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現代のわれわれのほとんどが、「費用や手間がかからないこと。節約できること」を「経済的だ」と表現しますが、私が子どもの頃には、「~は経済だ」という表現も珍しくありませんでした。
そう思って辞書で「経済」を引くと、果たして上記のような意味、用例もちゃんと載っていました。
が、実際のところは、現在この使い方をしてちゃんと通じるのは、高齢者くらいではないかと思います。

このように、「そのことば自体の意味は変わっていないけれど、使い方が微妙に変化して、昔の使い方は通じにくい」というパターンには、他にどんなものがあるでしょうか?
いろいろ教えてください。

A 回答 (24件中11~20件)

「支那」



この言葉は元々サンスクリット語の中国語訳なのだそうで、「殷・周・秦・漢・・・」という具合に政権交替があるたびに国号が従前とは似ても似つかない言葉に変わる彼の国や、その支配地域を表す呼称として日本でも江戸時代から採用されています。
しかし今や‥ ( ^^;

故渡辺はま子氏の話によれば、彼女はその代表曲『支那の夜』を、戦後しばらくの間「中~国~の夜~♪」と歌えと会社から指示されたそうです (笑)
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この回答へのお礼

「志那」を差別用語的にとらえたり、放送禁止用語にしたりすることには、私は反対の立場です。もともと差別的意味合いはない、歴史ある言葉です。「China」は、国際的に通じる、中国を表す言葉です。

誰かが「志那人」「志那」という言葉に侮蔑的意味を持たせて使ったとして、それで差別用語になってしまうのは、筋が通らない気がします。「ヤンキー野郎」なんて言葉も同じように使われましたが、侮蔑的に使わなければ「ヤンキー」と言われただけで怒るアメリカ人もいなさそうです。
あ、今の若い日本人には、「ヤンキー」は全く別の侮蔑用語になっていますね。

お礼日時:2008/07/05 17:28

印象 (インゾウ) は、別立てで今の辞書にもあったんですね。


失礼しました。
安っぽい本の受け売りを書いてしまいました。
印象 (インゾウ) がなくなって、ハンコの「印影」という言葉ができたのかと勝手に思っていました。

またまた兵隊用語で「重機」=「重機関銃」
今、「重機」といえば、こんなの↓
http://xn--zdkta3b3213b8g0b.sblo.jp/

「コン○ーム」は「突撃一番!」と呼んでいました。
 さすがに昔の兵隊は勇ましい!
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この回答へのお礼

ジューキなんてミシン会社もありましたね。
リンク先、拝見しました。ユンボという言葉を初めて知りました。どうせなら、「レイバー」にしてくれればいいのに、と思ってしまうのはオタクだけですね(笑)。

お礼日時:2008/07/05 18:41

「レコード」 (ええかげんにせい!)



これは、かつては専ら一分間に16~78回程度クルクル回る円盤状の音声媒体を指していましたが、今では主としてスポーツ競技における “記録” を表します ( ^^
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この回答へのお礼

アナログ盤としての「レコード」は現役ですよ。デジタルスクラッチも流行りとはいえ、それこそ「ク・ラ・ブ」でのカリスマDJは、レコードでやることにステイタスを感じているでしょう。

ついでにいえば、もともと「記録」=「記録したメディア」という意味のレコード盤なのですから、デジタル方式になったからといって呼び方が変わる必要はなかったのが本筋です。しかし、SONYとフィリップスが「新しいもの」として大々的に普及させるために「コンパクトディスク」という商標を作りそれを定着させてしまったわけです。ガンコなマスコミが商標をつかわず「レコード」と言い続ければ生き残った可能性もあるかもしれませんが、「シーディー」という響きのかっこよさには、誰にも抗えなかったということなのでしょうね。
かたや、写真はデジタルになっても「写真」で、旧来のものを「銀塩写真」と区別するようになったのは興味深いです。

お礼日時:2008/07/05 18:37

「おやじ」 (しつこいな!)



かつて人々に天変地異や火災に準ずる程の恐怖を与えたこの言葉は、今や単なる中年男性を指す蔑称?に成り下がってしまいました (ーー;
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この回答へのお礼

変化した、というより、もともと「親父」は両方の側面を持っていたと思います。ただ、時代変化により、「男親」の怖い部分が減ってきてしまったため、相対的に、あざける部分の使用感が強くなってきてしまっているようです。

お礼日時:2008/07/05 18:25

「お上」 (くどいな!)



江戸時代には征夷大将軍たる徳川家の主とその下における幕府を指していたこの言葉は、大政奉還から厚木にマッカーサー元帥が訪れるまでの間、久しく天皇個人を指す敬称でした。
しかし、今や天皇陛下を「お上」と呼ぶ人は少数だと思います(私は結構言いますけど‥)。
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この回答へのお礼

毎度どうもです。
お上は、たしかに天皇をさすのが元々の使い方でしょうが、かなり古い段階で、「時の権力者、権力機構」を広義にさす言葉になっていると思います。だから、誰に変わってもお上はお上。
「お上さん」になると、ぐっと身近になるのが面白いですね。これも、身近な権力者?

