No.2ベストアンサー
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■ひかりの輪の現状
ひかりの輪は、2014年12月の団体発表では専従会員(出家)17名、非専従会員(在家)97名、
総計114名とされている。
これはひかりの輪発足当時の専従会員56名、非専従会員106名。
総計162名から年々減少していっている。
ただし、最近では「一般の方でも学べます。」と宣伝しており、実際に毎回上祐の講話会や聖地巡りに参加していながらも会員にはならない「信者」は多数存在していると思われ、その正確な実数は掴みきれない。
団体資産の状況は、2016年の団体発表では799万8844円としており、
これもまた発足当時の1637万2199円からはかなり減少している。
収入は講話会や勉強会、聖地巡りなどの団体イベントが主な収入源で、その他にも法具やテキストなどの物品販売、信者からの寄付などがある。
団体規模はオウム真理教の主流派であるアレフに比べて小さいが、公安審査委員会はアレフと同様にオウム真理教の後継団体とし、
(1)麻原が現在も教団の活動に影響力を有していること,
(2)地下鉄・松本両サリン事件に関与した者が現在も構成員であること,
(3)同事件当時に教団の役員であった者が現在も役員であること,
(4)麻原の説く殺人を勧める「綱領」を保持していること,
(5)組織として危険な体質を保持していること,
(6)閉鎖的かつ欺まん的な組織体質を維持していることなどを認定し、観察処分は今現在も継続されている。
■ひかりの輪の問題点
観察処分を外す為に作った団体で、麻原の手法を真似つつ上祐が麻原に取って変わることで、観察処分逃れを志向している。
反省、総括を全面的に打ち出すことで、オウム、アレフとは違うという印象を与え、社会融和を図っているかのように世間を欺いている。
アレフの場合と違ってオウムの後継団体という印象が弱く、SNSなどを使用した宣伝も巧みでオウムとは違うのだと若者などの取り込みを図っている。
分裂以前は麻原の権威と正大師という麻原に与えられた権力を利用して信者を集め、麻原の教えを残す為にアレフと離反した。
しかしながら、麻原の教材を使用している限りは観察処分は外れる事はないので、強引に教材破棄を進めていく。
その一方で社会融和を掲げて「広末プロジェクト」と呼ばれる、公安調査庁に協力姿勢を打ち出すが、
その実態は公安調査庁に都合の良い情報を流すことで情報操作を画策していく。
団体規制法の立入検査で見つかると都合の悪い書類や法具などは、立入検査が入らない在家信者に前もって預ける等の検査忌避を行っている。
これはアレフ時代から行われていることで、「予め預けておくことは違法ではない。」
と開き直る発言をいまだにしており、社会融和を進めて組織の透明性を高めていこうとする姿勢は全くなく、ますます欺瞞性を強めている。
また、前回の団体規制法、観察処分の更新の時期(2014年)にあわせて、
公安調査庁に対して名誉毀損訴訟、観察処分の取り消し訴訟等を提訴しており、「広末プロジェクト」からの方向転換をして公安調査庁を敵視する路線へと変更しているとともに、再びヨガを中心としたオウム的修行を取り入れており、信者のマインドコントロールを強化していこうという動きも見られる。
一方、上祐自身はプライドが著しく強くワンマンな性格なので、攻撃的にスタッフに対して侮辱を加え、暴力的に支配していく傾向がある。
自身に逆らう人間には長時間に及ぶ説教をして、相手が「はい」と言わない限り解放しない。
したがってスタッフの多くは議論を避けるようになり、上祐には逆らえない体制となっている。
また会員等参加者への支配としては、面談や占いなどで個人情報を引き出し、それを悪用しては、個人情報を他の会員に流したり、批判を加える人間に対しては脅しに使ったりとして恐怖的支配も行っている。
土日、祝日、長期休暇の際などは講話会や聖地巡りなどのイベントを行っているが、平日には行事が無く、一部のスタッフは働きにも出ているが、オウム時代にクンダリニーヨーガの成就者であった部長クラスはのんびりとしており、経行(キンヒン)修行と称して散歩したり、面談と称して喫茶店で時間を潰したりとダラダラと時間を潰していたりする。
