は、通常は「Some children are running.」か「There are some children running.」となります。どちらの英文でも「running」が「children」の後ろ(右側)に来ています。この語順が「一時的」な状態を表す語順なのです。

○ おまけです。前置修飾と後置修飾の違いを示すのによく使われる例文です。

「あまりよくない文として There was a sleeping baby on the train. を挙げ、形容詞や分詞が前から修飾する場合には「永続的な状態」を含意し、後置修飾の場合は「一時的な動作」として使うとありますね。」

【リンク先】
http://blogs.dion.ne.jp/utchy30english/archives/ …

この回答への補足

googoo1956さん、いつも詳しくて正確な回答をありがとうございます。
おかげですごく助かってます。

前置修飾は「恒常的、分類的、特徴的」なものもあらわすんですね。
初めて知りました。

また、現在分詞の前置修飾は、(たぶんまれだとは思いますが)一時的現象をあらわす場合もあるということですが、形容詞にも同じことが言えるんでしょうか?
それから、
miss one's only chance(唯一の機会を逃す)のonlyなんかは、どんな
分類になるんでしょうか?

補足日時:2008/03/28 15:48
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こんにちは。



ご質問1:
<一語の形容詞や一語の分詞が名詞を修飾するとき、必ずしも、前置修飾なら「永続的、一般的な状態」を、後置修飾なら「一時的な状態」を表すんでしょうか?>

えっ?それはどなたの新説でしょうか?そんな決まりはありません。


ご質問2:
<一語の形容詞や一語の分詞が名詞を修飾する場合、ほとんどの場合が前置修飾だと思うので(後置修飾はあまり見ないですよね?)>

そんなことありません。

1.英語では形容詞は前置修飾が殆どですが、分詞は修飾部が後続する場合は、後置修飾になるのが一般です。
例:
There are some running children.
「走っている子供がいる」
There are some children running in the park.
「公園で走っている子供がいる」

in the parkがrunという動詞にかかる場合は便宜上run in the parkと続けるため、runningという現在分詞は名詞の後に後置修飾されます。

There are some running children in the park.
「公園に、走っている子供がいる」
という文も可能ですが、in the parkはこの場合runではなく、There areにかかる解釈になります。

2.ご質問の例文でも
例:
There is boiling water
「沸騰している湯がある」=「湯が沸騰している」
There is water boiling in the pot.
「その鍋で沸騰している湯がある」

in the potという修飾語があると、現在分詞は後置修飾になります。


ご質問3:
<これは分詞が前置修飾しているのに一時的な状態をあらわしていて>

分詞の修飾関係は、「一時的」「永続的」という関係はありません。

1.自動詞の場合、現在分詞は「進行」、過去分詞は「完了」を表します。
例:
boiling water
「(今)沸騰している水」(進行)
an escaped prisoner
「(既に)脱走してしまった囚人」(完了)

2.他動詞の場合、現在分詞は「能動」、過去分詞は「受動」を表します。
例:
thanking feeling
「感謝する気持ち」(能動:「~を感謝する」)
a given present
「もらったプレゼント」(受動:「~を与えられる」

3.以上から、前置修飾が一時的、後置修飾が永続的、という解釈はありません。どなたの弁ですか?

以上ご参考までに。

この回答への補足

何度もすいません、
「前置修飾が一時的、後置修飾が永続的」というのは文法書に書いてあったものです。

補足日時:2008/03/28 16:25
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

すみません、言い方が悪かったです。2語以上の長い分詞句ではなく、一単語の分詞のことを聞きたかったんです。(例:runnning children,children runnning)説明が悪くてすいませんでした。

お礼日時:2008/03/28 16:24

おっしゃるような前提はないと思います。


英語の形容詞は普通、前置修飾ですので、分詞もそれに
よっていると思います。
後置になると、動詞に対する修飾がつけられます。
water boiling in a pot,
a prisoner escaped from the jail
というように。逆にこういう修飾の要求がないときは
前置が多いと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/03/28 16:28

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