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今授業でおくのほそ道の白河の関という章の勉強をしています。
その章は、芭蕉が白河の関の自然に触れ
かつてこの場世を訪れた古人が詠んだ和歌を詠むというもので
直接和歌が本文に出てくるわけではありません。
なので本文の訳は出来ても連想される歌の訳は分からないんです
本文の最後は、曾良の歌で締めくくられていて
その訳は直接本文に載っているので調べたらすぐにわかりました。
卯の花で連想される藤原李通の歌と
雪で連想される久我通光の歌の訳が分かりません。

どなたか知ってる方いたらヒントだけでもいいので教えてください。
わたしも明日また違う図書館に行って調べます。

A 回答 (4件)

 #1,3です。


 続報です。

 「現代語訳 学研版 日本の古典 15 奥の細道」には、

「卯(う)の花」は藤原季通(ふじわらのすえみち)の「見て過ぐる人しなければ(都では風雅の人が多いからこうではない)卯の花の咲ける垣根(かきね)や白河の関」。
「雪にも越ゆる」は久我通光(こがみちみつ)の「白河の関の秋とは聞きしかど(都で秋がよいぞと聞いていたけれど)初雪分くる山のべの道」

という記述がありました。

 まず、通光の歌は「趣があるのは」という解釈のようですね。

 季通の歌は、岩波新大系本の解釈とは異なり、「見で(見ないで)」ではなく「見て」と解していますね。
 田舎には風流を解する人がいないので、わざわざ卯の花に注目して「見て」通る人はいない、ということのようです。
 でも、「なければ」は、ク活用形容詞「なし」の已然形+接続助詞「ば」で確定条件を表すので、「人がいない『ので』」という意味になるから、「誰も見ない」ので「卯の花が咲いている」という因果関係がもうひとつはっきりしないように思います。
 私は国文学界の趨勢などというものとはまったく縁がないので、現在どんな解釈が通用しているのかはまったく分かりませんが、「日本の古典」は1979年刊の書物で、片やなんといっても岩波の「『新』古典文学大系」であるという点からも、「見で」に軍配をあげたい気がします。先生はどうおっしゃってましたか?

 ともかくも、早とちりせずに最初からそれなりの回答をしていれば、一回で課題発表が合格になったかもしれませんので、責任を感じております。本当に申し訳ありませんでした。発表のその後はどうなったのでしょうか、気になっておりますが、取り急ぎ、分かったことのご報告を致しました。。
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 #1です。


 どうもすみません。慌てて読んで、歌そのものを探していると早とちりしてしまっていました。訳をおさがしだったのですね。訳はネットでは見つけられませんでした。岩波大系本にも詳しくは載っていませんでしたね。

 季通の「見ですぐる人しなければ卯花の咲けるかきねやしらかはのせき」は、
「見ずに通り過ぎる人は誰もいないから、卯の花の咲いているこの垣根は人を止める白川の関なのだろうか」(岩波新古典文学大系『千載和歌集』)
となっています。
 ある垣根に卯の花が咲いていて、誰もがそれを目にとめて通るから、この垣根はちょうど、人の通行を止める関所のようなものだ、ということのようです。卯の花は白い花ですから、「不破の関」などの他の関所ではなく、白河の関にたとえられたようです。
 ちなみに、
 「見で」の「で」は「~ないで」という意味の打消の接続助詞
   「見て」と解して「見て通り過ぎる」とも取れますが、文脈に合わない。
 「人し」の「し」は意味を強める副助詞。
 「咲ける」の「る」は存続(~ている)の助動詞「り」の連体形
 「かきねや」の「や」は疑問の係助詞の文末用法(終助詞とする説も)
でいいと思います。
 
 通光の「しらかはのせきの秋とは聞きしかど初雪わくるやまのべの道」の方は、はっきりとした資料が手元にありませんが、
「白河の関の秋だと聞いていたけれども、(今、私が進んでいるのは)初雪をかき分けて行く山のふもとあたりの道である。」
ぐらいの意味になると思います。
 「白河の関の秋だと聞いていたけれども」というのは、「能因法師が白河の関を越えたというのは秋だと聞いているけれども」ということだろうかと思いますが、もっと一般的に「趣があるとされているのは白河の関の秋の様子だと聞いているけれども」と解釈すべきなのかも、と思ったりもします。
 「しか」は(直接体験の)過去の助動詞「き」の已然形。
 「ど」は逆接(~だけれども)の接続助詞。
 「わくる」はカ行下二段動詞「分(わ)く」の連体形。
   草などをかき分けて行く。道をひらいて進んでいく。
 
 もう少し調べて見て、何か分かったら改めて報告させていただきます。
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この回答へのお礼

お礼遅くなって
すみません!

課題発表終わりましたが
一部やり直しに
なりました↓↓

和歌の訳を書かなかったのが一番の理由でした(;_;)

丁寧に調べてくださって
ありがとうございます。
本当に感謝してます。

夫木抄は、書庫のものまで全部出してもらったんですが、久我通光の和歌はどうしても見つかりませんでした。

明日また発表なので参考にさせていただきます。

ありがとうございました!

お礼日時:2009/10/26 15:28

以下サイトの下の方に、引用歌が出ていますが、


参考になりますでしょうか?
http://www2.yamanashi-ken.ac.jp/~itoyo/basho/oku …
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この回答へのお礼

アクセスしてみました!
でもやっぱり訳までは出てきませんでした(;_;)

わざわざご親切にURLを載せてくださってありがとうございました!

お礼日時:2009/10/19 21:13

 こういう時は、yahoo! や google などの検索サイトで、



藤原季通 卯の花  (李白の「李」ではなく、季節の「季」です。)

とか、

久我通光 雪

とかで検索してみたら良いのです。(キーワードの間はスペースで区切ってください。全角でも半角でもOKです。)

 キーワードが使われている部分を引用した一覧がでるので、それらしいところをいくつか見ていくとすぐに見つかります。(私は見つけました。)

 白河の関の歌だと分かっているなら

 藤原季通 白河

とか、

 藤原季通 卯の花 白河

とかで検索してみるのも手です。(「白河の関」でもいいのですが、「白河を」や「白河に」と詠んでいる可能性もあるので、「白河」だけにする方がいいと思います。まず「白河の関」で検索してみて、だめだったら「の関」を削るというのが賢い方法かもしれません。)

 時間的にもうお出かけになられたかな。図書館で調べる方がいろいろな意味で勉強にになるとは思います。
 小学館の古典文学全集か岩波の古典文学大系か(いずれも旧版・新版がありますが)の「奥の細道」の該当部分をみればすぐわかりますね。
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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございます。

検索したり図書館行ったりしたんですが、やっぱりわかりませんでした(;_;)
わたしの探し方が悪かったのもあるんですけど...

検索のしかたとても勉強になりました!
漢字の間違えも教えてくださって
本当にありがとうございました(^^)

お礼日時:2009/10/19 21:10

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