■ひかりの輪の「オウム性」
公安はかつて「大黒天」の前の姿が、オウムで信仰していたシバ神であるということから「大黒天」を問題視していた。
またアレフ時代より上祐は「虹」を吉兆として重要視しており、それは「ひかりの輪」という名前の由来にもなっている。
修行方法もオウム時代から大きく変化している訳ではなく、シャクティーパットなどのイニシエーションはひかりの輪においても「金剛十字エンパワーメント」と呼び名を変えて形態などを変化させつつも、基本的に同様の効果をねらった修行もしていた。
ヨガや気功、瞑想、聖地巡礼などオウム時代からの修行体系を保持している。
ひかりの輪の組織は、オウムの位階制が色濃く残っていて、そのまま移行したと考えても良い。
上祐が代表になったのもオウム時代に「正大師」であったからであり、現在の副部長は広末を除き全員が「師」の位であった。広末は名目上は副部長ではあるが、実態は他の部長クラスからは軽くあしらわれる傾向にあり、前述のように広末もアルバイトをしている。
教義的には大きく変化させている部分も見受けられるが、オウムが事件を起こしたその大きな要因であったグル(上祐)への忠誠は維持されており、その体質は全くオウムとさほど変化していないと考えてよい。
よって、オウム時代と同様には批判者に対しては徹底的に好戦的な態度で接し、殊更に名誉毀損やプライバシーの侵害といっては恫喝している。
最近では再び公安調査庁に対しても敵意をむき出しにしており反社会性を帯びつつある。
一方で、都合よく利用できそうな有名人や宗教学者に近づき団体の宣伝に使用する手法もオウムと同じである。
今すぐにテロなどの無差別殺人を起こすとは考えられない反面、団体規制法の観察処分を受けながらも、欺瞞性や閉鎖性を温存していることを考えれば、観察処分が外れた場合には、より団体勢力を拡大させ、危険性が増すことは容易に推測できる。
■宗教ではないと自称
2012年頃より、ジャーナリストの田原総一郎氏と対談したことをきっかけに「宗教ではない」と自称し始める。
団体の主張によると「特定の神仏を絶対視しない」という理由づけではあるが、信者には「修行しましょう。」などと勧誘したりしているし、実際に修行の四本柱として、「教学、功徳、行法、聖地」を強調している。
また、「三悟心経」というお経も作成して読経も行っているし、オウムから続くヨーガや気功も主な修行の一つである。
「修行」を行う「思想哲学教室」とは前代未聞であり、実態は「宗教」であり、オウム真理教を踏襲している団体である。
http://stop-hikarinowa.com/archives/163
上祐さんについて感じる事
上祐さんは、よく自分の事を、麻原に騙されてた、マインドコントロールされていたみたいに表現しますが、わたしはそれは疑問があります。むしろ騙す側だったんじゃないかと思っています。
質問があったので、自分なりに整理して考えてみました。
でもわたしは専門家ではないただの主婦なので、間違った情報や考え方があるかもしれません。
その際はご指摘くださると嬉しいです。
1984年オウム真理教の前進団体「オウムの会」のち「オウム神仙の会」が出来ます。
麻原が「ムー」などのオカルト雑誌に露出します。最初は宗教というよりヨガ教室でした。
1986年、早稲田大学生だった上祐さんが入会します。
1987年、オウム真理教と改称され、宗教色の強い団体になります。
この時、古参のヨガ教室のノリで通っていた人たちはほとんど辞めました。
上祐さんは修行の熱心さや英語能力などを買われ、麻原の右腕となっていきます。
1988年に事故が起こり死体を隠蔽、1989年2月に教団内で殺人事件が起こります。
二つとも麻原の指示で行われました。
この二件には上祐さんは関与していません。
そして、1989年11月、坂本弁護士一家が失踪(5年越しで殺人事件と判明)します。
この時の状況証拠から、オウムがやったのではと言われますが、麻原の指示で上祐さんはスポークスマンとして、関与を否定する役目をこなします。
