プロが教えるわが家の防犯対策術!

先日、古いギター(レスポールタイプ)を入手しましたが、アンプに繋いで音を出してみたところ、ブーンという定常雑音とガリガリという時々雑音がします。
この雑音に対して、ギターに繋いでいるシールドのプラグやピックアップ等、電気系統関連の金属部分に手を触れると雑音が消えますが、どういう仕組みなのか、解消方法があるのかについてどなたか教えてくださるとありがたいです。

A 回答 (3件)

 自分でチェック/メンテナンスできる範囲の内容ということで、多少補足させていただきます。

(他のかたの御回答の内容と重複する部分が出てきてしまいますが、お許しください。)
 
 まず、他のかたの回答にもあるように、エレキギターというものは、ピックアップが周辺機器からの電磁波をキャッチしてしまうため、多かれ少なかれアンプからノイズ(ハムノイズ)音が出てしまうことになります。
 また、これについては、歪み系やコンプレッサー系等のエフェクターを使うと、ノイズ信号が増幅され、より大きなノイズ音がアンプから出てしまうことにもなりますので注意です。

 これを軽減するための対策として、エレキギターでは、人体アースという方式が伝統的にとられております。ギターの電気回路のアースライン(グラウンドライン)をブリッジに接続すると、ブリッジは金属である(⇒電気信号が流れる)弦に接続され、さらに弦は押弦した際に手で触ることになりますので、結果として、アースラインが人体を経由して床に接続されるという経路をたどることになります。
 これによって、ピックアップ等で拾ってしまったノイズレベルが大きく下がることになるわけですが、基本的には、弦を手で触った時に、アンプからのノイズ音が小さくなれば、このシステムは問題なく生きていることになります。(⇒通常のエレキギターでは、弦に触っていないと必ずノイズ音が出てしまうということです。ただし、これも他のかたが挙げられているように、前提として、周辺にあるノイズを多く発生する機器を遠ざける必要はあります。)

 ということで、現在、弦に触った場合にノイズはどのようになるでしょうか。これがokであれば、内部の配線の接続不良等に関しては、だいじょうぶということになるでしょう。

 弦に触ってもノイズが消えない場合は、内部のアースラインの不良が考えられます。しかし、御質問文中で書かれているように、ギターに繋いでいるシールドのプラグを触ってもノイズは小さくなるようですから、内部回路のアースの基本ラインに断線等は無いということになりそうです。
 よって、あとは、ブリッジへのアースラインの接続不良の可能性となります。通常は、ギター内部の回路用の穴の内側側面において、ブリッジの近くに空けられた穴にアースラインからの電線が差し込まれているはずです。(ボリュームの金属ケースにハンダ付けされているラインがアースラインです。)
 これが穴から抜けてしまっていたり(または抜けかけていたり)、途中で切れてしまっていたりしたら、それが原因と考えられますので、修理ということになります。


 次に、”時々出るガリノイズ”については、上記のハムノイズとはあまり関係なく、切り離して考えたほうが良いかと思います。一番怪しいのは、ギターの出力ジャックの接触部の汚れや劣化による接触不良ということになりますので、まずはジャック内部をクリーニングするべきです。(シールドのプラグ部を手で上下左右に動かしてみて、これでノイズが多く発生するようであれば間違いないでしょう。)

 クリーニングについては、市販の接点クリーナー(接点復活剤)を吹きかけて洗浄するのが通常の方法ですが、これが無ければ、アルコール(薬局等で売っている普通のものでokです)を綿棒につけて、接点を拭いてやってもかなり効果があります。(ジャックの差込口の内まわり(アースライン部)、および内部の金具部分の接点(信号ライン)を拭くことになります。また、接点クリーナーの場合でも、吹きかけた後に必ず綿棒で拭き取るようにするべきです。)

 これで通常はだいじょうぶかと思いますが、まだガリノイズが解消しない場合は、ジャックの接点表面のサビやメッキ等の劣化(磨り減り)による可能性があり、この場合はジャックを交換する必要があります。
 また、念のため、ボリュームのクリーニング(ボリューム裏の金属ケースの角の穴から中にクリーナーを吹き込んで、つまみを数回回すようにします)を行っておくのも良いでしょう。


 このようなことで、上記の内容をまとめて、自分で行えるチェック/メンテナンスの段取りを書けば、

(ハムノイズについての対応)
1.弦に触ってノイズが小さくなれば、内部配線には問題はない。

2.弦に触ってもノイズの音量が変わらなければ、アースラインがブリッジに接触しているかどうかをチェックする。

(ガリノイズについての対応)
1.ギターの出力ジャックの内部をまずはクリーニングしてみる。(同時にシールドのプラグや、アンプのジャックもクリーニングする)

2.これでもガリノイズが消えなければ、ジャックを交換する必要が出てくる。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
非常に具体的にご解説いただいて、自身でやってみようという気持ちになれました。できるならば自己解決が出来れば最高と思ってましたのでチャレンジをしてみることにいたします!

お礼日時:2004/09/28 22:05

ブーンという低周波の継続的なノイズは、おそらくハムノイズでしょう(ハムノイズは、アンプなどの電源が原因のノイズが主です)。

金属部に触れると雑音が消えると言う事は、おそらくギターの内部でアースがきちんと確保できていないのではないかと思います。 アースを確保すれば解消できるのではないでしょうか。
あと、基本的なところですが、ギターやアンプ、シールドケーブルの周辺に、蛍光灯やテレビ、パソコン関連機器など電磁波を強く出す機器を電源を付けて置いておくと、それがノイズの原因になることもあります。 ギターの周りにそういうものがある場合は、ギターやアンプなどをそれらから遠ざけるようにすると良いでしょう。 もしかしたら、それらが原因になっていると言うこともあるかもしれません。

ガリガリというノイズについては、接点不良が疑わしいと思います。 ギターやアンプのジャックの内部、あるいはシールドのプラグを洗浄することで、解決する事もあるかもしれませんので、まずはそれらを洗浄してみると良いと思います。
それでもノイズが出るようであれば、ギターのジャックの緩み、内部の配線の接点不良、シールドの断線、アンプの配線の不良などを疑ってみるのが良いと思います。

一度、メンテナンスに出してみてはいかがでしょう。 電気関連の作業に強ければ、ノイズ対策は自前でもできると思いますが、自前で対策する自信がなければ、メンテナンスを頼むのが一番無難だと思います。

参考になれば…
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この回答へのお礼

丁寧なご解説ありがとうございました。なにぶんにも古そうな代物ですので、とりあえずはウラのフタをあけてみて配線などの確認をしてみることにいたします。

お礼日時:2004/09/27 21:19

ウチの主人のレスポールもよくなってました。


仲間に「またかよぉ~」と言われ『接点復活剤』を愛用していました。
一時的に良くなるそうです。

参考URL:http://www.cleanboy.co.jp/product/spray/cs-102/
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この回答へのお礼

ありがとうございました。2つ目にアドバイスしてくださった方の2点目の方のことだと思います。
ちょっと分解などしてみて、キレイにしてみたいと思います。

お礼日時:2004/09/27 21:15

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