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これから設計を行う建物について、免震構造を計画しているのですが、
施主より、告示ルートと大臣認定の比較を行い、その違いを説明するよう求められています。
両者のメリット・デメリットを挙げるとすれば、どのようなものでしょうか。
また、告示ルートと大臣認定では手数料はどの程度異なるのでしょうか。

施主は構造に対してある程度の知識はある方です。
また延べ床面積は10000m2弱程度です。

構造設計を始めたばかりなので、分かり易く説明していただけると幸いです。お手数おかけしますが、何卒宜しくお願いいたします。

A 回答 (1件)

告示免震の最大のメリットは審査期間が短いということでしょう。


大臣認定の場合は、評定委員会1.5ヶ月+大臣認定2.5ヶ月+確認申請1.0ヶ月で5ヶ月ほどかかりますが、告示免震は確認申請のみで2.5ヶ月ほどで下ります。
上記スケジュールは審査機関によっても微妙に変わってきますので、申請料と合わせ直接審査機関にお問い合わせください。

反面、告示免震のデメリットは告示による仕様規定が多いということで、結果的にコストアップや、敷地によっては告示ルート自体が使えない場合もあります。詳細は実際に告示をよく読んでいただきたいのですが、たとえば、液状化の可能性がある敷地では告示ルートは認められませんし、工学基盤に5度以上の傾きがある場合も認められません。
また、15m2に一箇所免震装置を設置しなければなりませんので、相当免震装置の台数が多くなることになります。

コスト差については実際に概算設計を行って比較検討してみてください。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなってしまい、誠に申し訳ございません。
わかり易いご説明をありがとうございます。

お礼日時:2010/01/12 23:59

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