事件前、上祐さんは、教団を糾弾する役目をしていた坂本弁護士に、同じ教団幹部の青山、早川と弁護士事務所で面会し、喧嘩別れしたと言われています。
家出同然で出家する若い信者たちに、家族が心配し、その支援をしようとしたのが坂本弁護士でした。
坂本弁護士は、上祐さんたちの、宗教的な主張を否定し退け、家族と信者の関係を修復するよう指摘しました。
上祐さんたちはその話を麻原へそっくり話しました。
そこで、麻原は殺意を覚えたと考えられます。
坂本弁護士一家が失踪した時、上祐さんは実行犯ではありませんでしたが、他の幹部の様子を見て、事件を起こしたのではないかとほぼ確信していたようです。
しかし、教団を守るため、マスコミに嘘をつき続けました。
1993年、サリンを製造して日本中にまこうという計画が持ち上がり、サリンプラントの最初の建設責任者に上祐さんが任命されました。しかし、のちに村井秀夫に役目が引き継がれ、実際には製造していません。
また同年、亀戸のオウム道場で、異臭事件が起きます。
これは、麻原の指示で、上祐さんが責任者として、人を殺傷する目的で未完成の炭疽菌を噴霧しました。
No.7
- 回答日時:
webで見ると、次のようなことが書かれています。
詐欺(民法):他人を欺罔(ぎもう:人をあざむき、だますこと)して錯誤に陥れること。詐欺による意思表示は、その意思の形成過程に瑕疵があるため取り消し得るものとされる(民法第96条)。
詐欺(刑法):他人を欺罔し錯誤に陥れさせ、財物を交付させるか、または、財産上不法の利益を得ることによって成立する犯罪(刑法246条)。
詐欺罪(さぎざい):人を欺いて財物を交付させたり、財産上不法の利益を得たりする行為(例えば無銭飲食や無銭宿泊を行う、無賃乗車するなど、本来有償で受けるべき待遇やサービスを不法に受けること。また債務を不法に免れたりすること)、または他人にこれを得させる行為を内容とする犯罪のこと。
単純に読むと、化粧品や健康法の宣伝や勧誘、保険の勧誘、予備校や塾のPRは民法上の詐欺のようです。
寺院や神社の寄付要請、イベントやゲーセンで入場料等を取ること、パチンコ屋、宝くじ、株式投資や公社債の購入勧誘は詐欺や詐欺罪のように思えます。
詐欺師は詐欺を頻繁にやっている人ということなら、そして詐欺を他人を欺罔(ぎもう:人をあざむき、だますこと)して錯誤に陥れることとするなら、政治家や立候補して選挙で議員や市長などになる人は、詐欺師なのでしょう。
そう考えれば、宗教リーダや社会運動家は、詐欺師なので、ひかりの輪の上祐史浩も詐欺師となるでしょう。
幸福の科学という名を掲げてやっている人も、カソリックで献金を求める人も、詐欺師となってしまうと思います。
きらしやかさんは、どんなのを詐欺師と思いますか。
金品の受領とは関係なく、他人を欺罔して錯誤に陥れるという行為は、医師や教師、リーダや指導者、コーチなども頻繁にやっていて、錯誤させる能力の高さは大事なポイントになっています。
> いい宗教ですか?
きらしやかさんは目が覚めていますか、寝ぼけてますか。
【いい人】【いい宗教】【いい会社】【いい市長】【いい家】【いい車】ってどんなイメージだと思ってますか。
No.5
- 回答日時:
帰国してすぐに、上祐氏はオウムで3人目の正悟師となった。
間抜けな私は当時、まったく気づかなかったが、すでに上祐氏はヴァジラヤーナの道程に踏み込んでいたのだと思う。
だからこそ、<プルシャ>の記事を見ても堂々と揶揄できた。
また、フィアンセだったNさんがポアを望んだ時も、是非もなく肯定できたのだと思う。
そういえば、こんなエピソードがあった。あれは平成元年の春頃、私、早川(紀代秀)さん、上祐氏、G氏が図書館にいたときだった。麻原から、
「今から上祐とMが対立してディベート合戦をしろ。題は、輪廻生が存在するのを納得させる側とそれを否定する側に立って、やってみろ」と言われた。
しかし結局、討論はもつれてしまい、ディベート合戦とは呼べなかった。すると唐突に上祐氏が本音を語り出した。
