
Kmは各基質-酵素につき一定の値なのですよね。ということはVmaxも一定だということですよね。でも前に実験をやったことがあるのですが、同じ基質-酵素の反応なのにVmaxが0.5の人もいれば0.8の人もいたりと一定とはいえないような結果でした。これは単なる実験上の誤差でしょうか。また、Km、Vmax値を導いたらその2点を基にミハエリスメンテンの曲線がかけますよね。それで、そのグラフにそれぞれの濃度の基質時の反応速度Voをプロットしていくとどうもミハエリスメンテンの曲線に重ならならず、結構ずれていたことを記憶しています。なぜ、そんなにずれたのでしょか...。教科書のミハエリスメンテンのところを見ていたら以前やった実験のことを思い出して気になったので質問させていただきました。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
酵素反応はpHや温度といった反応条件によっていくらでも変わります。
Kmが一定の値だと言ってもそれはある決まった条件でという前提があります。Vmaxが速いか遅いか?と言われてもこれはなんとも言えません。活性の表現自体も定義によって成り立っていますので。
またミハエリス・メンテンの曲線というのがいまいち何を指しておっしゃているのかわかりませんが、文の内容から基質濃度と反応速度との関係図のことでしょうか?これは単なる飽和曲線と呼ばれるもので、基質濃度の上昇に従って反応速度は上昇する、しかし、ある濃度以上になると一定になる、というものです。その一定になったところがVmaxであって、1/2Vmaxの基質濃度がKmです。これは先に書いたとおり。
この曲線をいろんな酵素濃度で試すと、その濃度に応じた曲線となり重なることはありません。但し、全て同じ条件でこの実験を行ったのならば、どの曲線を用いても1/2Vmaxの基質濃度、つまりKmは同じになるはずです。
URL参照ください。
参考URL:http://www.sc.fukuoka-u.ac.jp/~bc1/Biochem/bioch …
No.2
- 回答日時:
Kmはその酵素のある基質に対する決まった値ですが、Vmaxは酵素濃度によっていくらでも変わります。
普通に考えても全く同じ反応条件でも酵素の濃度を変化させると反応速度は変化するでしょ?ある一定の条件で基質濃度を増加させていくと反応速度は初めはその基質濃度に比例して増加する(一次反応)が、やがて増加率は鈍くなり、最後にはいくら基質の濃度を増やしても速度は一定になる、これがVmaxです。
Vmaxの1/2の速度を与えるときの基質濃度がKmに相当します。
ご質問では何の酵素を試されたのかはわかりませんが、「・・・の人もいれば」ということから酵素の濃度はその検体毎に違っていた可能性が大ですね。それなら当然Vmaxはそれぞれで違います。
この回答への補足
ちなみにVmax=0.5というのは速いほうですか?それとも一概には言えないのでしょうか。また、実際の様々な基質濃度に対するVoのプロットがミハエリスメンテンの曲線からずれて重ならないのはなぜだったのでしょうか...。
補足日時:2004/11/15 10:57お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
おすすめ情報