お礼日時:2008/07/05 17:18

「トルコ」(何度もすみません、思い出してはポツポツ書いてます)



今でこそイスタンブールの都市景観やカッパドキアの奇岩などを連想させるこの言葉は、ある時期多くの日本国民にとって特殊なお風呂屋さんでした(私も子供の頃そう思っていました)。ちなみにその影響は、現代の国語辞典の中にも脈々と生き続けています ( ^^;

トルコ風呂 - goo 辞書
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A5%C8 …
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この回答へのお礼

たびたびありがとうございます。
国際問題になってしまうので、この黒歴史はあまりつつかないほうが。ひるがえって、日本人は「UTAMARO」がヘンな意味で使われても、あまり気にしませんねえ。国名じゃなくて、現代は使われない個人名だからでしょうか。いや、納得できるつながり方だからかな。

お礼日時:2008/07/04 21:24

「メリケン」



淡谷のり子のオハコ『別れのブルース』に登場するメリケン波止場。これは横浜港の大桟橋を指しているわけですが、私は子供の頃、この名称を「多分小麦粉の輸入と関わりがあるのだろう」と勝手に考えていました。
それに初めて疑問を抱いたのは、テレビアニメの『タイガーマスク』に登場した刺付きの「メリケンサック」を見た時です。あの見るからに恐ろしい兇器と小麦粉がどうしても頭の中で結びつかなくて、かなり惑乱した記憶があります ( ^^;
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この回答へのお礼

けっこう近い世代とお見受けしました。身内に船乗りがいるもので、「メリケン波止場」も身近な言葉でしたし、メリケン粉はもちろん普通に使ってましたね。で、「メリケンサック」! 私も『タイガーマスク』で覚えたクチです。そうですねえ、波止場とサックとは、何となく「舶来」というイメージで結びついたので、混乱はありませんでした。粉のほうが「?」 でした。
しかし、当時、「サック」と言ったら「コン○ーム」じゃないんですか。舶来避妊具?
ところで、なんで今の英語教育だと「アメリカン」なんでしょ。発音通り、「メリケン」で教えたほうがよっぽど効率よさそうに思えます。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/07/04 21:18

真面目な話に戻りましょう。



【印象】

1.明治の初め頃は「いんざう(インゾー)」と読んで、意味は「物の面に印したる形跡」

2.明治40年の辞書「いんしやう(インショー)」と読んで、意味は(1)「物の面に印したる形跡」、(2)(心)対象の意識せられたる状態

3.Goo辞書(1)見たり聞いたりしたときに対象物が人間の心に与える感じ。(2)心に残っていること。

以上のように変化してきました。

以下余談で恐縮ですが、略語の方が通りが良くなっていて、正式語(?)だと、わからなくなってしまっている言葉があります。調べてみると面白いと思います。

例えば、魚雷(魚形水雷)、機雷(機械水雷)、空母(航空母艦)・・・なんだか好戦的な言葉ばっかり浮かんできました。
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この回答へのお礼

印象 (インゾウ) という言葉は初めて知りました。で、調べたら、現在の辞書はインショウ、インゾウ別立てで、それぞれの言葉を載せているんですね。
しかし、明治初期には、インゾウしかなく、後期には、インショウで、インゾウの意味と現在われわれが使う意味が包括されるようになった。そして、インショウの中からインゾウの意味は離れて、元にもどった。
……というか、インゾウという読みと意味自体が、あまり世間に浸透せず、「印象」という文字とインショウという意味との組み合わせが、圧倒的に人々に受け入れられたという感じすらします。インショウと読んで「印したる形跡」を表していたのは、読み方が変化してゆく過程での混乱期だったのかな、と。
これらの変化が、ここ百数十年の間に起こったわけですね。うーん、言葉って、難しい。面白い。
魚雷、機雷、空母も、元の言葉を知りませんでした。勉強になるなあ、教えてgoo。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/07/04 21:06

脱線ついでにもう一丁。


>「ズロース」は個人的にあまり耳にしませんね。80歳過ぎの母親も、その姉妹も、この言葉は使っていませんでした。

お父上の方がよく使っていらしゃったのかもしれません。
ゴルフで、アイアンショットが直接カップへ入ることを「ノーズロ」といいます。
普通はパットを2回または三回ほどするわけですが、パットなしで、直接ゴロンと入ってしまうわけです。何の抵抗もなしに。

「日本はスパイ天国だね。ノーズロもいいとこだ。」
これはゴルフ用語から来ています。

最近のゴルフ界では、「ノーズロ」は品が悪いということで「チップイン」と言っているようです。
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この回答へのお礼

これはこれは、私には「へえ~」の連続です。
ズロース関係で、こんな隠語(?)があったとは。
でも、女性の前で使わないようにしなくちゃ(^^)。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/07/04 16:49

朝っぱらから、品のない話で恐縮ですが。


【ズロース】と【シミーズ】
昔は、女性の下着といえば、形はどうであれ、こう呼ぶものと決まっていたように思います。
今、若い人にこんなことを言っても通じないか、下のような本式の洋風下着と思ってしまうんじゃないでしょうか。

Goo辞書↓
ズロース 2 [drawers]
股下(またした)が比較的長く、ゆったりした形の女性用下着。

シュミーズ 2 [(フランス) chemise]
袖なしで、胸から腰までをおおう、しめつけない形の婦人用肌着。
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この回答へのお礼

「ズロース」は個人的にあまり耳にしませんね。80歳過ぎの母親も、その姉妹も、この言葉は使っていませんでした。
「シミーズ」。私はなぜか、本義の「シュミーズ」のほうを先に覚えていて、下着のつもりで使っていた友達と話が食い違い、恥をかいたことがあります(笑)。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/07/04 13:07

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