「実は僕は、未だに尊師の全てを信じていません。本当に最終解脱の世界が存在するか分からないからです。しかしいままで体験した実体験は本物だった。尊師の言われたままのものでした。だからこそ、今、ここに居るのです。これからもまだ最終解脱というレベルに到達するまでは100%信用しないでしょう。でも現時点までの消えは疑うことはありません。まだ内面に不安や焦りが心のそこにあるかもしれませんね。」と。
聴きようによっては、麻原への反乱と思えるような告白ですが、上祐氏らしい本音と思いました。
彼はひとつひとつの事象を見つめ、確認し、納得しなければ前に進めない頑固な人なのでしょう。
また、彼はあるインタビューでこう答えていました。
「最初の1年ぐらいは現世と出家修行の間を心が行ったり来たりして、現世に戻ろうかな、と考えたこともあるし、2年目ぐらいになって修行で成功できるか分からないが、現世に戻っても、先が見えているなという感覚になって、4年目くらいで修行のある一定ので以下が出て。」
と告白している。4年目とはマハームドラーの成就の年です。
彼は平成元年11月ごとからすでにヴァジラヤーナを肯定する弟子のひとりだったのです。
そして、今、上祐氏は麻原を開祖と呼び、新たな教祖(長男)を祭り上げようとしている。
上祐氏は自分自身を<弥勒菩薩=仏陀の化身>だと信じている。パラノイアの疑いがあると言われても仕方がないように感じる。
95年、麻原逮捕の後、信徒でもない政治ジャーナリストに、上祐氏は<麻原を切る>とまで言い切った。
師弟関係が逆転することはあり得ないが、将来、上祐が教祖となった長男の手綱をさばく傀儡師となる可能性は十二分にあり得ることだと感じる。もちろん教義が変わらなければ、ヴァジラヤーナの封印もいつでも解かれる恐れが存在する。
また、2016年現在の宮前さんの手紙です。
上祐とひかりの輪を叩くために、愚生の名前を出してもかまいません。
(ひかりの輪はオウムと同じ偽装勧誘そのもの。上祐は未だに他人の自由意志や真の幸福も、心の平和とは何かを全く以て分かっていない)兎も角、どんどん、岡﨑、佐伯、宮前を利用して、ブログで公表すべきですね。
平成11年に書かれたとは思えないほど、今後の未来を予見しているように思います。何かのご参考になりましたら幸いです。
本日は以上です。
http://akaneyamada03.blogspot.com/2016/12/blog-p …
No.4
- 回答日時:
上祐氏は95年10月、破防法の発動を強くおそれ、「麻原を切る」とある政治ジャーナリストに漏らしていた。
「麻原を切り、オウムの名前をなくし、単なるサークルにする」とまで告白していたという。
その後、上祐氏は荒木広報副部長宛に獄中書簡でこう述べている。
「教祖・代表を辞した尊師には公の責任さえない。又、教団は現実、多様化していくと思う。今の長老部の長の正大師(3女)や新しい教祖の方が日々成長されておられるからだ」と。
要するに、麻原はすでにオウムの挙措・代表でないから教団の将来については公の責任さえない。と断言したのだ。今、信徒10名が麻原の私選弁護人を目標に司法試験に挑戦していると噂されている。
この意味合いについても上祐は、
「仮に尊師の私選弁護人が誕生しても、それは全く関係ないことである」
と無碍もなく言い捨てた。
上祐氏には、麻原をオウムの将来に不必要な存在として映っているのかもしれない。
麻原を捨て、新たな教祖を庇護する体制を虎視眈々と構築しつつあると見るべきかもしれない。
ちなみに、上祐氏はその書簡の中で、マスコミや世論の糾弾を「誤解だ」と言い切り、「尊師の予言であり未来予測のための貴重な示唆であって、すべての人々に対する重要な警告のメッセージであると考えている」と言っている。
だが、笑止千万、詭弁もここまで来ると児戯としか言えない。
昭和63年11月15日午後10時から開かれた大師会議の<オウムの方向性>の内容をご覧いただきたい。
この中で上祐氏は
「信者集めのプロパガンダとか国家転覆計画と結びついているという誤解と不安があるため、自分の考えているところを十分詳しく書くことによってそれを取り除きたいと思うからだ」
と息巻いている。彼は、自分でもわからずに欺瞞の弁を重ねている。
11年前から麻原はプロパガンダのためには何をどう為すべきか、と大師会議の場で独断場のごとくと滔々と述べていたのである。
