殺人事件のニュース

「女子アナがタレント化したり、芸能ゴシップネタばかりやったり。最近のニュースなんて観ていられない！」
「妙な演出や偏見抜きで、淡々と事実を伝えるまともなニュース番組を作れ！」
……というような意見を、ネット上でも身の回りでもよく耳にします。

そこで「『まともなニュース』というと、どんなものになるのかな」と想像してみたところ、ふと一つの疑問が浮かびました。
・殺人事件のニュースを、ただ「事実」として受け取る事に、果たしてどれだけの意味があるのだろう？

政治関連や経済関連のニュースであれば、その「事実」を受け取る事には大いに意味があるでしょう。生活に関わりますしね。
ところが、殺人事件のニュースとなると、せいぜい「まあ、物騒な世の中ね」というような感想を抱くくらいじゃありませんか？
加害者の痛い卒業文集やら、被害者の立派な将来の夢やら、事件に直接関係ないことは報道しない「まともな」ニュースならなおさら、一つ一つの事件に対する（語弊がありますが）興味は湧きにくいでしょう。
逆に言えば、私達は「人が殺された事」よりも、「どんな人が、どうして殺した（された）か」に興味を持ちやすいのではないでしょうか？

長い長い前振りになりましたが、まとめると「あれ？殺人事件のニュースってまともなようで、実は野次馬根性をくすぐる、芸能ゴシップネタと大差ないものなんじゃね？」ということです。
自分なりに殺人事件を報道する理由を考えてみましたが、「人を殺すと全国に顔と名前を晒される」という犯罪抑止面での利点くらいしか思いつきませんでした。
そこで、教えてgoo!に知恵を借りようと思い立った次第です。
というわけで、「殺人事件をニュースにする事にはこんな意味があるぞ！」という意見、お待ちしてます！

No.1 回答者： blakman 回答日時： 2010/01/26 22:19

膨大な殺人事件のニュースを見ることで，視聴者は殺害方法に関する知識が得られます。

膨大な殺人事件のニュースを見ることで，視聴者はストレスの発散方法としてストレスの源を殺害するという解決策を見出します。

膨大な殺人事件のニュースを見ることで，視聴者は自分もやってみたいという好奇心を揺さぶられます。

膨大な殺人事件のニュースを見ることで，視聴者は被害者に対し「まぁかわいそうね」と心を傷める振りをして優越感に浸れます。

No.2 回答者： globef 回答日時： 2010/01/26 22:21

似たような質問が過去にあったので　参考までに・・・

http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3671263.html

　まぁ～情報の１つとして
人によって　何か役に立つ（意味がある）人もいるんじゃねぇ～

No.3 回答者： ucok 回答日時： 2010/01/26 22:55

まず大前提として私も「妙な演出や偏見抜きで、淡々と事実を伝えるまともなニュース番組を作れ！」と思っているので、ＮＨＫの１０分以内のニュースしか観ない／聴かないようにしています。

で、殺人事件のニュースは、めちゃめちゃ参考にしています。現場の立地条件や、事件の状況や背景を参考に、生活を見直し、注意しています。例えば、高速道路を車で走っている時には、道路のみならず、歩道橋の上にも目を向けて、誰かが歩道橋から人を放り投げても、誤ってひかないようにしていますし、自分の子供が殺人者にならないよう、育て方に注意したり、自分自身が人を殺さぬよう、心身の健康などに気を使ったりしています。

ワイドショーの類いは、できるだけ観ないようにしています。ああいうのは、犯人像や被害者像を、番組側が決めつけておいてから放送しますので、視聴者の偏見をあおります。私は、できるだけ、ニュース（いわゆる「ニュース番組」ではない）と新聞だけを頼るようにしていて、また報道内容についても、憶測で語られているのか、誰かの発表や発言に基づいているのかを注意深く聞くようにしています。

＞「人を殺すと全国に顔と名前を晒される」

ちなみに、それは誤解です。大きな事件や指名手配者を除き、たいていの殺人事件報道では、犯人の顔と実名はふせられていて、被害者のプライバシーばかりが暴露されます。

No.4 回答者： cucumber-y 回答日時： 2010/01/26 23:55

この手の話が出ると「女子アナがタレント化したり、芸能ゴシップネタばかりやったり。

最近のニュースなんて観ていられない！」側の方で、私よりも現在のニュース番組に詳しい方が多いことが、以前より不思議に感じていることですね。

見ていなければ「くだらない」と断じる論拠を失うはずなのですが・・・。

それはともかく、「事実だけを流すニュース」に限りませんが、誰もが気づいている点で、大っぴらにしないが間接的に警察の捜査に協力しているニュースも多くあります。

「事件後、現場から姿を消した○○さんの長男の車が○○県方面に向かっていたことがNシステムで確認されています。」
このような情報を流すと多くの場合、「○○さんの長男」は一定の条件を満たした地点で身柄を確保されています。