それを知りつつ、よくもまあ、シラを切り、ヌケヌケと「誤解だ」と言えたものだ。
麻原やオウムに不信を抱きつつある純粋な荒木(浩)君に欺瞞と詭弁を重ねつつ、どうにか教団に引き留めようとしても、もはや遅いのではないか。観念するときが来た、と諦めるべきだ。
当時、「尊敬に値する法友」と心から賛辞した、私から一言。
上祐氏よ、麻原を捨てるなら、オウムの教義も捨てよ、そして詭弁をなくし、真実を語れ・・・と。
<上祐の危険度>
当時、上祐氏はポアを強く否定する弟子でした。
昭和63年11月17日深夜、名古屋支部営業のH君が自損事故に遭い、病院の集中治療室で生死をさまよっていた。その知らせを受け、麻原は富士のサティアンからH君の意識をコントロールしていた。脇待するIH、上祐に向かって「今意識を肉体に戻したぞ」と告げ、「確認してみろ」と言った。病院でH君を見守る弟子にその旨を知らせると、H君の意識が戻ったという返事があった。それから数時間、麻原は意識の出し入れを繰り返し、H君の将来を見据えた結果「ポアするしかないな」と判断し、ポアに至ったと言った。その直後、H君を見守っていた弟子から死亡の知らせが来た。
上祐氏はこの時、「どうしてポアしたんですか」と猛烈に抗議した。
麻原は「生きていても修行できないじゃないか。功徳が積めないならポアするしかないんだよ」と弁明した。
「それでもいいじゃないですか。いくらなんでもポアする必要はないでしょう。」と上祐は食ってかかった。憤りは納まらず、上祐氏はドアを勢い良く開け、走るようにして部屋を出ていったという。私は上祐氏が目を赤く腫らして麻原の部屋から出てくる場面に遭遇した。
私は入れ替わるように部屋に入った。
椅子に座っていた麻原は、話の途中だった。
「仕方なかったんだ。それが一番なんだよ」と繰り返していた。
最後に、ポアの決断を逡巡するかのような渋面な面持ちのまま、上祐氏の座っていた方に向いて、つぶやくように言っていた。
ことの経緯を知り、当時の私は、ポアされたH君よりも「グル」の判断に対して猛烈に非難した上祐氏の方に衝撃を受けた。当時の私はポアを信じていたからだ。今は違います。
以前から麻原の過激な発言や突飛な発想に対し、悉く意見(討論)していた上祐氏が、教団の行く末について憂慮する思いは感じていた。
ただ、「グル」と弟子との霊的な領域にまで鑑賞し、強く反発するとは、当時の私は夢にも思わなかった。
それからの麻原の上祐氏の印象は<決して、どんな理由があろうと、無理難題な麻原の指示・命令には従わない人>と意識していたように思う。
その後に起こった田口さん殺害事件や坂本さん一家事件に上祐氏は呼ばれることもなく関与していない。選挙出馬にも最後まで反対し続けた。
(※この後、宮前氏は選挙期間中にオウムを脱会し事件を隠したまま生活を営んでいた)
それから、のちの上祐氏はロシア渋のトップとして布教活動に尽力し、オウムの表看板(プロパガンダ)として活躍していたと仄聞する。
95年10月に上祐氏が逮捕された時も、まさか凶悪犯罪に関与するわけがないと信じていた。
だから、たとえ上祐氏がオウムに戻ったとしても、<まさか、ヴァジラヤーナを肯定し、発動するわけがない>と、安易に思っていたのです。
ところが、今年の春頃、オウムの信徒数が増え続けていることがわかりました。又、全国各地で住民とのトラブルが相次ぎ、ダミー会社の収益がオウム拠点作りの資金源となり、上祐氏の手記が荒木(浩)君を介してオウムのHPやマスコミで公表され、上祐復帰の不安情報が湧き上がってきました。その頃から、徐々に憂慮せざるを得なくなったのです。
新たな情報として上祐氏の一面を知ることとなり驚愕したのも、一つの原因でした。
それは、M君と井上(嘉浩)君の公判証言です。サリン量産計画の中で上祐は、
「7トンのプラントを造るんじゃないですか」
と言ったとか、炭疽菌の生成指示で、麻原が井上君に
「上祐にやらせるから、上祐の下で仕事しろ」
と言ったという内容です。
上祐氏はまさにヴァジラヤーナの先鋒に立って指揮する立場にあると思いました。
一体、いつから上祐氏はヴァジラヤーナを肯定したのか、私は悩みました。
そういえば、こんなことがあった。
平成元年11月15日の三面記事に、坂本(堤)さん宅の寝室に<プルシャ>(教団で霊的エネルギーが宿るとされているバッジ)が落ちていた、という写真が掲載された。その日、麻原と実行犯6人が図書室で密談していると、突然上祐氏が入ってきた。
「何ですか、これは『プルシャが落ちてた』といってこんなにデカデカと載ってるじゃないですか!」
と新聞を拡げ、右手でパンッ、パンッと叩きながら皆を蔑視するかのような嘲笑を投げかけて、言い切りました。
麻原は「もしかしたら在家信徒が殺ったとしても、おかしくはないなァー」と惚けていた。
上祐氏は間髪を入れず、
「どうせやるなら、こういうミスだけはやってほしくないですねェー」
と暗喩めいた皮肉を訴えた。
この時、私も早川(紀代秀=坂本弁護士事件の実行犯の一人)も、上祐氏は全く事情を知らないと思っていた。又、麻原の態度を見て、疑うことはなかった。
しかし、よくよく考えると上祐氏の言葉にはすでにポアを肯定していた節があった。
<どうせやるなら>とか<ミスだけはやってほしくない>という内容だ。
1年前(H君の事故のとき)の上祐氏ならば
「何ですか、これは、もしかしたら尊師が指示を出したんじゃないでしょうね?」
とか、
「オウムと関係あるんですか、本当のことを教えて下さい」
とか、
「オウムを潰す気ですか、こんなバカなことをやって・・・」
と怒声と共に烈火の如く怒り狂っていたにちがいない。しかし、この日上祐氏は、皮肉だけを述べ、あとは冷静になり<プルシャ>からオウム信徒につながる<犯人像>を否定する記者会見の弁明を考えていた。やはり、平成元年10月31日夜の報告の席で、上祐氏が坂本弁護士から言われた言葉が原因だったのだろうか?
当時、上祐氏は坂本弁護士との話し合いの後
「親が家に戻れ、といえば子供は戻らなければいけないんだ。そして私(上祐)にでさえ『そうだ、あなたも戻らなければいけないんだ』と言うんです。どう思いますか。」
と言っていつになく憤り、憤懣やるかたない勢いだったことを覚えています。
激怒した上祐の勢いに便乗して麻原は坂本さんのポア(殺害)を決断したのだろうか?
しかし、26日に中川(智正)君はすでに注射を用意していた。
当初の標的は坂本弁護士ではなく、(オウム真理教について批判的な記事を書いた)牧太郎氏だったと彼らの調書で知ったが、いつ坂本弁護士に決定したのか、未だに分からない。
事件後、世間の目を交わすためにトンズラ旅行をしていた。その旅行の終わりの頃にインド奥地のあるホテルで、Nさんが戒律をおかし、麻原に懺悔した。
「私をポアして下さい」
と言うNさんに対して、麻原は上祐氏を呼びNさんと話をさせた。
すると「本人が望んでいるなら、そうするしかないでしょう」と、いとも簡単にポアを肯定した。
私は、麻原から上祐氏がすんなりポアを肯定している、と聞いた時に、驚くと同時に<もう、彼は人間界のしがらみを超えてしまったのか>と無機的な侘しさを思った。
結局、Nさんは他の大師からの反対もあり、ポアはされなかった。
No.3
- 回答日時:
炭疽菌は製造に失敗していて毒素はありませんでした。
上祐さんは、1992年からロシア支部に派遣されていて、93年以降、ロシアでの布教に専念していました。
そして、1995年3月に地下鉄サリン事件が起き、坂本弁護士一家事件の時のように、教団を守るため、日本に戻りマスコミに嘘をつく広報部長をこなします。
このように、上祐さんと麻原は教団のごく初期から密接な関係にありました。
教団が宗教へと変貌し、マインドコントロールや洗脳の研究をして、信者を獲得してゆく際に、積極的に賛成し、アドバイスをし、教団のために働きました。
麻原は、上祐さんに、自分の息子のようだ、と声をかけたと言われています。
麻原は上祐さんをとても気に入り、ホーリーネームにもマイトレーヤという、未来仏を指す名前を与えました。麻原がいなくなっても、上祐さんが中心になって教団を広めてくれるだろう、という意味にもとれます。
また、1990年にオウムが衆議院選挙に出馬した時、上祐さんは麻原に直接、選挙なんて落ちるに決まってるじゃんというような苦言を呈したと言われています。