やっぱり、そう動いちゃうんだな。と言うより情報を公開されることによって、それ以外の選択肢はなくなるので・・・。
（これ以上、詳しく書かないほうがいいですね。）

上記のように早期事件解決のツールとして使われていることも、私を含める多くの方が気づいている上記以外の幾パターン＋αはあるでしょう。

抑止効果はむしろ、判決結果によって得られると私は思っています。
大人の思考を持つ者であれば、事実の羅列で知ることができるでしょう。
ただ、未成年者や一分の大人の中には少年法で2007年に改正された内容も未だ知らない方がいるため、事実だけの報道では不足を感じます。
（分かりやすいところで少年法を挙げましたが、容疑者、被疑者、被告、被告人の意味、無期懲役の現状等、大きな犯罪が起こって国民の注目を浴びる時に広めるべき、『事実以外の情報』も私はあると思っています。）

私はTVニュースは民放、NHKと可能な限りは見ています。

No.5 回答者： makita0va3 回答日時： 2010/01/27 10:38

気楽に、意見をお聞きください。

メディアとは、大衆受けする事が目的です。コメンテーターやら解説者の言うコメントもそうですが、ほとんどが大衆意見をオウム返しにしているにすぎません。

「そうだそうだ、こいつの言っている事がただしい」と、多くの人が言う意見が持てはやされます。

真実は、そうじゃありません。
バブル期に、バブルを指摘した人はいなかったでしょう。
みんなが、良しと思ったから、崩壊するまで、バブルは続いたのです。

環境破壊も、ダム建設も、みんなが良しとしたから、そうなるまで、ほっとかれたわけで、責任は大衆にありますが、大衆などという曖昧なものは、責任をとりません。

よって、受け取る側が自己防衛する以外にない。

情報は、自分なりに勉強し、自分でセレクトする必要がある。

悪い番組、良くない放送は、見ない。チャンネルを変えるなりして、自分でセレクトしなければなりません。

ＮＨＫの特集は、非情に的を得ていてよろしいですが、誰もそれを実行しないのは、なぜですか？

温暖化、少子高齢化、アメリカ米の脅威、普天間問題から談合など、昨日、今日、放送されたわけじゃないでしょうに、未だに解決されません。

談合、汚職、コネを、みなさんは使っていませんか？

多かれ、少なかれ、みんなやっていることでしょう。

政治と金を、綺麗にとか、みのもんたはいいますが、放送中にお土産を求めたり、おべっかを使ったり、すかしたりと、いろいろな技を使いますが、それらが大掛かりになったのが、談合、汚職、コネではないですか？

殺人事件に戻りますが、多いですね。未解決も多いし、みんなで監視社会を作らねばならないと思います。

５人組を復活させる事が必要であると感じます。
ご近所や、会社などで、チームを作り、責任をとりあうシステムです。
昔、言った世間様なる存在は、この５人組にありと、思っています。

他人に迷惑をかけないようにするには、こういったシステムも真剣に考える必要があると考えています。

例えば、給与の査定も、５人組みで行うようにする。
町内で、働かない人がいたら、その人の就職口なども、その組内で考えるわけです。

一人暮らしになった場合でも、家族中が悪くなっても、家の中までドカドカと進入してくる、５人組みがいたのなら、殺人事件も、虐待もできません。

日本の昔はそうだったのです。個人主義なる海外のシステムがいいとは限りません。

No.6 回答者： iyaa 回答日時： 2010/01/27 14:02

No.5の

makita0va3さん。

＞談合、汚職、コネを、みなさんは使っていませんか？
多かれ、少なかれ、みんなやっていることでしょう。


私は、談合、汚職、コネなどを、一切使っていません。

あなたはよく、「ここの人達は～だから、」と、
一緒くたに見下しすぎじゃないですか。
誤解もいいとこです。

何様ですか？
やめてください。

No.7 回答者： isozakinoi 回答日時： 2010/04/04 14:29

　ニュースというものは、ヒトが伝達する限り、

ヒトの主観が入ります。それは仕方の無いことです。
　いかにマスコミが声高に、ニュースの透明性、
客観性、を歌っても、ニュースの枠に限りがある
限り、不公平な報道は仕方の無いことです。
　ニュースは悲しいかな、慈善事業ではなく、
そこに報道各社の利益と、スポンサーの利益への
追求を求められます。
　殺人事件を報道するのは、殺人が確かにヒトとして、
社会人として、法律に抵触し、許されざる事だからで
す。
　それをまずは伝えなくてはならない。
　報道の意義とは国民にその問題を提起する、その問
題を議論する、その場所を国民に与える事です。
　今は法律によって殺人事件の被害者、そして悔しい
かな、加害者の人権も守られていますね。
　ではナゼ、面白おかしく、加害者のプライベートが
暴露されるのか？それはやはり、加害者はそうされても
オカシクナイ程の大罪を犯したのだ、という事の、
加害者のみならず、私たち第三者への警告なのです。
　加害者の何の珍しくも無いプライベート、それは
私たちのプライベートでもあるのです。加害者は
被害者のプライベートを犯し、殺したのです。
　「目には目を」ではありませんが。
　このような犯罪は、誰にでも犯しうる、《魔の
刻》が存在し、誰しも時に加害者、そして被害者
になりうる、という事なのです。
　年齢や、性別、生活環境、学歴はまったく関係
ないのです。
　年齢が若くても、女性であっても、高学歴であ
っても、億万長者であっても、外国籍でも、日本
国籍でも、関係ないのです。
　
誰しもが、犯罪者になりうる《魔の刻》を持て
余しているのです。

　現代は、そんな病んだ世の中なのだと、思います。　

　こういった報道は、その警鐘のような気もします。