これは、そういうことが言い合える関係だったという事です。
普通の信者なら、麻原におそれをなして言えないか、麻原にめっちゃ嫌がられて厳しい修行に入れられたり、最悪ポアされます。
このように、上祐さんと麻原、教団の沿革を見てゆくと、上祐さんは「ただ騙された側」ではない事がわかります。
ご自分の著書にも書いていますが、麻原に信頼されていて、教団のためなら反社会的行動にも出るような、最初から教団に関与し、人を騙し、信者を獲得し、社会に嘘をついて教団を守る側だったのではないかと感じます。
それを、今になって、自分は騙されていたと証言するのはいささか違和感を抱きます。
また、サリンプラント製造、炭疽菌噴霧未遂は明らかに殺意があってやったので、立件されていませんが、明確な殺人未遂といえます。
上祐さんがご自分の過去について、騙されていたと偽称し、宗教色を隠し、新しい信者を獲得しようとするのはいささか疑問です。
まずは事実に基づいて総括し、謝罪し、自立して働いたお金で賠償をするべきではないでしょうか。
などと書いて、新規信者の獲得を阻止していたら、わたしもポアされてしまいそうです。
このごろ、ツイッターとかで散々誹謗中傷を受けていますが、その程度で済めばいいなと思っています。
でも、同世代やわたしより若い人たちが、事件を知らないからとうまいこと騙されて、利用されてしまうのは見ていられません。
ちなみに、オウムが人を騙すのは、麻原が説く密教の考え方に依ります。
教団の最高指導者=グル に付き従う事が絶対である、ということは、グルが人を騙せ、人を殺せ、など一見反社会的な指示を出したとしても、それは魂、宇宙的な世界からみたこの世の真理からすると正しい事になるので構わない、という考え方です。
わたしは宗教をやっていないので、このような考え方が正しいかどうか分かりません。
しかし、目の前の人を助けず、むしろ騙して心を傷つけたり、殺傷したりするのが真理だとは思えません。
仏教のいろいろな教えを読んでいると、自分の足元は自分で照らしなさい、
と、人に構う前に、まず自分で自分をちゃんとしましょう、人によって能力は違うので、自分が出来ることの精一杯の優しさで日々をこなしましょう、
という、日々の生活の素晴らしさ、自分と周囲への感謝の気持ちで溢れていて、
よく見た事もない宇宙とかそういうのの前にやることがあるのではないかと思えます。
http://akaneyamada03.blogspot.com/2016/02/blog-p …
岡﨑 一明(おかさき かずあき、1960年10月8日 - 2018年7月26日)
はオウム真理教元古参幹部。元死刑囚。ホーリーネームはマハー・アングリマーラ。
岡﨑の読みは「おかざき」ではなく、「おかさき」である。
教団が省庁制を採用する前に脱走したため、役職はなし。
出生時の姓は岡﨑。幼少期~オウム時代の姓は佐伯。逮捕時の姓は岡﨑。死刑執行当時の姓は宮前。
宮前一明さんによる上祐史浩氏批判
オウム真理教の初期の幹部をし、現在死刑囚として贖罪の日々を送っている宮前一明さんの手記(草稿・武田頼政記者とのやりとり)の一部です。平成11年頃書かれたものです。
草稿のため、読み辛い部分があることをご了承ください。
上祐史浩氏について書かれているところを抜粋して掲載します。
<上祐出所後の動向>
まずメディアを最大限に活用し、大々的な記者会見をおこなうだろう。
表面は幹部(当たり障りのない)の誰かを代表に見立て、謝罪表明と意味不明な補償プランを発表するでしょう。
その目的は、オウム信徒の救済である。決して社会に受け入れられるための社会復帰とは違う。
彼が被害者やご遺族の心痛を思いやり、思いを馳せることなどあり得ない。
謝罪・補償の本質はオウム空間の維持であり組織防衛的なものだ。そしてオウム法案への牽制と世の非難をかわすためだ。
多くのダミー会社を設立して教団の資金を分配し隠匿していきたシステムの延命を巧みに企てるためのパフォーマンスに過ぎないだろう。彼も他の幹部たちも、ご遺族や被害者への謝罪・補償が当然であることを全く分かっていない。だから今まで無視し続けて来たのだ。
謝罪・補償表明と引き替えに上祐はこう訴えるだろう。
「オウムの信徒たちを見守って下さい。罪のない、多くの弟子達にどうか優しく接して下さい。お願いします。」と。
謝罪・補償さえ済めばもう終りだ、と考えているだろう。
被害者、ご遺族の心の傷跡は一生消えないことを知る由もない。
真の苦しみとは修行ではなく、他人へ与えた苦しみの深さを知ることであり、罪の深さから逃れることなく退治し内省することではないだろうか。彼らにはオウムに入信する前の純粋な信仰心に戻っていただきたい。そう心から祈るばかりです。
<上祐氏の素顔>
饒舌で能動的な人。
周囲を鼓舞させ邁進するタイプ。しかし言葉で他を納得させたかに見えても心を動かす事まで出来ず、独走するため反感を買うこともしばしばある。
論破しても、相手を感銘(共感)させ賛同を得なければ徒労であることを未だに分からない人。
聴き役に徹することが出来ず、相手の真意がつかめないまま押し通すので齟齬を来すことがある。
用件以外の前置きや後付けもしない言動はオウムの体質そのものだが彼は自信家ゆえ、当初から無駄のない語り口だった。
その為、周囲に多くのストレスを与えていることに全く気づいていない。
男性幹部(大師)の中では真面目な修行者といえよう。性欲や食欲に惑わされない、そして情の薄い人。
でも、当時、私が尊敬した法友のひとりであったことは確かです。
麻原との個人的な霊的体験が多く、師弟関係の絆は深い。
しかし信徒や法友から特別な能力を認められるような噂は出なかった。
T以外で弟子の中では唯一、麻原に否定的な意見を述べ議論を挑む意固地な人。
「おらが大将」の気質は麻原と同郷の九州男児ゆえのものかも知れない。
<麻原との確執>
麻原はときどき入滅後(麻原の死後)のオウムを憂い、弟子同士の対立セクトを予言するかのように語っていた。
「私が死んだら、多分、マイトレーヤ(上祐)派とX派に分かれるだろうな。お前たちどちらの派閥に付くか?」
と言って、ひとりひとりに問いかけたことがあった。昭和63年秋ごろの会議の席上だった。
すでにこの頃から麻原は上祐氏をオウム分裂の萌芽と見ていた。
その後平成元年の夏、選挙(出馬)反対を最後まで訴えていたのは上祐氏、K氏、G氏だった。
結局、出馬と同時に参謀のひとりとして活躍したのは上祐氏だった。
その頃、ある会議中に麻原が突然、
「私は、マイトレーヤ如来なんだよな・・・」
とポツリと一言漏らした。間髪を入れず、その場にいた上祐氏が
「ええッ、じゃあ、私は一体何なんだろう?」と頭をかきながら笑った。
事故の存在を否定されたような麻原の一言に、困惑と皮肉を交えた苦笑いだったように思う。
上祐氏を無視した麻原の発言かも知れないが、上祐氏はそれ以上に「弥勒菩薩(マイトレーヤ)」の使命を強く意識していた証だと思われる。上祐氏は麻原氏を差し置いて己をマイトレーヤ菩薩(=仏陀の化身)だと自覚していたように思われた。
同じ頃、麻原が
「私が死んだらお前たち、どうする?」
とひとりずつ訊いたことがあった。
上祐氏は「3女(アーチャリー)を守護し、オウムの教義を守っていきます」と。
早川(紀代秀)さんは「どこかの山に篭って瞑想に耽るでしょう」と。
私は「オウムを広めます」と。
新実(智光)氏は「死ぬかもしれません。グルについていきます。」と言った。
最後に麻原が、
「多分、女性大師のほとんどが自殺するだろうな、そして男性大師は対立するだろう」と言った。
麻原はことあるごとに、上祐氏を引き合いに出して将来のオウムを案じていたことは確かだった。
平成元年冬ごろにオウムの体制を変える議題になった。その中で教義の強化部長の選任をするにあたり、麻原はこう述べた。
「(教義の強化部長には)マイトレーヤ(上祐氏)しかいないだろう。オウムの教義については、討論したら、多分、私の方が負けてしまうよ」と。
当時麻原は上祐氏をもはや、教義や理屈では説得不可能な弟子、と見ていたのかも知れない。
しかし、麻原が生きている限り師弟関係が逆転することはないだろうと思っていた。
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